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うつ病の人やうつ病の症状で勘違いされがちなことを知りたい…
このような悩みを解決したいと思います!
今回は、『うつ病の人やうつ病の症状で勘違いされがちなこと』をご紹介します。
うつ病のことを調べていると、よくこんな感じの言葉を目にします。
- 「本当のうつ病は〇〇なんてできない!」
- 「それが出来るならうつ病ではない!」
- 「その程度の症状ならうつ病ではない!」
こういう言葉を目にすることで、うつ病の人は「これくらいでうつ病なんて、自分は甘えてるだけなんだ…」と感じてしまい、結果さらに落ち込んでしまうということがあると思います。
そういったことにならないよう、「うつ病だからと言って何もできないわけじゃないんだよ」ということを説明していきます。
この記事を読んでもらって、うつ病に対する偏見や誤解、勘違いなどが少しでもなくなればいいなと願っています。
- 「本当のうつ病は〇〇なんてできない!」と思っている人
- うつ病の症状や程度は人それぞれだと言うことがわかっていない人
- 「これが出来なかったらうつ病!これが出来ていたらうつ病じゃない!」みたいにうつ病に正解があると思っている人
うつ病の人やうつ病の症状で勘違いされがちなこと7選
ここからは、本題である『うつ病の人やうつ病の症状で勘違いされがちなこと』を紹介していきます。
- その①:一日中元気がない・寝たきりというわけではない
- その②:人前や外に出られるから元気というわけではない
- その③:ご飯が食べられないというわけではない
- その④:部屋が汚いというわけではない
- その⑤:絶対に風呂に入れないというわけではない
- その⑥:スマホやネット、ゲームをしているから元気というわけではない
- その⑦:寝られないというわけではない
これらについて詳しく解説していきます。
それでは、行きますよっ!
その①:一日中元気がない・寝たきりというわけではない
うつ病の人は、一日中元気がなくずっと暗い顔で部屋に引きこもって寝たきりみたいなイメージを持たれがちですが、別に一日中元気がないというわけではありません。
症状も体調の波も人によって違いますし、その日によっても微妙に変わってきます。
- 一日中動けず元気がない
- 朝~昼は体調が良くないが、夕方頃から元気になってくる
- 朝~昼は体調が良かったが、夕方頃から急激に元気がなくなってくる
- 一日中元気はないが、なんとか日常を過ごせるくらいに体力や気力はある
ざっくりと4つに分けましたが、僕一人が経験しただけでもこれくらい一日の体調に波がありました。
なので、たまたま元気がある瞬間を見たからと言って「そんなに元気ならもう治ってるじゃん!」とか「それが出来るくらいならもう大丈夫じゃん!」なんて思わないでください。
体調に関しては、その日にならないと本人にもわからないくらい、体調の波が激しいです。
その②:人前や外に出られるから元気というわけではない
他人からすると、うつ病の人が部屋や外に出たりすると「意外と元気じゃん!」みたいに感じることもあるかと思いますが、人前や外に出られるから元気というわけではありません。
なぜなら、症状が安定していたり、ちょっと元気になっている時に人に会っていることが多いからです。
うつ病じゃない人だって、元気じゃない自分の姿を家族や友達に見られたくないじゃないですか。
それはうつ病の人も一緒で、自分が元気じゃない時は、なるべく人前に出ることを避けようとします。
もし人前に出るときがあったら、笑顔でとまではいかなくとも、多少の元気な姿は見せるはずです。
なので、人前に出てくる=元気になっているというわけではありません。
うつ病の人って、人前や外に出られないと思われがちですが、必ずしもそうとは限らないんです。
その③:ご飯が食べられないというわけではない
うつ病って、「食欲がなくてご飯が食べられない」みたいな印象を持たれがちですが、必ずしもそうとは限りません。
食欲がなくてご飯が食べられない時もあれば、食欲がありすぎてご飯を食べ過ぎてしまうこともあります。
僕の場合は、それまでは4年以上体重が変わっていなかったのに、うつ病になってからは食欲が止まらなくて10キロ以上増えましたし、食欲がなさすぎて10キロ以上痩せた経験もあります。
なので、「ご飯が食べられるくらい元気ならうつ病じゃない!」というわけではないのです。
ご飯を食べてるけど食欲があるだけで、気持ち的に満たされているわけではないということもあります。ただ食欲が止まらないんです。
その④:部屋が汚いというわけではない
うつ病の人って、「部屋が散らかっている」とか「部屋がゴミだらけだ」みたいな印象を持たれがちですが、必ずしも部屋が汚いというわけではありません。
僕の経験ですが
- 一人暮らしの時→ゴミでいっぱいのゴミ袋は2~3個あったが、部屋にゴミが散乱していることはない
- 実家暮らしの時→そもそも外に出られないので買い物をしない、実家なので個人的な生活ゴミはあまり出ない、服を脱ぎ散らかしたりはしない
こんな感じです。
あと、うつ病になる前は人並みに掃除はする方だったので、うつ病になってもなんか、“ゾンビが生前の生活習慣をそのまま続ける”みたいな感覚で、いつも通り部屋は綺麗にしてました。
うつ病になる前よりは部屋にゴミが溜まっていたり、汚れが溜まっていたり、物が出しっぱなしになることはありますが、テレビで見るような「ゴミ屋敷!」ってほど汚れてはいませんでした。
うつ病の症状の重さや体調の波、うつ病になる前の生活習慣によっても変わってきます。
その⑤:絶対に風呂に入れないというわけではない
よく「うつ病は風呂に入れない!」と言われますが、入れる人もいれば入れない人もいます。
僕の場合は、うつ病になる前は1分もあればすぐに風呂場に行き、服を脱いでシャワーを浴びることができました。
しかし、うつ病になった後は、風呂場に向かうまででも最低30分以上、なんなら心の準備をしてから1~2時間経っているとかもよくありましたし、服を脱いで浴室に入ったはいいけど、風呂イスに座ったまま黙って30分過ごす、その後シャンプー・コンディショナー・ボディーソープを使う間に10分程度の小休憩を挟まないと次の行動ができませんでした。
それでも、比較的毎日シャワーは浴びることは出来ていて、風呂をサボるのは1日くらいが限界だった気がします。
それはきっと、うつ病になる前から毎日シャワーを浴びる習慣はついていましたし、当時はストレスで肌荒れもひどくなっていたので、風呂に入れない恐怖よりも、この汚いままで寝て余計に肌荒れするのは嫌だ…という一種の強迫観念のような感じがあったと思います。
なので、「風呂に入れるならうつ病ではない!」というわけではありませんし、逆に「風呂に入れないからと言ってうつ病とは限らない」とも言えます。
これも、うつ病の症状の重さや体調の波、うつ病になる前の衛生観念とかによっても変わってくると思います。
その⑥:スマホやネット、ゲームをしているから元気というわけではない
たまにネットで「うつ病なんだよね…」という書き込みに対し、「ネット出来てるのに?」とか「ネットはできるんだね」みたいな言葉をよく見ます。
ベッドに寝たきりだとしてもスマホをいじったり、ネットを見たりくらいはできますし、仕事や学校に行くよりは気楽に出来るので、ゲームも体調によってはできます。
ゲームをしてたとしても楽しいという気持ちはなく、ただただつらい気持ちを紛らわせるためにやっている場合が多く、元気があるというわけではありません。
なので、「ゲームをする暇や余裕があるくらいなら仕事や学校に行け!」という主張は間違っていて、仕事や学校に行けるほどの余裕はないけど、一日中沈んだ気持ちでいるのはつらいので、少しでもそれらを忘れる時間を必死に作ろうとしているのです。
寝たきりで何もしないよりも、つらい気持ちを忘れられる時間があるのはいいことなんですよ。
その⑦:寝られないというわけではない
うつ病の人って、「不安感や焦燥感などでずっと寝られない(不眠)」みたいなイメージがあると思いますが、逆に寝すぎてしまう“過眠”もあります。
過眠(必要以上に眠ること)だからと言って、体力や心が休まっているかはまた別の話です。
少なくとも、「睡眠時間を取れているのだからうつ病ではない!」とは言い切れないということです。
気を張りすぎて気絶するように眠っているだけで、「たくさん寝たぞ~~~!!!」なんてテンションではないのです。
まとめ:うつ病の人やうつ病の症状で勘違いされがちなこと7選まとめ
以上が『うつ病の人やうつ病の症状で勘違いされがちなこと7選』でした!
この記事を読んでくれた人が、「自分の症状はうつ病じゃないと思ってたけど、一度精神科に行ってみよう!」と思ってくれたり、「うつ病の症状って本当に人それぞれなんだな…」とうつ病のことを少しでも理解するきっかけになっていたら嬉しいです。
それじゃあ今日はこの辺で、またねっ!
- その①:一日中元気がない・寝たきりというわけではない
- その②:人前や外に出られるから元気というわけではない
- その③:ご飯が食べられないというわけではない
- その④:部屋が汚いというわけではない
- その⑤:絶対に風呂に入れないというわけではない
- その⑥:スマホやネット、ゲームをしているから元気というわけではない
- その⑦:寝られないというわけではない