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『ガール・オン・ザ・トレイン』の作品情報
監督・脚本 | 監督:テイト・テイラー 脚本:エリン・クレシダ・ウィルソン |
ジャンル | サスペンス |
製作年 | 2016年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 1時間45分 |
補足情報 | 原題:The Girl on the Train |
『ガール・オン・ザ・トレイン』のあらすじ
レイチェル(エミリー・ブラント)は、毎日電車に乗ってニューヨークに通勤していた。
その電車の窓からは、彼女が元夫のトム(ジャスティン・セロー)と一緒に暮らしていた家が見えるが、いまその家には元夫と新しい妻・アンナ、それに生まれたばかりの赤ん坊が住んでいた。
レイチェルはつらい記憶から目を逸らすように、その家から数軒隣りにある、幸せそうな理想の夫婦の生活を妄想するようになる。
そんなある日、いつものように電車の窓から外を眺めていると、その“理想の夫婦”の妻が浮気している現場を目撃する。
それがきっかけで、レイチェルはある事件へと巻き込まれていくーーー。
『ガール・オン・ザ・トレイン』のキャスト
- エミリー・ブラント
- レベッカ・ファーガソン
- ヘイリー・ベネット
- ジャスティン・セロー
- ルーク・エヴァンス
- ローラ・プリポン
- エドガー・ラミレス
- アリソン・ジャネイ
- リサ・クドロー
- ダーレン・ゴールドスタイン
『ガール・オン・ザ・トレイン』の感想・評価
幸せそうな夫婦の浮気現場を目撃してしまった女
アルコール依存症の女が、毎日電車から見ていた幸せそうな夫婦の浮気現場を目撃してしまい、そこからある事件に巻き込まれてしまう話。
主演のエミリー・ブラントの演技がうますぎて、てっきりアルコール中毒で虚言癖の女が自業自得で男に捨てられたのかと思ってしまった。
ミステリ―が好きな人だったり、主人公のレイチェルの振る舞いを逆張りして考えたらある程度展開は予想できるのかもしれないけど、それをさせないほどの圧巻の演技だった。
物語の展開も、幸せな家庭を築いていたはずが自分のせいでそれを壊してしまい、毎日電車から見る理想的な幸せそうな夫婦に「ずっとこのままでいて欲しい」という一方的な願望を押し付け、一方の浮気により自分の理想像が崩れ去ることに怒り、浮気した人間に怒りの矛先をぶつけるみたいな流れになるのかと思ってた。
だけど、実際の展開は違くて予想できなかったし、後半はサスペンス要素が強くなっていき面白い。
登場人物は主に6人いたけど、その誰もが怪しくて、全員にある事件の犯人の可能性を残しながら終盤まで向かっていくので、最後までハラハラできる。
時系列はたまにごちゃごちゃするけど、比較的見やすい方だったと思う。
記憶が曖昧という手法はベタだけど、演技もいいし展開の見せ方も丁寧なので、良質で上品なサスペンスという感じでした。
ただ、あの女刑事は曖昧な状況証拠だけで犯人を決めつけすぎじゃないか?