【感想・ネタバレ】映画『サイン』ミステリーサークルと次々と起こる怪異現象の正体【評価★4.0】

【感想・ネタバレ】映画『サイン』ミステリーサークルと次々と起こる怪異現象の正体【評価★4.0】

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『サイン』の作品情報

監督・脚本監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:M・ナイト・シャマラン
ジャンルサスペンス、SF
製作年2002年
製作国アメリカ
上映時間1時間47分
補足情報原題:Signs

『サイン』のあらすじ

アメリカ・ペンシルベニア州のフィラデルフィア郊外。
2人の幼い子供と弟のメリル(ホアキン・フェニックス)と一緒に暮らす元牧師グラハム(メル・ギブソン)は、ある出来事がきっかけで神への信仰を失い、いまは農家としてトウモロコシ畑を育てながらひっそりと暮らしていた。
そんなある日、畑の中に謎のミステリーサークルが突如として誕生、当初は近所にいるライオネル兄弟のイタズラだと思っていたが、その日は映画を観に行っていたことが判明する。
さらに、娘が「水が変な味がする」と言い出したり、飼い犬がいつもと違う行動をするようになったりと、奇妙な現象が立て続けに起こる。
さらに、ニュースでは世界各地に出現した謎のミステリーサークルについて連日報じられ、一家の周りだけではなく地球規模で何かが起きていることが発覚し・・・。

『サイン』のキャスト

  • メル・ギブソン(グラハム)
  • ホアキン・フェニックス(メリル)
  • ロリー・カルキン(モーガン)
  • アビゲイル・ブレスリン(ボー)
  • チェリー・ジョーンズ(パスキー)
  • M・ナイト・シャマラン(レイ)
  • パトリシア・カレンバー(コリーン)
  • テッド・サットン(カニンガム)
  • メリット・ウェヴァー(トレーシー)
  • ラニー・フラハーティ(ネイサン)

『サイン』の感想・ネタバレ・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

ミステリーサークルと次々と起こる怪異現象の正体


トウモロコシ畑にミステリーサークルが出現し、そこから次々と怪異が起こるSFサスペンス映画。

『シックス・センス』で有名なM・ナイト・シャマラン監督の作品で、穏やかな日常に突如として異変が発生し、得体の知れない恐怖が日常に侵食していく感じはとても引き込まれる。

夜中の内にいきなりトウモロコシ畑に現れたミステリー・サークル、近所のワルがイタズラしたのかと思いきや確認の電話をするが映画を観に行ってたと言う。

さらに、飼っている犬がおしっこを漏らしたり、与えられた水に対して激しく吠えたり、最終的には子供に襲い掛かるという事態が発生するがここまでは異常ではあるが現実で起こりそうなことばかり。

しかし、その夜に現れた何者かを追いかけるも、3メートル以上ある屋根の上にあっという間に上がった後、畑の中に消え去ってしまうという人外の存在が出てくる。

さらにニュースでは全国的にミステリーサークルが発生していることが発覚し、世界規模の異常事態なのか、はたまた世界的に示し合わせたイタズラなのかという話になってくる。

そこからは少しずつ街中で不安が拡がったり、ニュースでも次々と異変が報じられたり、日常でもさらに様々な出来事が起こったりと、徐々に世界や日常がおかしくなってくる演出がとにかく上手でした。

この映画はSFや宇宙人と言ったパニック現象を利用した家族愛の物語で、宇宙人の設定はあってないようなものです。

なので、宇宙人の見た目のチープさだったり、地球に来た目的がはっきりしないのは気にせずに、奇妙なことが次々と起こる不穏な雰囲気だけ楽しめたらいいのかなと思います。

あと、真面目で奇妙な物語の中に、たまに声に出して笑える瞬間があるのも良かった。

主人公が自分のトウモロコシ畑に異常に綺麗なミステリーサークルが作られていて、それを近所の悪ガキ兄弟にやられたかもしれないと警察に相談したときの返しの言葉が、日本語訳では「彼らはそんなに器用じゃないわ」となっていましたが、英語では「彼らはパンツの前部分を濡らさずにおしっこをできないわ(だからこんな器用なこともできない)」となっていたのは面白い。

あと、父親、幼い息子と娘、父親の弟の4人でミステリーサークルの謎に迫るニュースを見ていたとき、お兄ちゃんがニュースを保存しようとダビング用のテープを持ってたが、それは妹の大事にしてたバレエのテープだった。

だけどお兄ちゃんは「このニュースはとても大事だから録画しないといけないんだ」と諭すがそれも距離、たまらず父親が「別のテープを探しなさい」と言い、別のテープを探してきて「おじさん(父親の弟)のテープを使うよ」と言って映し出されたラベルに書かれていたのが“水着特集”だったのは面白過ぎた。

こういった感じで、シリアスな雰囲気で真面目なシーンに、唐突に笑える瞬間が入ってくるのもこの映画の魅力の一つです。

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