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本日、2022年1月12日に全国的に今年初とも言える大雪が降りましたね。
自宅や仕事で除雪作業をされた方、お疲れ様です。
僕の住んでいる北海道でも50cm以上降ったことで朝から除雪作業でクタクタです。
そんな中、大雪が降った時に起こる「除雪クレーム問題」。
いくつかの自治体のクレーム数を調べてみたのですが、500から多いところで約2,000件ものクレームがあるようです。
そこで、雪国在住経験30年以上の僕が、除雪にクレームを入れる人について語っていきたいと思います。
ド偏見もあるかもしれないので、この記事についてのクレームはやめてください!(笑)
除雪の苦情・クレーム例4つ
「除雪のクレームってどんなものがあるのか?」
ということについて、だいたい4つに分けて解説していきます。
クレーム例その①:「除雪が遅い!」系
そもそも、クレームを言う人の家の近くの除雪が遅い理由は、“優先順位が低い”からです。
夜にがっつり雪が降ったら、除雪作業員の方は深夜から早朝にかけて除雪車フル稼働で一生懸命除雪をしてくれてるんですよ。
交通障害をできるだけ回避するために大きい道路(幹線道路)から優先して除雪するので、市街地や田舎道は自然と除雪の優先順位が低くなります。
こういうクレームを言う人に一言。
「あなたが家を出る都合に合わせてあなたの家の前を除雪なんてできません。」
除雪車が通ってくれるまで大人しく待つか、自分で頑張って除雪しましょう。
クレーム例その②:「除雪が下手!」系
これは単純に“想像力が足りてない”系です。
あなたが思う下手な除雪をしてくれた人が、今日初めて除雪する新人かもしれないじゃないですか。
雪なんて毎日降ってるわけじゃないから頻繁に練習できるわけではないし、多少の練習はしたとしても、本番の除雪は初めてかもしれない。
例えベテランの人でも、1年ぶりの除雪で本領が発揮できていないだけかもしれない。
連日の除雪作業で疲労困憊かもしれない。
そういった想像力がない人がこういう文句を言うんですよ。
- 新人だろうが仕事は仕事だろ!
- 疲れていたら手を抜いてもいいのか!
- お金をもらってるならちゃんとやれ!
みたいなクレームをする人は心に余裕がなさすぎるので、ホットミルクでも飲んでゆっくり休んでください。
クレーム例その③:「除雪した雪のせいで家から出られない!」系
これは、「除雪車が通った後に家の前に雪の塊ができる問題」についてのクレームですね。
除雪車が通った後ってどうしても家の前の出入り口(間口)に雪の塊ができて家から出られないなんてことは当たり前にあります。
(家と言うか、正確には車が出せない程度ですけど)
除雪車は道路(車道)を除雪しているわけで、歩道まで除雪しているわけではないです。
ほとんどの人が、そのような雪の塊を自分自身で除雪しているわけです。
こういうクレームを言う人に一つ聞きたいのが
「あなたが車で通る道全部を自分で除雪する」のと、「自分の家の前だけを除雪する」のとではどっちがいいですか?
除雪車に文句を言う口を動かすくらいなら、さっさと体を動かしてその目障りな雪の塊をどかしましょう。
クレーム例その④:「除雪車の音がうるさい!」系
これは「除雪車の音による騒音トラブル」系の問題です。
- 除雪車自体が馬力があるため動く時の音が大きい
- バックする時は危険を知らせるため大きいアナウンス音が出る
- 除雪の時間帯が深夜から早朝にかけてが多い
こういった理由から「除雪車の音がうるさい!」と思う人が一部いるんだと思います。
1、2つ目の「除雪車が出す音がうるさい問題は」もうどうしようもないです。我慢してください。
3つ目の「除雪の時間帯問題」については、除雪自体が深夜から早朝にかけてやるんですけど、これは“朝の通勤・通学時間帯に間に合わせるため”なんですよね。
みなさんがぐっすり気持ちよく寝ている中、業者の方はは必死に除雪作業をしてくれてるんですよ。
自分の睡眠をちょっと邪魔されたくらいで文句を言う、おちょこみたいな器の小ささには呆れてしまいます。
毎年、深夜に除雪車の音が聞こえるなんてのはわかりきってるんですから、事前に耳栓を用意するとか自分で対策してください。
除雪にクレームを入れる人間の特徴2つ
除雪にクレームを入れる人間の特徴について書いていきます。
特徴その①:自分のことしか考えていない「自己中タイプ」
「自分の家の前さえ綺麗であればそれでいい」と考える“自己中タイプ”です。
特徴その②:とりあえず日頃の鬱憤を晴らしたい「やつ当たりタイプ」
こういう人は常に余裕がなく、誰かに文句を言うこととでストレスを発散する“やつ当たりタイプ”です。
除雪に苦情・クレームを入れるデメリット2つ
クレームを入れる人に言いたいのは、「あなたのクレームのせいで今後の除雪作業に影響が出てしまいますよ」という話です。
デメリット①:他の業務に遅れが出る
市役所にクレームを入れるにしても市に委託された除雪業者に連絡するにしても、どちらも除雪だけをしているわけではありません。
しょうもないクレーム対応に追われることで他の業務に支障が出て、結果として社会全体に悪い影響が出てしまいます。
そう、あなたのクレーム一つのせいで。
デメリット②:人手不足がさらに加速する可能性がある
他の仕事と同じように除雪作業も人手不足です。
さらに、冬限定の仕事とはいえ機械はずっと維持・整備していかなくてはならないため、機械の維持・管理費がかかります。
下記の参考記事によれば、『除雪作業に実態調査を行った結果、回答企業の半数以上が「利益がでない」「赤字」と回答している』ということがわかりました。
参考記事:東洋経済ONLINE 儲からない、人手不足…除雪担う業者の悲哀
じゃあ、「残りの半数程の業者は潤っているか?」ということはわかりませんが、通年を通して機械を維持・管理し冬の期間だけ仕事をするということを考えると、これだけで儲けてウハウハなんてことは少なそうです。
クレームによって現場の作業員やオペレーターが疲弊したことが原因で辞めてしまい、ベテランがどんどん減り新人の割合が増えることで、ますます除雪作業に影響が出てきます。
逆に大したことないクレームさえ言わなければ、余計に疲れることもなく除雪作業に集中できます。
除雪にクレームを入れた方がいい場合もある?
散々、除雪にクレームを入れる人に対してのクレームを言ってきましたが、自分の敷地内の駐車場(雪を捨てやすそうな場所)に雪が捨てられていた場合は、クレームを言ってもいいと思います。
「別にそこのスペースは使ってないし、除雪した雪を置いて行っても構わないよ」と言う人はいいですが
- たまたま車がなかっただけで、後日車を止める必要がある
- 雪山が崩れてきて家の前に雪崩れ込んでくる可能性があって危険
- そもそも、敷地内に雪を置かれるのが不愉快
などの理由があると思うので、このような場合は担当の市役所窓口や除雪業者に連絡する必要があります。
あなたの敷地に雪を置いたのがわざとなのか間違って置いてしまったのかはわかりませんが、必要であれば「自分が住んでいる地域名 除雪 クレーム」などと検索すれば連絡先が出てきますので、問い合わせてみましょう。
まとめ:除雪にクレーム入れるくらいならムキムキマッチョになってがつがつ自分で除雪しましょう!
除雪にクレームを入れる理由なんて「私有地を除雪の雪捨て場にされた!」くらいしかないんですよ。
クレームを入れるためにわざわざ連絡先を調べて、電話をかけて、長々と文句を言うくらいなら、さっさと自分で除雪しちゃいましょう。
除雪作業は体力を使うので身体の健康にも心の健康にもいいもんですよ!
今日はこの辺で、またねっ!
- クレームを言うことで最後は自分の首を絞めることになる
- 除雪にクレームを入れる人間は“自己中”&“八つ当たり”する性格
- 私有地を除雪の雪捨て場にされて嫌な場合は迷わず連絡しましょう