いじめをなくすには“その先の未来”を想像させるのが大事だという話

いじめをなくすには“その先の未来”を想像させるのが大事だという話

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最近、「いじめは良くない」と教師が言っても無くならなかったイジメが特別授業で弁護士が話をしたらぴたりと無くなった話というTogetterのまとめを見ました。

まとめ元のツイートがこちらです。

そこで今日は、『人の心を動かすには“その先の未来”を想像させるのが大事だという話』という話をしたいと思います。

モノを売るには、“買った先の未来”を想像させることが大事

全体的にうろ覚えなのですが、なんかの番組か本で、「モノを売るのではなく体験を売る」みたいな言葉を聞いたことがあります。

デジカメのスペックの話をしても意味がない

例えば、お子さんの運動会向けにデジカメを欲しがっている人に対して「この商品は画素数が●●で~手振れ補正が効いてて~耐衝撃性能がすごくて~」みたいな単純なデジカメのスペックの話をされてもいまいちピンと来ません。

“買った先の未来”を想像させる

しかし、「画素数が●●で写真が綺麗に撮れるので、現像したときはもちろん、お子さんの写真を撮って家族でテレビの大画面に映して楽しむ際にも、ハッキリとした鮮明な画像を楽しめます」とか

「手振れ補正がすごく効いてるので、運動会などの人込みで誰かにぶつかったり、手が疲れてきて画面がグラついたとしても、問題なく綺麗な映像を撮ることができます」とか

「耐衝撃性能がすごくて2mの高さから落としても問題ないので、万が一お子さんがカメラをイジって落としたとしても、壊れることはありません」みたいな話をした方がお客さんは食いつくという話です。

目的は良いカメラを買うことではない

目的は良いカメラを買うことではなく、運動会で頑張る子供の姿をキレイに撮ることで、物を買うというのはあくまで手段です。

なので、ただデジカメのスペックの話をするよりも、“買った先の未来”を想像させるとお客さんは買ってくれるというわけですね。

いじめをなくすには、“いじめをした先の未来”を想像させることが大事

この考えいじめをなくすのにも有効だったんだと思います。

「いじめを良くない」と言われたところでいじめっ子には意味ない

「いじめは良くない」とか「いじめは人を傷つける行為だからダメ」と言われていじめるのをやめる子もいるかもしれませんが、そういった倫理観がないいじめっ子には意味がありません

「いじめは良くない」と言われてもいじめる側は、いじめて楽しい・メリットがあるのにいじめをやめる理由がないだろうし、「いじめは人を傷つける行為だからダメ」と言われてもいじめる側は何も傷つかないから関係ありません。

「自分がされて嫌なことを人にしてはいけない」なら、「自分はいじめられてもやり返すから嫌じゃない」とか「そもそも自分がいじめられるわけがない」と思っているなら、この考えも意味がありません。

“いじめをした先の未来”を想像させる

大人も子供も人は意外と損得勘定で動く生き物なので、「いじめの損害賠償は総額でいくらか」という話はいじめをなくすのに効果的だったんだと思います。

ツイートには書いていませんが、ただ「いじめは良くない!」と言うよりも、いじめをして損害賠償を払うことになるとどうなるのか「この先10年以上ずっとお小遣いがもらえなくなる」とか、「誕生日プレゼントが一生もらえなくなる」とか、「家賃が払えないのであなたの個室がない狭い家に引っ越さなければならない」みたいなお金や数値に例えて話をする方が、「あなたのいじめによってあなたがどのように苦しむのか」がわかりやすくて良かったのかなと思います。

まとめ:いじめをなくす一つの手段として試す価値はある

以上が『いじめをなくすには“その先の未来”を想像させるのが大事だという話』でした!

ツイート元に対して「データがない」とか「そんなでいじめがなくなるわけがない」という意見もありましたが、いじめをなくす一つの手段として試す価値はあるんじゃないかなと思いました。

ただのペンギン
ただのペンギン

それじゃあ今日はこの辺で、またねっ!

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