偶然見かけたモノクロの高齢者マークから“高齢者マークの在り方”について考える

偶然見かけたモノクロの高齢者マークから“高齢者マークの在り方”について考える

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今日、車を運転していると前を走っている車のリア(後方)部分に変なステッカーを見た。

高齢者マークのような気がするんだけど、イラストのフチが黒で中が真っ白

全体の色まではハッキリとは覚えていなかったけど、オレンジとか黄色の暖色系と緑系の色があったような記憶は残っていた。

形は四葉のクローバーを崩したようなデザインだったのも覚えていたから、色以外は知っている高齢者マークと一致していた。

けれど、ほとんど“色”がない。

すれ違いざまにチラっと運転手を見たら、白髪のおじいさんだった。

それなら、あれは高齢者マークだったんだろうなとは思ったけど、どうしても“色”がないのが気になった。

果たして、あれは高齢者マークだったのだろうか、それとも自分が知らない何かのマークなのだろうか、はたまたただのオシャレステッカーなのか・・・。

モノクロの高齢者マーク?

まずは、「モノクロの高齢者マークが存在しているのか?」を調べてみた。

仮に存在しているのなら、それを“付けている人”よりも“売っている方が悪い”と考える派だ。

ペン型の小型カメラなどは、悪い使い方をするやつが悪いと思っている(良い使い方はあまり思いつかないけど)。

しかし、モノクロの高齢者マークにいたっては、モノクロにする意味がない。

非情に視認性が悪く周りから高齢者だと認識される可能性が低くなるので、デメリットはあってもメリットは一個もない。

メリットがあるとすれば、高齢者マークだとわかりづらいからお年寄りのプライドが傷つかないことくらいだろうか。

とにかく、モノクロの高齢者マークなんてものが売っているのかを調べてることにした。

モノクロの高齢者マークが売っているのか調べてみた

とりあえず、モノクロの高齢者マークが売っているのか、Amazon、Yahooショッピング、楽天と調べてみた。

結論・・・売ってなかった。一個も売ってなかった。

なので、あのとき見たモノクロの高齢者マークは、日に焼けて色褪せてしまったか、ネット以外で売っている場所があるのか、もしくはおじいさんが色を削って違法改造したかの三択だろう。

モノクロの高齢者マークは売ってなかったけど…

たしかにモノクロの高齢者マークは売ってなかったけど、なんかオシャレ高齢者マークはいくつか売ってた。

こういった円形タイプのとか。

こういうのとか。

なんだよこれ、サッカーチームのエンブレムみたいなオシャレさは高齢者マークにいらないんだよと思いつつ、次は高齢者マークを付ける意味について考えてみた。

高齢者マークを付ける意味

高齢者マークを付ける意味って、初心者マークと同じように、周囲の走行車に「この車は高齢者が運転してますよ~」と知ってもらうことだと思ってる。

それにより、周りがいつも以上に車間距離を空けるとか、スピードが遅かったらさっさと追い越すとか、周りが配慮するようになるのがきっと一番の目的。

そうなると、初心者マークがモノクロだとわかりづらいのと一緒で、あの視認性が悪くパッと見では高齢者マークとわからないモノクロのやつは付けててもいいのだろうか?

何かしらの違反に引っ掛からないのか?

高齢者マークを付けないとどうなるのか?

高齢者マークを付ける意味を考えると、あのモノクロの高齢者マークはほぼほぼ違法なんじゃないのかと感じる。

それで、「高齢者マークを付けないとどうなるのか」について調べてみた。

すると、高齢者マークは義務ではなく“努力義務”なので、張らなくても特に法律上の罰則はないらしい。なんじゃそりゃ。

ちなみに、初心者マークは、反則金が4000~6000円で、行政処分点数は1点だそうな。

高齢者マークは何歳から付けるのか?

ついでに、高齢者マークはを何歳から付けた方がいいのか(努力義務だからこういう表現)調べてみた。

どうやら、75歳以上の運転者に付ける努力義務が発生するとのこと。

近年では、高齢ドライバーによる交通事故が騒がれていて、75歳なんて免許を返納しているか、免許返納のことを何年も前から考えていなければならない年齢だろうに、75歳からやっと高齢者として認識させるのかと、ちょっと呆れてしまう。

高齢者マークについての私見

高齢者マークのあれこれがわかってきたところで、ここからは、「高齢者マークについてのルールこうしたほうがいいよ!」という私見を述べたいと思う。

高齢者マークを付けるのは65歳から

現在の日本では、高齢者は一般的に65歳以上を指すので、これに合わせて高齢者マークを付ける年齢も65歳以上にするべき。

シルバー割引とかシニア割引も対象年齢が60歳以上とか65歳以上なんだから、そこら辺を統一した方がわかりやすいでしょ?

そうしたら、「シルバー割引が適用ってことは、自分ももう“高齢者なのか”、そうすると免許返納についても考えなければいけないな…」と感じてくれた御の字です。

高齢者マークは新デザインのシンプルなものを前後に2つ

高齢者マークは、新デザインのシンプルな物を前後に2ヶ所にしましょう。

こういうオシャレなのは、ぱっと見でわかりづらいし、貼る方も老いにより運転の能力が落ちているのを認めにくくなる可能性があるのでなしです。

前後2ヶ所に貼るのは、そうした方が単純に周りがわかりやすいからです。

もし1枚が日焼けで色が薄くなったり、剥がれ落ちたとしても、2枚あるので多少は安心です。

あと、マークが複数あるとわかりづらいので、涙の雫のような旧デザインのマークは完全廃止です。

初心者マークと同じく表示を義務にして罰則規定を設ける

そもそも、初心者マークは義務で罰則があるのに、高齢者マークは努力義務で罰則がないのはおかしな話です。

なんなら、初心者は運転を重ねたら初心者じゃなくなるのに対し、高齢者はずっと高齢者で、認知機能や運動能力は落ち続ける一方なので、高齢者マークこそ義務にするべきだと思います。

でも、罰金や違反点数を大きくしたら反発を買う可能性があるので、初心者マークと同じ罰則規定にするのがちょうどいいのかなって感じです。

まとめ:高齢者関係なく運転には気を付けよう

高齢者マークについて調べていると、思ったより知らないことがたくさんあったのと、自分の運転を見つめ直すきっかけになって良かったです。

一般的に年を重ねると運動能力や認知能力などは落ちますが、だからと言って若いから運転が大丈夫とは限りません。

なので、自戒の意味も込めて、みなさん運転には気を付けましょう!

ここからは余談です。

そう言えば最近、元ハリウッドのスーパースターが、自分の人気の衰えや老いから周りに強く当たるが、自分が昔育った町を巡ることで自分のことを見つめ直すみたいな映画を観ました。

年齢的にはそんなにハマらなかったのですが、60歳以上になったらもう一度観てみたいなと思える作品でした。

ただのペンギン
ただのペンギン

それじゃあ今日はこの辺で、またねっ!

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