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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の作品情報
監督・脚本 | 監督:クリストファー・マッカリー 脚本:クリストファー・マッカリー |
ジャンル | サスペンス、アクション |
製作年 | 2018年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 2時間27分 |
補足情報 | 原題:MISSION: IMPOSSIBLE -FALLOUT |
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のあらすじ
イーサンが“シンジケート”のボス、ソロモン・レーンを捕まえた2年後、その残党たちは「アポストル(神の使徒)」と名前を変えいまも活動を続けていた。
ある日、3つのプルトニウムを盗んだマフィアがそれをアポストルに売り渡すという情報を掴んだIMFは、アポストルのメンバーに成りすましたイーサン(トム・クルーズ)、ルーサー(ヴィング・レイムス)、ベンジー(サイモン・ペッグ)を現場へと派遣する。
ミッションは成功したかと思えたが、何者かの乱入によりルーサーが命の危機に陥り、彼を救う間にプルトニウムをすべて奪われてしまうーーー。
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のキャスト
- トム・クルーズ(イーサン・ハント)
- サイモン・ペッグ(ベンジー・ダン)
- ヴィング・レイムス(ルーサー・スティッケル)
- レベッカ・ファーガソン(イルサ・ファウスト)
- アレック・ボールドウィン(アラン・ハンリー)
- ミシェル・モナハン(ジュリア・ミード)
- ヘンリー・カヴィル(オーガスト・ウォーカー)
- ヴァネッサ・カービー(ホワイト・ウィドウ)
- ショーン・ハリス(ソロモン・レーン)
- アンジェラ・バセット(エリカ・スローン)
- シアン・ブルック
- ウェス・ベントリー
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の感想・ネタバレ・評価

盗まれたプルトニウムを奪還するためのミッションに挑む
トム・クルーズ主演の大人気映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの第六作目で、盗まれたプルトニウムを奪還するためのミッションに挑む話。
第一作目を見た人なら絶対にテンションが上がるセルフオマージュがあったけど、勘の悪い自分でも「もしかしてこれは…!?」と思いつつも演技を見ていると「やっぱり違うのかな?」と思ったけれど、結局最初に想定していた展開になって予想はしてたけれどあの演出は興奮しました。
このシリーズは肉弾戦がとても印象的で、序盤のトイレでの2VS1の激しい肉弾戦は迫力満点で文句なしの出来でしたし、それ以降も戦闘があるたびに肉弾戦が繰り広げられていて、銃撃戦のような弾丸が飛び交う激しい音なんかなくてもこんなにも面白い戦闘が描けるんもんなんだなと見惚れてしまいました。
バイクでのカーチェイスシーンはこのシリーズのお馴染みとなっていますが、今作では市街地で車の群れの中を高速で逆走しながら、次々と迫りくるパトカー・警察バイクから逃げるシーンはスピーディーでハラハラしますし、「あぁ~ダメだったか・・・」と思った数秒後には華麗に脱出を決めたりと最高です。
それと、終盤での激しいヘリチェイスはもう圧巻としか言いようがない迫力で、今作と言えばヘリチェイスと言ってもいいくらいのとても印象に残るシーンでした。
トム・クルーズが実際に2000時間を訓練し、自らヘリスタントに挑戦したというのだから驚きです。
物語の話では、ジェレミー・レナー演じるブラントがなぜか一回も出て来ず、さらに代わりに入って来たエージェントの男が話を盛り下げることばかりするしキャラもいまいち好きになれなかったり、前作の登場人物が出て来たまた核ミサイルだの世界を混沌に陥れるみたいな話をし出して、要所要所の演出はいいけれど全体を通してはちょっと退屈だなと思ってたあの時の自分を殴りたいです。
映画を観終わってみると新キャラはとても魅力的でしたし、今作はいままでイーサンが築き上げてきたものや、今まで行ってきた数々の過酷なミッションの集大成とも言える物語になっているので、前作の登場人物を使ってちゃんとこの話を描く必要がありましたね。
人情味を感じるというか感傷的になるシーンもあり、今までの作品ではそういう感情を抱くことはほとんどなかったので、これまでの作品で描かれてきた出来事がこの作品で一気に集約されたからこそ生まれて来た感情なのかなと思います。
あとは、自分でも何度騙されれば気が済むんだと思ってしまうくらい、今作でも巧みな演出に見事にやられました。
僕もミッションインポッシブルシリーズを5作品も見てきたので、ときどき「もしかしたら、こういう流れなのか?」と予想することができ、そして「やっぱり予想してた展開になった!この映画のパターンはなんとなくわかってきたぞ!」とドヤ顔してたのも束の間、次の瞬間には話が二転三転して結局気持ちいいくらいに騙されてしまいます。
他に良かったことと言えば、めちゃくちゃ真面目なシーンなのに急にコメディをやりだしたりと笑いの緩急がすごくて、何度も巻き戻して腹を抱えるくらい笑いました。お笑い的な面白いという意味でも、今作が一番です。
主演にトム・クルーズを据えてミッションインポッシブルを撮った人がMVPで、次のMVPはベンジー・ダン役にサイモン・ペッグを選び、そして彼を前線で戦わせる流れにした人です。
今作も今までと同じくらい面白くて、今までとは違う新たな魅力が生まれたりと最高の映画だったことには間違いないです。
ここでミッションインポッシブルシリーズが一区切りつき、ラストは前編・後編の二部作で描かれる『ミッション:インポッシブルデッドレコニング』のみとなり、シリーズが終わる寂しさがありつつも、物語のクライマックスをしっかり見届けたいと思います。