【映画感想・レビュー】映画『エンド・オブ・ウォッチ』死と隣り合わせのロス市警のリアルを描いたポリス・アクション

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映画『エンド・オブ・ウォッチ』の作品情報

監督・脚本監督:デヴィッド・エアー
脚本:デヴィッド・エアー
出演者ジェイク・ギレンホール
マイケル・ペーニャ
ナタリー・マルティネス
アナ・ケンドリック
デヴィッド・ハーバー
フランク・グリロ
アメリカ・フェレーラ
クリー・スローン
コディ・ホーン
ションドレラ・エイヴリー
エバートン・ローレンス
ジャンルアクション
製作年2012年
製作国アメリカ
上映時間1時間49分
補足情報原題:End of Watch

映画『エンド・オブ・ウォッチ』のあらすじ・内容

ロサンゼルスに位置する重犯罪多発地区サウス・セントラル。
この地区を担当する白人警官のブライアン・テイラー(ジェイク・ギレンホール)とメキシコ系警官のマイク・ザヴァラ(マイケル・ペーニャ)の警官コンビは、死と隣合わせの日常の中、トップクラスの犯罪検挙率を誇っていた。
ある日、捜索した一軒家で人身売買の現場を発見するが、それがメキシコの巨大麻薬カルテルの逆鱗に触れてしまい、二人は組織から命を狙われることになってしまうーーー。

映画『エンド・オブ・ウォッチ』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

死と隣り合わせのロス市警のリアルを描いたポリス・アクション


役者にボディカメラを取り付けたりハンディカメラを使用したPOV技法により、まるで自分がその場にいるかのような臨場感により、死と隣り合わせのロス市警のリアルを描いたポリス・アクション。
現場の映像を多く用いてドキュメンタリーっぽく撮った、リアル系の警察映画。

現場で銃撃戦を繰り広げたりするシーンや、パトロール中の雑談で盛り上がるシーンによる緊張と緩和によって、少しずつ警察の日常が体に染みついてくるような嫌な感覚が感じられる。

日本に住んでいると本当にこれが現実なのかと疑ってしまうくらい、サウス・セントラルでは犯罪が日常に溶け込み過ぎていて、こんないつ死ぬかわからない場所で警察業務なんてやりたくないと感じる。


だが、そんな危険な地域で警察業務を行う彼らがいなければ、いま以上に犯罪が野放しになってもっと危険な地域になり、それがアメリカ全土に拡がってしまえば文字通りの“無法地帯”になってしまう。

市民の安全や平和のために命がけで犯罪者と闘う彼らに敬意を表さずにはいられない。

原題で邦題でもある『End of Watch(エンド・オブ・ウォッチ)』は、アメリカの警察用語で勤務当番(Watch)が終わることを意味するのと、警察官の殉職を意味するスラングです。