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【映画感想・レビュー】映画『悪のクロニクル』昇進を控えた敏腕刑事に突如起こった悲劇

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映画『悪のクロニクル』の作品情報

監督・脚本監督:ペク・ウナク
脚本:ペク・ウナク
出演者ソン・ヒョンジュ
マ・ドンソク
チェ・ダニエル
パク・ソジュン
ジャンルサスペンス、ドラマ
製作年2015年
製作国韓国
上映時間1時間42分
補足情報原題:악의 연대기
英題:The Chronicles of Evil

映画『悪のクロニクル』のあらすじ・内容

模範警官として大統領賞を受賞するほどの腕前の捜査一課課長のチェ(ソン・ヒョンジュ)。
同僚たちとの祝宴の帰り、タクシーの運転手にいきなり襲われたチェは、乱闘の末に謝って運転手を殺してしまう。
昇進に影響することを恐れ、指紋などの証拠を隠滅し、死体をそのままにその場を立ち去った。
翌日、チェが勤務する江南警察署の向かいの工事現場で、腹に包丁が刺さった状態でクレーンに首を吊るされた死体が発見される。
チェが現場に到着し死体の顔を確認するが、その死体の人物は、昨晩チェが殺してしまった男だったーーー。

映画『悪のクロニクル』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

昇進を控えた敏腕刑事に突如起こった悲劇


韓国映画で良くある、腐った警察とそいつらに復讐したある男の話。

いきなりタクシーで襲ってきた男を昇進を控えた敏腕刑事が殺してしまったことから始まり、自分の勤務先の向かいでその死体が発見されたりと、サスペンス要素はとても良かった。
ある男がやたらと事件に関わってくるから何か怪しいなという気はするけど、最後まで誰が犯人かはわからないようにうまく仕組まれているし、犯人がわかった後に「あの怪しい行動はそういうことだったのか!」と納得するのもスッキリしていていい。
事件の捜査が進むにつれて、謎が一つ解決したかと思えばまた新たな謎が増えたりと、最後まで視聴者を飽きさせない構成になっているのも、最後までハラハラできて良かったです。

ただ、あんなところに都合よく毒物の青酸カリが置いてあるものなのか?なぜそこに置いてあったのか?という疑問が残り、そこを無視してこの事件は成り立たないので、ちょっとそこは雑に感じた。
青酸カリの入れ物にあの男の指紋は残ってるだろうし、せめて容疑者に仕立て上げられた男が指紋を拭きとって証拠隠滅を図るとか、警察が自分を疑うように何か仕向けるとか、そういう演出とかシーンとかあっても良かったんじゃないかな。

あと、友達が彼に協力したのはなぜなのだろうか?
最後のシーンで幼少期の彼らが少し映っただけで、彼らの関係性もよくわからず協力した動機もわからないため、どんでん返しの展開を作るための無理矢理な演出に感じたのも残念だった。
一応、同性愛者ということだったから、2人は恋人、もしくは友達の一方的な恋愛感情により協力したのかもしれないけど、そうだとしてもその描写があまりにもなさすぎるため、やっぱり強引な感じがする。

さらに言えば、あの男は無実の人間を犯人に仕立て上げた警察を恨んでいたけど、そもそもは君が毒物を使って12人も殺したのが原因だからな!?ほぼ逆恨みに近いぞ!!という気持ちだった。
警察が何も知らない人間を目撃者に仕立て上げたりと、あの手この手で大きな事件の犯人を捕まえようと躍起になっていたのは確かだけど、状況的にどう考えても逮捕した人間が犯人だろうから、警察を強く非難できないのもあって、余計に警察に復讐していた男の行動に疑問が残る。

無実なのに逮捕された男も、警察に復讐した男も、無実の人間を犯人に仕立て上げた警察たちも、全員悪人かと言えばそうとは言い切れないのも少しモヤッとする感じだった。

サスペンス映画としては良く出来ていて面白い映画だったと思います。