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『ドント・ブリーズ』の作品情報
監督・脚本 | 監督:フェデ・アルバレス 脚本:フェデ・アルバレス |
ジャンル | スリラー |
製作年 | 2016年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 1時間28分 |
補足情報 | 原題:Don’t Breathe |
『ドント・ブリーズ』のあらすじ
ロッキー、アレックス、マネーの3人は、アレックスの父親が運営している警備会社の顧客を狙って窃盗を繰り返していた。
ある日、人里離れた場所で静かに暮らす退役軍人が、娘を事故で亡くした際に和解金として受け取った3000万以上の大金が自宅に保管してあることを知る。
事前の偵察で老人が盲目であること、家の周りには人が住んでいないことを確認した3人は、その日の深夜に盗みに入るのだが・・・。
『ドント・ブリーズ』のキャスト
- ジェーン・レヴィ(ロッキー)
- スティーヴン・ラング(盲目の老人)
- ディラン・ミネット(アレックス)
- ダニエル・ゼヴァット(マネー)
『ドント・ブリーズ』の感想・ネタバレ

盲目老人の復讐劇
家に大金を隠しているとされる盲目の老人の家に若者3人が忍び込むが、そのジジイがヤバい人で痛い目に遭う話。
ヤバいジジイが最初に登場したときは「優しそうな声のおじいちゃんだな」と思ってたけど、声色が変わって侵入者の数を問いただしたり、侵入者の男を躊躇なく撃ち殺すシーンで一気にスリラー味が増します。
そこから、もうお金の事なんか諦めてみんなで逃げようと思ったタイミングで、ジジイがドアに南京錠を掛け、侵入してきた窓には鉄板を釘で塞ぎ出した時点で、「逃げ道ないじゃん」というちょい諦めムードです。
しかし、殺された男が「侵入したのは自分一人だ」と言ったことで残りの男女2人は存在がバレておらず、それだけが唯一の救いです。
スマホで連絡を取り男の子が女の子が隠れているクローゼットに向かった後、自分たちは捕まってもいいから殺される前に警察を呼ぼうと提案しようとするが女の子は拒否。
さらに、女の子が隠れていたクローゼットに偶然大金を隠した金庫があり、ジジイがお金が無事が確認しに来たことで暗証番号を確認することが出来たので、当初の予定通り大金を盗みます。
男の子はこの状況でマジかよ…って顔ですが、どうせ逃げるならお金は盗んだ方がいいでしょうし、肝っ玉が据わってますね。
とにかく、ドアも窓も塞がれてしまいましたが、脱出できそうな地下からのルートが残っていたので、息を殺し足音を立てないようにしながらそこから外に出ようとします。
しかし、ジジイが女の匂いを頼りに複数の靴を見つけたことで、侵入者が複数いるとバレてしまいます。
さらに、お金を不安に思ったジジイが金庫の中を手で探るとそこにあったはずの大金がなくなっていて、そこから追想劇が始まります。
既に自分たちの存在はバレていますし、お金を盗んだことでジジイは激高です。これはもうヤバいです。
その上、地下で鎖に繋がれている謎の女性を発見し、その女性がジジイの娘をひき殺して金で解決して無罪を勝ち取ったことが判明します。
どういう目的で女性を監禁しているのかはわかりませんが、娘を奪われたただの老人というわけではなさそうです。
そこから地下での逃走劇が始まりますが、ジジイは機転を聞かして電気をオフにします。
元々目が見えていないジジイからすると電気が付いていても付いていなくても変わりませんが、若者2人からしたら見知らぬ場所で真っ暗闇の中、なるべく音を立てずにジジイから逃げながら外へのルートを探るのは至難の業ですし、地下なので物や障害物が多い分、物音を立ててしまう機会も自然と増えるのでピンチです。
正直、ここでガムシャラにガンガンと音を立てて居場所をわからなくしたりすればいいのにそれをせず、結構がっつり声を出して居場所を明かしたりと何してるんだとは思いました。
とりあえず、なんとか地下から室内に移動することは出来ましたが、今度は眠っていたはずのワンちゃんが出てきてさらにピンチです
なんやかんやあって地下に監禁された女性が殺され、若者2人も意識を失い、女性が目を覚ますと地下で監禁されていました。
別に殺せばいいだけなのにどうしてだろうと思ったら、実は監禁されていた女性のお腹にはジジイの子供がいて、娘を失った代わりに新しい自分の子供を作ろうとしていたわけです。
それが女性の死でお腹の中の子供も亡くなってしまったため、新たに自分の子供を作ろうと、冷凍保存していた精子をスポイトで侵入者の女性に注入しようとします。
そこからなんやかんやで話が展開した物語は終わります。
急にヌッっと現れたりウワッ!って感じのジャンプスケア多めでほどほどに楽しめるB級スリラー映画という感じでした。
侵入者を躊躇なく銃で殺すくらいのヤバさがあるのなら、とりあえずそこら辺にハンマー振り回せばいいじゃんと思いましたが、それやったらすぐに終わっちゃうので出来ないんですよね。
家が狭いので「どこからジジイが現れるのか!?」みたいな怖さはなかったのは物足りなかったです。
なので、ジジイの人間性にフォーカスしてヤバさを表現したのは良かったですが、ホラー・スリラー要素はもう少し欲しかったなと感じました。