この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
家族や恋人に「今日のご飯はなにがいい?」って聞いたときに「カレー“で”いいよ」みたいに
「〇〇“で”いいよ」って言われたことや言ったことはありませんか?
この「〇〇“で”いいよ」って言い方がなんだか
「気になる!」
「ムカつく!」
「腹立つ!」
「引っかかる」
と思いながらも、その理由がうまく説明できなくてモヤモヤするな~という方も多いと思います。
そんなモヤモヤを抱えている人たちに向けて
『なぜ「今日のご飯なにがいい?」に対して「〇〇“で”いいよ」という言い方が腹立つのか』
その理由についてちょっと言語化してみたいと思います。
こういう言い方をされてモヤモヤする人や、こういう言い方をする人が少しでも減りますように!
「〇〇“で”いいよ」という言い方が腹立つ理由は、上から目線で許可、妥協、我慢しているように聞こえるから
「〇〇“で”いいよ」という言い方が腹立つ理由は、上から目線で許可、妥協、我慢しているように聞こえるからです。
例えば、あなたが「今日のご飯なにがいい?」と聞いた時、
- 「カレー“が”いい」
- 「カレー“で”いい」
という言葉が返ってきたとします。
前者の「カレー“が”いい」は、「カレーが食べたい」「カレーを作って欲しい」といった、相手に“希望”を伝えたり”や相手に“お願い”しているように聞こえませんか?
一方、後者の「カレー“で”いい」は、なんだか「(他に食べたいものがあるんだけどなんか忙しそうだしから、簡単そうな)カレーでいいよ」みたいな、仕方がないけど我慢するみたいなニュアンスに聞こえます。
本来であれば、作ってもらう立場(依頼・お願いする側の人間)のはずが、「“で”いいよ」の言葉一つで、なぜか「(カレーが食べたい気分じゃないけど、簡単に作れる)カレー“で”いいよ」「(今日のご飯は)カレー“で”いいよ」みたいな、上から目線で“許可”、妥協、我慢しているように聞こえてしまうのです(消極的肯定とでもいいますか)。
違う例で見てみましょう。
例えば、あなたが「今日のご飯はイタリアンとフレンチにする?」と聞いた時、
- 「イタリアン“が”いい」
- 「フレンチ“で”いい」
という言葉が返ってきたとします。
前者の「イタリアン“が”いい」は、「イタリアンが食べたい」「イタリアンを作って欲しい」といった意味に捉えられます。
一方、後者の「フレンチ“で”いい」は、「(本当はイタリアンが食べたいけど、作るのめんどくさそうだから我慢して)フレンチ“で”いいよ」みたいに、我慢しているように聞こえませんか?
- 簡単な料理で我慢します
- あなたの負担にならない料理で我慢します
- 自分は食べたいものじゃないけど手間がかからなそうでなのでそれでいいです
といった感じで、上から目線で“許可”しているように聞こえるのが、「“で”いいよ」という言い方なのです。
もう一つ、別の例を見てみましょう。
あなたに子供がいるとして、子供の誕生日、子供をおもちゃ売り場に連れて行き「好きなもの買っていいよ」と言ったとします。
それに対して子供が
- 「(おもちゃを指差し)これ“が”いい」
- 「(おもちゃを指差し)これ“で”いい」
と言ってきた場合、2つの言い方はどのように聞こえましたか?
前者の「(おもちゃを指差し)これ“が”いい」の場合は、本当に欲しい物を選んでいるのに対し
後者「(おもちゃを指差し)これ“で”いい」の場合は、欲しいものは他にあるけど我慢してこれを選んだみたいに聞こえませんか?
このように、たった一文字で、印象が180度変わってしまうのは複数の例からもわかると思います。
「〇〇“で”いいよ」に腹立つかどうかは、相手との関係性にもよるのかも
「“で”いいよ」という言葉以外にも問題があると思っています。
それは、相手との関係性です。
おそらく「“で”いいよ」という言い方をされても、怒る人、怒らない人、感じ方は人それぞれです。
- 「“で”いいよ」という言い方は全く気にならない人
- 「“で”いいよ」という言い方は気になるけど、相手との関係が良好だから気にならない人
- 「“で”いいよ」という言い方は気にならないが、相手との仲が悪いため気になる人
- 「“で”いいよ」という言い方は気になるし、相手との仲が悪いため、めちゃくちゃ気になる人
こんな感じで、「そもそも言い方が全く気にならない人」もいれば、相手との関係性が悪かったり、相手の普段の態度や日頃の行い(家事をしない、育児もしない、人の話を聞かない、共働きなのに家事の負担が不公平など)に対して怒っている人もいるかと思います。
なので、「“で”いいよ」という言葉を使わないことも大事ですが、言葉の言い方や、日頃から相手と良好な関係に保っておくことも大事なのかもしれません。
「〇〇“で”いいよ」と返事しても良い場合もある
さすがに
- 「今日のご飯はカレー“で”いい?」
- 「今日のご飯は焼きそば“で”いい?」
- 「今日のご飯はそうめん“で”いい?」
こんな感じで、相手から先に「〇〇(料理名)“で”いい?」と聞かれた場合は、こちらも「〇〇(料理名)“で”いいよ」と答えるのは自然な会話なのでギリギリセーフだと思います。
ただ、できれば「カレーいいね!」「焼きそばいいね!」「そうめんいいね!」と返事した方が、相手は嫌な思いをしないですね!
相手の「〇〇“で”いいよ」という返事に腹立たないためにできること
こちらが料理を作る側だとして、相手の「〇〇“で”いいよ」に腹立たないためにできることがいくつかあります。
1つ目は「今日のご飯〇〇(料理名)“で”いいよね?」と先手を打つこと。
献立の主導権を握るとともに、作ってあげるんだから我慢しなよ?という圧を相手にかけるのが目的。
2つ目は「〇〇“で”いいよという言い方が好きではないからやめて」とハッキリ伝える方法。
なぜ言い方が好きではないかの理由は、この記事の初めの方に書いてありますので、それを見せるか、その通り説明してみてください。
嫌だからやめて欲しいと伝えても辞めない場合は、まあ、そういう相手だということです…。
まとめ:結局は相手への思いやりが大切
「〇〇“で”いい」なのか「〇〇“が”いい」なのか。
日本語って、たった1文字違うだけで聞こえる印象や意味やニュアンスが180度変わってしまいます。
相手に嫌な思いをさせないためにも、あなた自身が損をしないためにも、日頃から思いやりを持った言い方ができるよう、今日から気を付けていきましょう!(自戒も込めて)。
・「〇〇“で”いい」という言い方は、上から目線で許可、妥協、我慢しているように聞こえるので良くない
・「今日のご飯なにがいい?」と聞かれたら、「〇〇(料理名)“で”いい」ではなく「〇〇(料理名)“が”いい」と答える
・相手や自分のためにも、日頃から言葉遣いや言い方には気を付ける