【映画感想・レビュー】映画『パルス』ほぼインターネット版貞子!日本のホラー映画「回路」のハリウッドリメイク作品【★2.5】

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映画『パルス』の作品情報

監督・脚本監督:ジム・ソンゼロ
脚本:ウェス・クレイヴン、レイ・ライト
出演者クリステン・ベル
イアン・サマーハルダー
クリスティナ・ミリアン
リック・ゴンザレス
ジョナサン・タッカー
サム・レヴァイン
オクタヴィア・スペンサー
ロン・リフキン
ブラッド・ドゥーリフ
ケル・オニール
ロバート・クロットワーシー
ジャンルホラー
製作年2006年
製作国アメリカ
上映時間1時間26分
補足情報原題:PULSE

映画『パルス』のあらすじ・内容

心理学を専攻しているマティー(クリステン・ベル)は、恋人のジョシュ(ジョナサン・タッカー)と1週間もメールのみのやり取りしてかしておらず、彼から避けられてると思い落ち込んでいた。
ある日、留守番電話に珍しくジョシュから連絡が来ていたので電話を掛け直してみるが、結局、彼は電話には出なかった。
翌日、なんとなく心配になって彼の部屋を訪ねてみると、虚ろな目をした生気のないやつれたマティーと対面する。
そして、キッチンで待つように言われたので待っている間、クローゼットの中で死にかけているジョシュの飼い猫の姿を見つける。
さらに、ジョシュが入っていた部屋から物音がしたのでその方向へ向かうと、そこにはインターネットのケーブルで首を吊ったジョシュの姿があった・・・。

映画『パルス』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (2.5)

ほぼインターネット版貞子!日本のホラー映画のハリウッドリメイク作品


ハリーポッターのヴォルデモートみたいな見た目をした青白いつるっパゲの男(?)の幽霊が、ネットを通じて人々の携帯やパソコンなどのモバイル端末から侵入し、ハリーポッターのディメンターのように人々から生気や魂を吸い取って次々と人々を殺していく話。
貞子のインターネット版みたいだなと思ってたら、黒沢清監督の『回路』という日本のホラー映画のハリウッドリメイクだった。

たまに幽霊が驚かしてきてビックリする展開はあったけどそれだけ。
ストーリーは、身内でじんわりと拡がっていただけの恐怖が、ある時から急にワールドワイドな現象となり、主人公が住んでいた街だけではなく世界を巻き込み規模になったことで、急にチープな感じになったのは残念。
というか、別の映画が始まったんじゃないかというくらい展開が急すぎる。

インターネットを題材にしたホラーってことで世界中を巻き込んだオチにしたのかもしれないけど、主人公周りや通っている学校規模で話を展開していたらもっと面白かったんじゃないかな。

リメイク元の『回路』は見ていないけど、この映画を観た感じだとそっちはきっと恐いんだろうなと思った。
なんで日本原産のホラーを海外で表現すると、恐怖の存在がだいたい青白くてスキンヘッドでヴォルデモートみたいなビジュアルになるんだろうか。
そのビジュアルに見慣れたせいで、怖いというよりも友達みたいな親近感が生まれてしまう。

この映画を観るくらいなら、リメイク元の『回路』を見た方が面白いと思う。