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『スパイ・ゲーム』の作品情報
監督・脚本 | 監督:トニー・スコット 脚本:マイケル・フロスト・ベックナー/デヴィッド・アラタ |
ジャンル | アクション、ドラマ |
製作年 | 2001年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 2時間7分 |
補足情報 | 原題:Spy Game |
『スパイ・ゲーム』のあらすじ
今日で華々しいキャリアの最後を迎えようとしているCIA工作官のネイサン・ミュラーだったが、中国で愛弟子であるCIAエージェントのビショップがスパイ容疑で逮捕されたことを知る。
本来であればビショップは米中通商会談の盗聴作戦に参加する予定だったが、何者かを救出しようと独断で中国の蘇州刑務所に侵入したのだった。
ネイサンは助ける方法がないか必死で模索するが、日米の親密化を優先するアメリカ政府側はビショップを見殺しにしようとするーーー。
『スパイ・ゲーム』のキャスト
- ロバート・レッドフォード(ネイサン・ミュアー)
- ブラッド・ピット(トム・ビショップ)
- キャサリン・マコーマック(エリザベス=ハドレー)
- スティーヴン・ディレイン(チャールズ・ハーカー)
- ラリー・ブリッグマン(トロイ・フォルジャー)
- マリアンヌ・ジャン=バプティスト(グラディス・ジェニップ)
- マシュー・マーシュ(ウィリアム・バイアーズ)
- トッド・ボイス(ロバート・エイケン)
- オミッド・ジャリリ(ドルメ)
- シャーロット・ランプリング(アン・キャスカート)
- ガーリック・ハゴン(サイ・ウィルソン)
『スパイ・ゲーム』の感想・ネタバレ

静かな緊張感が漂う良質なスパイ映画
引退の日を迎えたCIA工作官が、中国にスパイ容疑で囚われた愛弟子のCIAエージェントを救うため奔走する話。
米中関係の親密化を優先するためスパイ容疑で囚われた自国のCIAエージェント・ビショップを見殺しにしようとするアメリカ政府側と、愛弟子の救助をするため政府に協力するフリをして裏で工作するスパイとのやり取りが、静かな緊張感があって面白い映画でした。
物語は、アメリカ政府の人間たちがビショップを救助するのかどうか今後の方針について話し合いをするシーンと、それを決めるため囚われたCIAエージェントの情報を師匠であるCIA工作官・ミュアーから聞き出し、そこからミュアーの語りで過去の回想シーンとが交互に訪れます。
それがミュアーがビショップとの出会いからやってきた任務を思い出のように語る構成になっていて、映画が進むにつれて関係性が徐々に明らかになっていくのもなんだかドラマチックです。
わかりやすい派手さはないけれど、過去のスパイ任務や処刑までのタイムリミットが迫る様子は緊張感があって十分に見ごたえがありましたし、ビショップが嘘と本音を混ぜながら政府の人間を言葉巧みに翻弄するのも見ていて気持ちが良かったです。