【感想・ネタバレ】映画『グレートウォール』万里の長城を舞台に中国軍が化け物の大群を迎え撃つ【★4.0】

【感想・ネタバレ】映画『グレートウォール』万里の長城を舞台に中国軍が化け物の大群を迎え撃つ【★4.0】

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『グレートウォール』の作品情報

監督・脚本監督:チャン・イーモウ
脚本:エドワード・ズウィック、マーシャル・ハースコヴィッツ、トニー・ギルロイ
ジャンルアクション
製作年2016年
製作国アメリカ
上映時間1時間43分
補足情報原題:The Great Wall

『グレートウォール』のあらすじ

古代中国、黒色火薬を求めて世界中を旅するウィリアム(マット・デイモン)とトバール(ペドロ・パスカル)は、馬賊に襲われ命からがら辿り着いた先で、万里の長城と長城を守備する禁軍(中国軍)と遭遇する。
そこでは、60年に一度現れる化け物・饕餮(とうてき)の襲来に備えて、戦闘の準備をしている真っ最中だったーーー。

『グレートウォール』の登場人物・キャスト

  • マット・デイモン(ウィリアム・ガリン)
  • ペドロ・パスカル(ペロ・トバール)
  • ウィレム・デフォー(バラード)
  • アンディ・ラウ(ワン軍師)
  • ルハン(ポン・ヨン)
  • チャン・ハンユー(シャオ将軍)
  • ケニー・リン(チェン隊長)
  • エディ・ポン(ウー隊長)
  • ジン・ティエン(リン・メイ)

『グレートウォール』の感想・ネタバレ・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

万里の長城を舞台に中国軍が化け物の大群を迎え撃つ


黒色火薬を求めて世界中を旅する西洋の男が、60年に一度現れる化け物との戦いに向けて万里の長城で戦闘の準備をしている中国軍と遭遇し、化け物を一人で殺した実力を認められ共闘する話。

軍ごとに色分けされた鮮やかな甲冑は華やかさがあり、饕餮(とうてつ)と呼ばれる化け物たちの不気味な造形やデカい化け物を殺すためのゴツい槍や刃の付いた盾など武器のデザインは男心をくすぐり、万里の長城を舞台とする大規模対戦、特に序盤の戦闘のシーンはロードオブザリングのような迫力がある。

ただ、ストーリーはやや駆け足気味だし、軍のトップである将軍は化け物1匹にやられるくらい弱いし、軍を指揮する隊長もまったく活躍しないし、敵の数はこちらの兵士より多いのに戦力は化け物1匹に対し兵士20人でも勝てない絶望的な状況だし、結局数では勝てないから「女王を殺せば勝ち」と言った単純なオチ。


全体的なストーリーもオチもやってることはB級映画と変わらないんだけど、味方と敵の数の多さやお金が掛かっていそうなCGの迫力だけはA級で、ハリウッド俳優×中国資本をたっぷりつぎ込んだという印象。
細かい設定を気にしない人なら頭を空っぽにして楽しめるアクション映画という感じです。

欲を言えば、将軍や部隊長クラスがそれぞれ無双するとか、軍ごとの特性を生かして化け物を迎撃するとか、全体の戦ではなく個や小隊規模での戦闘がもっと見たかったかな。

A級のアクション映画を想像してみるとガッカリするけど、B級映画を観る気持ちで期待せずに観ると予想以上の面白さが味わえる、そんな映画でした。

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