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【映画感想・レビュー】映画『博士と狂人』世界最高峰と称される「オックスフォード英語辞典 (OED)」の誕生秘話

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映画『博士と狂人』の作品情報

監督P.B. シェムラン
出演者メル・ギブソン
ショーン・ペン
ナタリー・ドーマー
エディ・マーサン
スティーヴ・クーガン
ヨアン・グリフィズ
ジェニファー・イーリー
ジェレミー・アーヴァイン
エイダン・マクアードル
アダム・ファーガス
デヴィッド・クローリー
ジャンルドラマ、歴史
製作年2018年
製作国イギリス
アイルランド
フランス
アイスランド
上映時間2時間4分
補足情報原題:The Professor and the Madman

映画『博士と狂人』のあらすじ・内容

舞台は1872年、イングランド・ロンドン。
貧しい家に生まれ、学士号は持たないが言語に長けた学者マレー(メル・ギブソン)は、オックスフォード大学から英語辞典の編纂を託された。
マレーは、英語を言語とするすべての人間に「“言葉”と“引用した本”を手紙で書いて送ってほしい」という募集をかけることで、膨大な量の言葉の知識を集めながら、世界最高峰の辞書を完成させようとする。
ただ、16世紀から17世紀までの資料がまったく集まらない。
プロジェクトに暗雲が立ち込める中、マレー博士に大量の資料を送ってくる謎の協力者が現れる。
その協力者とは、精神を病んで殺人を犯し、精神病院に収監されていたアメリカ人で元軍医のマイナー博士(ショーン・ペン)だった。
1人の博士と1人の狂人が手を取り合い、辞書完成を目指すのだがーーー。

映画『博士と狂人』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

世界最高峰と称される「オックスフォード英語辞典 (OED)」の誕生秘話


この映画は、実話を基にオックスフォード英語辞典 (OED)の誕生秘話が描かれている。

辞書編纂がテーマの映画言えば、邦画「船を編む」が浮かぶ。
あちらは温かい気持ちになるストーリーに対して、博士と狂人は辞書作りにおける情熱や狂気がよく表現されている。

「辞書編纂がテーマということは『外国版 船を編む』って感じなのかな~」と軽い気持ちで見たら痛い目に合う(リアルに痛い表現もあるから苦手な人は注意して欲しい)。

話自体は見応えがあったのだが、自分の理解力や教養のなさがこの映画の価値や評価を下げてしまっているようにも思える。
この映画は辞書編纂の過程だけではなく、“人類にとって言葉とは何か”であったり、大学・アカデミーの内情だったり、精神疾患の犯罪者の在り方などもテーマに絡んでくるため、ちょっと話が複雑になっている。

仮に、話に理解できないところがあったとしても、狂人役のショーン・ペンの鬼気迫る演技だったり、辞書編纂におかける情熱だけでも見る価値はあると思う。

タイトルの『博士と狂人』は、博士は学者マレーで狂人が元軍医で殺人犯のマイナーなのだが、辞書にかける思いという意味では学者マレーも狂人に見えるし、知識量や知の追求という意味では、殺人犯のマイナーも博士に見えるのも面白い。