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『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』の作品情報
監督・脚本 | 監督:ウェス・ボール 脚本:T・S・ノーリン |
ジャンル | サスペンス、SF |
製作年 | 2015年 |
製作国 | アメリカ、カナダ、イギリス |
上映時間 | 2時間12分 |
補足情報 | 原題:Maze Runner: Scorch Trials |
『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』のあらすじ
突如、軍用ヘリで現れた武装した人間たちによって、迷路(メイズ)から脱出することに成功したトーマス(ディラン・オブライエン)たちは、砂漠地帯に囲まれたある巨大施設に連れて来られる。
そこで責任者のジャンソンという男に会い、この施設が外の危険やWCKDから身を守る“聖域”のような場所だと知る。
さらに、この施設には自分たちと同じようにWCKDによって各所のメイズに送り込まれた子供たちが集まっていた。
この状況に特に疑問を持たないニュートやミンホたちとは違い、トーマスだけは何か違和感を募らせていた。
そして、ここで出会ったエリス(ジェイコブ・ロフランド)によって知らされた真実により、施設からの脱出を決意するーーー。
『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』のキャスト
- ディラン・オブライエン(主人公:トーマス)
- カヤ・スコデラーリオ(テレサ)
- トーマス・サングスター(ニュート)
- イ・ギホン(ミンホ)
- ナタリー・エマニュエル(ハリエット)
- エイダン・ギレン(ジャンソン)
- キャサリン・マクナマラ(ソーニャ)
- ジャンカルロ・エスポジート(ホルヘ)
- パトリシア・クラークソン(エヴァ・ペイジ)
- バリー・ペッパー(ヴィンス)
- リリ・テイラー(メアリー)
- ジェイコブ・ロフランド(エリス)
- デクスター・ダーデン(フライパン)
- キース・ジャーディン
- ロラ・ カニンガム
- ジェニー・ガブリエル
『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』の感想・ネタバレ

迷路(メイズ)から抜け出すことに成功したトーマスたちの運命・・・
ジェームズ・ダシュナー原作のSF小説の映画化作品『メイズ・ランナー』シリーズの第二作目で、武装した人間によって迷路(メイズ)から抜け出すことに成功したトーマスたちが、運ばれた施設や外の世界で真実を追い求めて走り続けるSFサスペンス。
前作では大勢の少年たちが記憶障害で何もわからないま、脱出のために謎の迷路(メイズ)に挑んでいたので、THE・SFスリラーという感じでしたが、今作ではそれとはまた違った面白さが増えていて良かったです。
おそらく前作のあの感じを期待してみてしまうと期待ハズレになってしまいそうですが、今作では施設で走る、砂漠で走る、古びた廃墟で走ると、とにかく全力疾走のシーンが明らかに増えていて、「メイズ・ランナー」というタイトルにふさわしい走りっぷりで、どのシーンも緊張感や迫力があります。
また、多数の組織や大人たちが出てくることによって謎が増えて物語に広がりが出てきたこと、何も知らなかった少年たちが何か巨大な陰謀に巻き込まれているというサスペンスのスリルが出てきたのも魅力の一つです。
前作のようなわかりやすい迷宮感はなくなりましたが、世界・地球規模で何かが起こっていて、その複雑な謎を解き明かすために走り回るという意味では『メイズ・ランナー』というタイトルにふさわしい展開だったと思います。
世界中の人々を救うために薬を作る研究をしている(?)WCKDが正義に見えたり実は悪と思いきややっぱり正義側なのか?と思うよな二転三転する展開があり、いまのところは大勢を救うためには少数の子供の犠牲はいとわないという方向に見えます。
一方、元WCKD側の人間でメイズ送りになったトーマスは、正義感の強さや仲間思いの性格を見ていると善人に見えますが、少数の子供たちを救うため大勢の人間を犠牲にしようとしているようにも見えます。
どれが正しくてどれが間違っているのかはまだわかりませんが、いまのところはどちらにも正義や大義があり、自分が信じる道を突き進んでいるだけといった印象です。
1つ謎が解明されたら2つ謎が増えるみたいにまだまだ謎は深まるばかりでしたが、一作目とは違う魅力を引き出しつつ、クライマックスの三作目に向けて物語を広げて盛り上がりを作ったという意味では、二作目としては満足のいく内容だったと思います。