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『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の作品情報
監督・脚本 | 監督:ダグ・リーマン 脚本:ダンテ・バスコ、クリストファー・マッカリー、ジョビー・ハロルド |
ジャンル | アクション、SF |
製作年 | 2014年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 1時間53分 |
補足情報 | 原題:Edge of Tomorrow 原作ライトノベル:桜坂洋『All You Need Is Kill』 |
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のあらすじ
今から5年前、突如として地球に現れた「ギタイ」と呼ばれるエイリアンにより、ヨーロッパ中が侵略され死者はすでに数百万以上にも膨れ上がっていた。
それに対抗するため、人類側は70ヶ国の力を合わせて「統合防衛軍」を結成、パワードスーツを着た兵士たちの活躍により、侵略から5年目にしてようやく人類側が初勝利を収めた。
そして、フランスを舞台に人類の歴史上最大規模の“殲滅作戦”が行われようとしていた。
突然、その作戦に参加することになってしまった米軍メディア担当のウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、戦場であっけなく命を落としてしまう。
しかし、その戦場で特殊な個体のギタイと接触したことで“タイムループ”の能力を手に入れ、死ぬたびに「出撃前日の朝」を繰り返すことになるーーー。
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のキャスト
- トム・クルーズ(ウィリアム・ケイジ)
- エミリー・ブラント(リタ・ヴラタスキ)
- ブレンダン・グリーソン(ブリガム将軍)
- ビル・パクストン(ファレウ曹長)
- ジョナス・アームストロング(スキナー)
- トニー・ウェイ(キンメル)
- キック・ガリー(グリフ)
- フランツ・ドラメー(フォード)
- ドラゴミール・ムルジッチ(クンツ)
- シャーロット・ライリー(ナンス)
- クララ・ハルボーゼン
- マリアンヌ・ジャン=バプティスト
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の感想・評価
死を繰り返しながら強くなる
突如として地球に現れた「ギタイ」と呼ばれるエイリアン、そいつらの殲滅作戦に参加した男が特殊な個体との接触により死ぬたびに同じ日を繰り返すタイムループの能力を手に入れ、死と経験を積み重ねながら敵の親玉を倒す手段を模索していく話。
原作は桜坂洋さんの同名ライトノベル『All You Need Is Kill』です。
いつもはカッコよくクールに描かれがちなトム・クルーズも、今回はメディア担当の戦闘経験のない軍人。
エイリアン殲滅作戦のPRを命じられて拒否したところ命令違反で逮捕、罰としていきなりエイリアン殲滅作戦の前線に送られるという超展開。
しかし、そこで偶然にも敵の特殊な個体の血を浴びたことで死ぬたびに同じ日を繰り返すタイムループの能力を手に入れ、何回も情けない姿を晒しながらもどんどんと強くたくましく成長していく姿に、いつものトム・クルーズの面影を感じて嬉しくなるし、時にユーモアがありコメディとしても良い感じ。
ここまでメチャクチャテンポがいいんだけど、いくら強くなっても一人の力ではどうしようもないし、このままだと戦場でドンパチするだけのワンパターンになりそうだなと思いきや、もう一人タイムループの経験者が現れ、今度は二人で協力しながら、親玉を殺すことに話が進みストーリーも面白くなってくる。
後半の展開はやや失速気味な感じはしたし画面が暗いのは気になったけど、前半のテンポの良さと戦争での迫力ある戦いのシーンとは打って変わってゆっくりとしたシリアスな展開になるので、違う魅力を楽しめる。
ロボットが出てきたりエイリアンとの戦争をするSF映画では、CGの予算の関係なのかわからないけどつまらないドラマパートが入ってくることが多いけど、この映画は訓練シーンもちゃんと迫力があって良かった。
戦場でのアクションシーンは、トム・クルーズ視点でも銃撃戦や肉弾戦の魅力があって面白いんだけど、戦場全体で見ても大規模戦闘でのCGが満載で迫力があり、これぞTHE・SFアクション映画って感じがするし、ラストの終わり方も素敵だった。