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『エイリアン』の作品情報
監督・脚本 | 監督:リドリー・スコット 脚本:ダン・オバノン |
ジャンル | ホラー、SF |
製作年 | 1979年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 1時間57分 |
補足情報 | 原題:Alien |
『エイリアン』のあらすじ
乗組員7名を乗せた宇宙貨物船ノストロモ号は、任務を達成し地球へ向かって帰還している最中、発信者不明の謎の信号をキャッチする。
相手からの応答はなかったが、知的生物が存在する可能性を考えて、ダラス、ケイン、ランバートの3人が調査のため信号の発信源へと向かうことに。
そこでケインが大量の卵らしき物体を見つけたが、孵化して生まれて来た謎の生物に襲われてしまう。
急いでケインを連れて戻ってきたダラスとランバートだったが、責任者のエレン(シガニー・ウィーバー)は感染の危険性を考えて24時間の隔離を提案する。
しかし、ケインのことを見殺しにできないアッシュは独断で彼らを中に入れるが、それが悲劇の始まりだったーーー。
『エイリアン』のキャスト
- トム・スケリット(アーサー・ダラス)
- シガニー・ウィーバー(エレン・リプリー)
- ヴェロニカ・カートライト(ジョーン・ランバート)
- ハリー・ディーン・スタントン(サミュエル・ブレット)
- ジョン・ハート(ギルバート・ケイン)
- イアン・ホルム(アッシュ)
- ヤフェット・コットー(デニス・パーカー)
- ボラージ・バデージョ(エイリアン)
- ヘレン・ホートン(マザー)
『エイリアン』の感想・ネタバレ・評価

未知の地球外生命体との対決を描いたSFホラーの金字塔
宇宙船内に持ち込んでしまった小型の地球外生命体をきっかけに、未知の生物との対決を描いたSFホラー映画。
いまから45年以上前の映画だから宇宙関連の表現は安っぽく見えるけど、それが時代を感じさせて逆に味になっているし、いまのSF映画のスタイリッシュでメカニックな宇宙船内とは違って全体的にメカメカしい作りになっているのも見ていて面白い。
何よりエイリアンの造形が素晴らしくて、パッと見は恐ろしい化け物なのに、艶のかかった漆黒の全身、どの生き物にも属さない奇抜さの異様に伸びてる後頭部、明らかに人とは違う見た目なのに人と同じように両足で立つその姿に、人類とは一線を画す知的生命体を感じられる神々しいデザインは見ていてワクワクする。
初めて会ったはずの異星人の死体に全く驚かなかったり、エイリアンがたったの脱皮一回で一瞬で大きくなったり、「あれ、いま時間飛ばしちゃった?」と思えるくらい強引な展開はあったけど昔の映画だからそれは仕方がない。
あと、エイリアンはCGじゃない生身の人間が動かしているからか、ボロが出ないようあまり動き回る様子は見られなかったけど、それも急に暗闇から現れる恐怖に繋がっているので良かった。
映画としてももちろん面白いんだけど、映画界におけるSFホラーの始まりというか、歴史を感じられるという意味でも観て良かったなと思える作品でした。