【映画感想・レビュー】映画『囚われた国家』地球外生命体に支配された国家を取り戻すべく奮闘するレジスタンスを描く

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映画『囚われた国家』の作品情報

監督ルパート・ワイアット
出演者ジョン・グッドマン
アシュトン・サンダース
ジョナサン・メジャース
ジャンルSF、スリラー
製作年2019年
製作国アメリカ
上映時間1時間49分
補足情報原題:Captive State

映画『囚われた国家』のあらすじ・内容

『マッチをすり、戦争を起こせ。抵抗する限りチャンスはある』 舞台はシカゴ、時代は地球外生命体(エイリアン)による侵略から9年後の2027年。
制圧されたアメリカ政府は“統治者”と呼ばれるエイリアンの監視下に置かれ、完全に支配されていた。
市民は体内にGPSを埋め込まれて管理され、ルールを違反したものには地球外追放されてしまう。
貧富の差はかつてないほど拡大し、町は荒廃。
そんな状況を打破するべく秘密裏に結成されたレジスタンス・グループは、市内スタジアムで開催される“統治者”による団結集会の場での爆弾テロを計画するのだが…

映画『囚われた国家』の感想・レビュー・評価

ただのペンギンさん🐧の感想・レビュー・評価&評価
総合評価
 (3.5)

ちょっと渋めで地味なSF・レジスタンス映画

レジスタンスVSエイリアンというよりは、レジスタンス (反政府組織のテロリスト)VSエイリアンに賛同する国家 (政府組織)みたいな構図である。

地球外生命体・エイリアンはちょくちょく出てくるものの、人間と宇宙人が激しい銃撃戦をやったり、殴り合いをしたりみたいな「とにかくドンパチやる!」みたいなタイプの映画ではない。

冒頭にエイリアンの侵略により世界中が抵抗を試み、やがて敗北し和平を結んでいくといったものが数分で説明され、特に侵略される様子を具体的に描かれるわけでもない。

異星人との対決を期待してしまうともう少し評価は低くなってしまうだろう。

周りに作戦がばれない様、ひっそりと作戦を遂行していく様は、じわじわと高揚感や緊張感がありとてもよかった。

宇宙人が侵略してきて戦争!という映画は良くあるが、その後の結果がどうなって生活はどうなったのかみたいな感じが描かれていて新鮮でなんだか妙にリアルだった。

ラストの終わり方は含みを持たせる感じ(といってもだいたいの想像はつくけど)で終わるので、その先を想像して楽しむか不完全燃焼で終わるかは視聴者の判断に委ねられそう。