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『アントマン』の作品情報
監督・脚本 | 監督:ペイトン・リード 脚本:エドガー・ライト/ジョー・コーニッシュ/アダム・マッケイ/ポール・ラッド |
ジャンル | アクション |
製作年 | 2015年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 1時間57分 |
補足情報 | 原題:Ant-Man |
『アントマン』のあらすじ
窃盗の罪で服役していたスコット・ラング(ポール・ラッド)は、無事に刑期を終えて出所し、離れて暮らす娘のためにも泥棒家業から足を洗って真面目に働こうと決意していた。
しかし、前科のせいでなかなか働き口が見つからず、それを隠してやっと見つけたアイスクリーム屋のバイト先でも前科がバレてすぐにクビになってしまう。
そんなある日、元泥棒仲間のルイス(マイケル・ペーニャ)から儲け話を聞かされて一度は断るものの、お金のために再び犯罪に手を染めることに。
目的の家へと侵入し金庫を開けることに成功するが、そこに金目の物は一切なく、ただ謎のスーツが1着置いてあるだけだった。
仕方なくそのスーツを奪って家で装着してみることにしたスコット。
そして、手元にあるボタンをなんとなく押してみると、見る見る体が小さくなり、なんとアリくらいの超ミニサイズへと体が縮んでしまった!
さらに、どこからか謎の男の声が聞こえてきて、泥棒の技術と特殊スーツを使い、世界の平和のために“ある物”を研究施設から盗んでくるように依頼されーーー。
『アントマン』のキャスト
- ポール・ラッド(スコット・ラング/アントマン)
- マイケル・ダグラス(ハンク・ピム)
- マイケル・ペーニャ(ルイス)
- エヴァンジェリン・リリー(ホープ・ヴァン・ダイン)
- コリー・ストール(ダレン・クロス/イエロージャケット)
- ボビー・カナヴェイル(ジム・パクストン)
- ジュディ・グリア(マギー・ラング)
- デヴィッド・ダストマルチャン(カート)
- T.I.(デイヴ)
- ウッド・ハリス(ゲイル)
- ヘイリー・アトウェル(マーガレット・エリザベス・“ペギー”・カーター)
- ジョン・スラッテリー(ハワード・スターク)
- マーティン・ドノヴァン(ミッチェル・カーソン)
『アントマン』の感想・ネタバレ

身長を最大1.5cmまで縮められる特殊なスーツを着用した元泥棒が、世界の危機を救うために“ある物”を盗み出す話。
いままでのヒーローは、アイアンマンのような天才発明家だったり、ハルクのような天才科学者だったり、ソーのような神だったり、キャプテン・アメリカのような正義感が強い人だったりと、何かしらすごい能力や素質を持っている人たちばかりだったけど、今作の主人公は“泥棒”という変わった経歴(?)。
別にヒーロー願望があるわけでもないし、特殊なスーツを手に入れたのも足を洗ったはずの泥棒稼業がきっかけと、とてもヒーローとは言い難いんだけれども、娘のために悪に挑む父親の姿はとてもカッコよく、まさしく“ヒーロー”の姿でした。
蛇口からひねった水も大洪水に感じられたり、人間からしてみたら大したことない大きさのアリもモンスターのように感じられたり、草むらさえも迷路のように見えたりと、小さい姿ならではの演出がたくさんあり、さらに一人称視点でキャラクターの目線で出来事を体感できます。
また、タイトルが『アントマン』ということで、ただ“アリのように小さくなれる”からそういう名前を付けられてるのかと思いきや、噛まれると激痛が走る弾丸アリや、移動に最適なクロオオアリ、日本でも話題になったヒアリが登場したりと、様々なアリを駆使して戦闘や潜入ミッションを行う姿はいままでのマーベル作品とはまた違った迫力や魅力が楽しめる面白い映画です。
小さいから弱いということもなく、むしろ元の腕力はそのままなので弾丸のような一点集中で強力なパンチを繰り出せたり、小さくなることで的を絞らせなかったりと戦闘に関しても強く、その小ささやアリを操って潜入や工作ミッションが出来るのもアントマンの魅力です。
やり取りや展開にユーモアが感じられる場面も多く、ついつい声を出して笑ってしまうシーンもあったので、個人的にはマーベル映画の中でもコメディ映画としても楽しめました。