【映画感想・レビュー】映画『スターリングラード』ドイツとソ連との激しい戦闘「スターリングラード攻防戦」をドイツ側から描いた戦争映画【★3.5】

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映画『スターリングラード』作品情報

監督・脚本監督:ヨゼフ・フィルスマイアー
脚本:ヨゼフ・フィルスマイアー
出演者トーマス・クレッチマン
ドミニク・ホルヴィッツ
ヨヘン・ニッケル
セバスティアン・ルドルフ
カレル・エルマネック
ダーナ・ヴァヴロヴァ
シルヴェスター・グロート
ジャンルドラマ、戦争
製作年1993年
製作国ドイツ、アメリカ
上映時間2時間18分
補足情報原題:STALINGRAD
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映画『スターリングラード』あらすじ・内容

1942年、第二次世界大戦の真っただ中。
イタリアで休暇中のドイツ兵たちは、軍からの命令によりソ連の都市“スターリングラード”の戦場へと駆り出される。
戦略上重要な地であったことに加え、当時のソビエト連邦最高指導者ヨシフ・スターリンの名を冠していたため、激しい戦いが繰り広げられていた。
ウィッツランド少尉(トーマス・クレッチマン)率いる小隊がこの地を占領しようとするが、ソ連兵の激しい抵抗により次々と仲間たちが倒れていく。
さらには、食糧不足による餓死や冬の厳しい寒さが彼らを待ち受けていたーーー。

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映画『スターリングラード』感想・評価・レビュー

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

ドイツとソ連との激しい戦闘「スターリングラード攻防戦」をドイツ側から描いた戦争映画


1942年、第二次世界大戦中に起こったドイツとソ連との激しい戦闘「スターリングラード攻防戦」をドイツ側から描いた戦争映画。
30年前の映画だから決して洗練された戦闘シーンというわけではなかったけど、映像の粗さもあって戦場の生々しさが伝わってくるのが良かった。

戦場で次々と倒れていく仲間を憂う暇もなく、将校に命令されて戦場を駆け巡っていく使い捨ての兵士たち。
決死の突撃により兵士が死んだとき、仲間たちは悲しむけれど将校は「必要な犠牲だった」と言い放つシーンは、使う側の将校と使われる兵士との温度差を感じる。

さらに、ヒトラーの演説をラジオで聞いている現場の兵士たちは、その内容の無謀さに飽きれる者や鼻で笑う者、そもそも話を聞いていない者など三者三様の反応を示すが、その演説を生で聞いている人たちは拍手喝采をしていて、ナチスという国がいかに恐怖による支配を行っているかが伝わってくるシーンだった。

いつ終わるかもわからない戦いを続け、ケガの治療も満足に行われることもなく、それに加え食糧不足による餓死やロシアの厳しい寒さとも戦わなければならなくて、ドイツ兵たちがどれだけ過酷な状況で戦っていたのかがわかる。

お互いの負傷兵を助け出すために戦闘を一時中断し、戦場でドイツ兵とロシア兵が武器を持たずに出会い、お互いが持っていた食料を交換するシーンでは、「お互いに大変だろうけど頑張ろうな」といった労いや一種の連帯感のような物が生まれていた感じがしてとても印象的なやりとりだった。

ドイツ兵は上に命令されてそれに逆らえば殺されるから仕方がなく戦っているだけだし、ロシア兵は自国を守るために反撃しているだけだから、どちらの兵士が悪いとかじゃなくて上に立っているやつらが悪いんだよな。

だからと言って兵士が勝手に戦争をやめられるわけもなく、とりあえず自分が死ぬか戦争が終わるまでひたすら戦いを続けられない姿に一切の救いがなくてとても残酷な映画だった。

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