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ここでは『漫画の秀逸な設定』について話していきたいと思います。
「この漫画の一部の設定がすごい!」まで範囲を広げるとちょっとキリがないので、“マンガ全体のシステム的な部分”に限定します。
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漫画の秀逸な設定を色々と集めてみた
パワーアップの理由
| タイトル | 理由 | |
|---|---|---|
| ワールドトリガー | 仮想戦闘モード | このの世界には人間が住む星と異星人が住む星が存在し、場所によってはトリオンと呼ばれる生命体エネルギーのようなものを武器などに変換して戦争が行われています。 異星人たちは敵と戦うときも訓練をするときもトリオンと呼ばれるエネルギーを消費し、それを回復させるためには食事や休息をする必要で、それにより無制限に戦い続けることはできないようになっています。 しかし、人間界では「仮想戦闘モード」と呼ばれる“VR世界で行う戦闘シミュレーター”のようなものが作られ、そこではトリオン(エネルギー)を消費することなく疑似戦闘を行うことができます。 これにより理論的には無限にノーリスクで戦い続けることできるので、日夜戦争に明け暮れているような強国と渡り合えるレベルの人材が豊富に存在します。 |
| ドラゴンボール | 精神と時の部屋 | 外の世界の360倍の速さで時間が流れる特殊な部屋が存在し、時間経過は外で1日経つと部屋の中では1年経っていることになります。 これにより「敵が襲って来るまであと2日しかない!」となっても、その間に2年分の修行をすることができます。 ただ、急激にパワーアップするシステムではなく、あくまで修業期間を伸ばせるだけなので強くなるには鍛錬が必要なのと、一人が生涯で使用できる時間が48時間と決まっていて無制限ではないため、ご都合主義感がないのもいいバランスです。 |
若いけど強い
| タイトル | 理由 | 詳細 |
|---|---|---|
| 僕のヒーローアカデミア | 個性の複雑化 | この世界には“個性”と呼ばれる能力のようなものが存在し、個性を持つ者同士から生まれた子供の個性はより複雑化し強くなる傾向にあります。 これによりメインキャラを若い層にして成長物語を描けるのと、昔の世代の大人たちは個性自体はシンプルだけど経験と訓練で強くなったたくましい姿を描くことができます。 |
| ワールドトリガー | トリオン器官 | この世界では人それぞれがトリオン器官というものを持ち、鍛えることはできるが成人するくらいまでしか成長させることができないため、若い頃から鍛える方がより早く強くなれます。 そして、主人公が住む世界でトリオン器官や「トリオン」という概念が発見されたのが比較的新しく、そこから防衛組織を設立して子供を集めて訓練しているため、メインのキャラは中学生~大学生くらいになります。 キャラ同士で上下関係は多少ありますが、全体的に部活の先輩・後輩のような柔らかい雰囲気なのも魅力の一つだと感じます。 |
敵に能力をペラペラ話す理由
| タイトル | 理由 | 詳細 |
|---|---|---|
| ハンターハンター | 制約と誓約 | 簡単に言えばデメリットとメリットのバランスが取れてるシステムで、能力を敵に開示する(手の内をバラす)という不利な行動をすることによって、自身の能力の底上げをすることができる。 これにより、「なんで手の内ベラベラ敵に喋っちゃうの?」という細かい疑問がなくなり、自然と能力の説明をすることができます。 |
| 呪術廻戦 | 術式開示(縛り) | ハンターハンターを参考にした感じもありやってることはだいたい一緒だけども、本作では「嘘の能力バラすことで相手のミスリードを誘う」みたいな展開が多くみえます。 さらに、縛りを戦いの中で結ぶこともでき、制約と誓約よりもカジュアルになって読者的にわかりやすいバトルマンガになっていた気がします。 ハンターハンターは強めの相性バトルで能力がバレるのは死に繋がるかなり致命的なことですが、呪術廻戦では能力が戦闘中にバレても“手の内がちょっとバレた”くらいの感じで、なんなら「戦いでどうせ能力がバレてるんだから、バレてる内容を自ら喋って能力を底上げしよう!」という使い方もできます。 「能力を底上げするために詳細をペラペラ喋ってる」と敵が思うその心理を逆手に取り、ブラフ(嘘)を混ぜることで相手を欺くこともできます。 |
技の名前を叫ぶ理由
| タイトル | 理由 | 詳細 |
|---|---|---|
| 金色のガッシュ | 技の発動条件 | 魔物が術を発動するためには、パートナーとなる人間が魔本に書かれた文字(呪文名)を読むのが絶対条件です。 これにより何度も技名を声に出しても全く違和感がないようになっています。 |
| 僕のヒーローアカデミア | 己の象徴 | これは241話のMt.レディの言葉を借りるのが手っ取り早いと思います。 「皆があなた達のこと知ってるワケじゃありません!必殺技は己の象徴!何が出来るのかは技で知ってもらうの。即時チームアップ、連携、敵犯罪への警鐘、命を委ねてもらう為の信頼。ヒーローが技名を叫ぶのには大きな意味がある。」 ただの“戦う者”ではなく、世界・国・市民を守る“ヒーロー”としての意味がわかり、ヒーローバトル漫画として100点の理由だと感じます。 |
力量差があっても勝てる理由
| タイトル | 理由 | 詳細 |
|---|---|---|
| 金色のガッシュ | 魔界への送還システム | 魔物は人間がいなければ術を発動することができず、また魔物は魔本が燃えたら魔界に送還システムです。 これにより弱い魔物が強い魔物と対峙した際、別に魔物を再起不能までしなくてもよく、ただ弱い人間が持ってる魔本を燃やせばいいので、違和感なくジャイアントキリングを起こすことができます。 |
| ワールドトリガー | トリオン体 | 人によってエネルギー量(トリオン量)に違いがあり、トリオンが高ければより威力のある攻撃・強度のある防御をすることができる。 しかし、トリオンで構成されるエネルギー体(トリオン体)の強度に個人差はないため、相手が強敵でも当たりさえすれば弱い攻撃でも致命傷になるので、工夫次第で力の差を埋めることもできます。 |
広い世界でなぜかすぐ出会える理由
| タイトル | 理由 | 詳細 |
|---|---|---|
| ジョジョの奇妙な冒険 | スタンド使いはなぜか惹かれ合う | なぜかわからないけどスタンド使い同士ひかれ合います。 理由なんかいりません。これはもう運命です。 |
| 金色のガッシュ | 魔物同士はなぜか惹かれ合う | 理由はわからないけど魔物がひかれ合うという設定です。理由なんて必要ありません。 世界中に魔物がいるという設定な上に、それぞれが王様になるためには逃げずに戦う必要があるため、こうでもしないと一生出会うことができず物語も終わらないですかね。 一応、魔物の存在を感知する能力に長けた魔物もいます。 |
一般人巻き込まない理由
| タイトル | 理由 | 詳細 |
|---|---|---|
| うえきの法則 | 一般人を攻撃すると「才」が減る | 戦いに参加する者は中学生で、固有の特殊能力を1つ与えられ、さらにそれぞれが「才」と呼ばれる“才能”を複数持っています。 同じ能力者を倒せば「才」が増え、一般人を攻撃すると「才」が減るため、能力者が一般人をむやみに戦いに巻き込むということができず、正々堂々の能力者バトルを見ることができます。 そこを逆手に取った演出もあったりと、すごくよく出来た設定だなと感じます。 |
敵が攻め込んでこない理由
| タイトル | 理由 | 詳細 |
|---|---|---|
| トリコ | 人間界とグルメ界のレベルの差 | 登場するグルメ食材・モンスターはレベルが高ければ高いほど強く・味もおいしいという設定です。 そして人間界の最高レベルが100で、危険な猛獣が生息しているグルメ界は最低でも100レベル以上の生き物がウジャウジャいます。 これによりグルメ界の猛獣がわざわざマズい食べ物しかない人間界に来る理由がなく、そのおかげである程度人間界の治安が担保されています。 |
別れの演出
| タイトル | 理由 | 詳細 |
|---|---|---|
| 金色のガッシュ!! | 魔界への送還システム | この漫画の基本的な勝利条件は相手を殺すことではなく、相手の魔本を燃やして魔界に送還させるのが目的のため、これにより魔物とパートナーとの永遠の別れを「死」以外の形で演出することができます。 死んでないとはいえ、人間界と魔界の行き来はほぼ不可能で今後お互いに会うことが出来ないため、悲しみは「死」と同じくらいのもので、感動や無念さもしっかりと描写することができます。 |
| ワールドトリガー | ベイルアウト | この世界ではトリオン体と呼ばれるエネルギー体に換装して戦い、本体の肉体はトリオン体の中に収納されます。 一般的には、戦いで敗れトリオン体が壊れたと同時にそこに生身の肉体が入れ替わりで出現し、最悪殺されてしまいます。 しかし、人間界では「ベイルアウト」と呼ばれる“脱出機能”が存在し、これによりトリオン体が壊れたと同時に自動的に基地(指定した座標)に飛ばされるため、戦いに負けても殺されることはほぼありません。 人によっては緊張感がないようにも見えますが、キャラの退場などの「死」以外の部分で物語の密度を面白くできる上に、死が日常にない分、逆に死の重みが増し、SFという世界観にもピッタリなすごく良くできたシステムだなと感じます。 |
キャラの多さ
| タイトル | 理由 | 詳細 |
|---|---|---|
| Fate | 英霊の正体 | ざっくり言うと英雄や偉人が死後、人々の信仰によって精霊になり、これを英霊という使い魔(サーヴァント)として現世に召喚することができるシステムです。 その人物をそのまま召喚するというよりは人々の想い・願いの集合体のようなものなので、容姿や性格が文献の内容と違ったりもしまったく文献がなくても問題ありません。 これにより、過去の人物を無限に使うことができネタに尽きません。 さらに、バトルのシステム的に英霊は全体で7人までしか召喚できないため、キャラの渋滞も防ぐことができます。 |
まとめ
以上が『漫画の秀逸な設定』でした!
この他にも、「この漫画のこの設定がすごい!」などがありましたら、ぜひコメント欄で教えていただけたら嬉しいです。

ただのペンギン
それじゃあ今日はこの辺で、またねっ!



