スタジオジブリ映画作品の英語タイトル一覧 (24作品)

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今回は、スタジオジブリ映画作品の英語タイトルを一覧でご紹介します。

すべてを紹介すると少し長くなってしまうので、長編アニメーションのみに絞っています。

スタジオジブリ映画作品の英語タイトル一覧

日本語タイトル製作年英語タイトル直訳備考
風の谷のナウシカ1984年Nausicaä of The Valley of The Wind風の谷のナウシカNausicaä(ナウシカ)・of The Valley(谷の)of The Wind(風の)とそのままの訳です。
天空の城ラピュタ1986年Castle in the Sky天空の城「Sky(スカイ)」と聞くと“空”をイメージしますが、「天空」という意味もあります。
となりのトトロ1988年My Neighbor Totoro私の隣人トトロMy Neighbor(私の隣人)・Totoro(トトロ)とほぼそのままの訳です。
火垂るの墓1988年Grave of the Firefliesホタルの墓「Fireflies」が“ホタル”で「Grave」が“墓”なので、ほぼ直訳になります。
ただ、日本語タイトルは「ホタル」の“儚い命”と、焼夷弾や空襲の火の“戦火”をイメージさせる「火垂る」のダブルミーニングだと思うので、英語だとその微妙なニュアンスは伝わらない表現のように思います。
魔女の宅急便1989年Kiki’s Delivery Serviceキキの宅急便「Delivery Service」の意味が“宅急便”なのでほぼ直訳になります。
「魔女」を「キキ」と言い換えたのは、海外では魔女=ダークな存在に捕えられてしまうからなのかも知れません。
おもひでぽろぽろ1991年Only Yesterdayつい昨日の「Only Yesterday」をもう少し深掘りすると「まるで昨日のことのように鮮明に覚えている」という意味でしょうか。
「おもひで(思い出)」をシンプルに“メモリー”にしないのがセンスを感じます。
紅の豚1992年Porco Rossoポルコ・ロッソイタリア語で「Porco」が“豚”で「Rosso」がイタリア語で“赤”、「Porco Rosso」で“臆病者”や“豚野郎”という意味になり、主人公の名前そのものです。
平成狸合戦ぽんぽこ1994年Pom Pokoぽんぽこ「平成」という日本独自の元号だと海外では伝わらないと思ったのか、原題から一部取った「ぽんぽこ」というシンプルなタイトルになっています。
耳をすませば1995年Whisper Of The Heart心のささやき耳をすます→心の声(本心・本音)が聞こえてくる→心のささやきとなっているのかなと思います。
もののけ姫1997年Princess MononokeもののけひめPrincess(王女・姫)・Mononoke(もののけ)とほぼ直訳になります。
ホーホケキョとなりの山田くん1999年My Neighbors the Yamadai隣人の山田ウグイスの鳴き声の「ホーホケキョ」ですが、英語は日本語のように「擬声語」があまり豊かではなく、さらにハワイのウグイスは「ホーホピッ」と鳴くそうです。
海外の人にはあまり聞き馴染みのない音なのでタイトルに入れなかったのかも知れません。
千と千尋の神隠し2001年Spirited Away神隠し「be spirited away」の意味が“神隠しに遭う”なので、ほぼそのままの意味です。
「千と千尋」については、湯婆婆が「千尋」の名前の一部を取って「千」に変えたのですが英語で「sen and chihiro」だと本来は同一人物なのにまったく別の人間が存在しているように聞こえるので、名前はタイトルから除外したのかも知れません。
猫の恩返し2002年The Cat Returns猫が戻って来る恩返しは正確には「return the favor」ですが、「returns」で“報酬”や“収益”の意味があるため、ほぼそのままの訳となっています。
ハウルの動く城2004年Howl’s Moving Castleハウルの動く城Howl’s(ハウルの)Moving(動く)Castle(城)とタイトルのままです。
ゲド戦記2006年Tales From Earthseaアースシーの物語ゲド戦記は原作が海外のファンタジー小説で、そのタイトルは「アースシー(Earthsea)」と物語の舞台となる世界の名前です。
原作の「ゲド戦記外伝(ドラゴンフライ)」の原題が「Tales From Earthsea」と一緒です。
崖の上のポニョ2008年Ponyoポニョ当初は「Ponyo on the Cliff by the Sea」で直訳すると「海辺の崖の上のポニョ」になりますが、シンプルな「Ponyo(ポニョ)」に変更されました。
れに付け足してわかりやすくする傾向があります。
ディズニーの『カールじいさんの空飛ぶ家』の原題は「Up」だったりと、海外では比較的シンプルなタイトルを好むイメージがあるため、「Ponyo」になったのかも知れません。
借りぐらしのアリエッティ2010年Arriettyアリエッティ主人公の名前がそのままのタイトルになったパターンです。
海外映画や作品ではこのようなシンプルなタイトルがたまにありますが、日本ではそれに付け足してわかりやすくする傾向があります。
ちなみに、ディズニーの『カールじいさんの空飛ぶ家』の原題は「Up」です。
コクリコ坂から2011年From Up on Poppy Hillポッピー坂の上からヒロインの家が建つ坂の名前が「コクリコ」で、フランス語で「ヒゲナシ(ポピー)」で、「Hill(ヒル)」が“丘”や“坂”を表すので、ほぼそのままの訳です。
風立ちぬ2013年The Wind Rises風が上昇風立ちぬの「ぬ」は、現代の否定形ではなく、「立った」を表す古語で完了を表す助動詞なので、「風が立った」という意味になります。
かぐや姫の物語2013年The Tale of The Princess Kaguyaかぐや姫の物語The Tale(物語) of The Princess Kaguya(かぐや姫の)なので、そのままの訳です。
思い出のマーニー2014年When Marnie Was Thereマーニーがそこにいた頃直訳だと少しわかりづらいので、主人公のアンナがマーニーとの出会いと別れを経験して少しずつ変わっていく様子を「思い出」と表現した素敵な表現だなと感じます。
レッドタートル ある島の物語2016年The Red Turtleレッドタートル日本、フランス、ベルギーの3ヶ国による合作映画で、監督や脚本家に外国の方が多く携わっています。
日本ではシンプルなタイトルの映画には他の言葉を付け足す傾向があります。
劇場版 アーヤと魔女2020年Earwig and the Witchイヤーウィッグと魔女原作はイギリスの作家のファンタジー小説「Earwig and the Witch」で、タイトルと一緒です。
昆虫のハサミムシのような髪型をしている「アーヤ」という女の子が主人公で、本名が「イヤーウィッグ(Earwig)」です。
Earwigには名詞で昆虫の「ハサミムシ」という意味もあり、動詞で「盗み聞きをする、入れ知恵をする」という意味があります。
主人公の女の子は周りを思い通りに操る賢さを持っています。
君たちはどう生きるか2023年The Boy and the Heron 少年とサギ「The Boy」が少年で、「Heron」がサギという意味です。
物語には少年と青サギが出てくるので、主人公やメインキャラクターの名前がタイトルになっています。
タイトルが発表される前の暫定が日本題の直訳で「How Do You Live」になっていて、その方が意味が伝わるのになぜタイトルを変えたのか疑問です。
ちょっと自己啓発とか哲学っぽく聞こえるからでしょうか。

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