【映画感想・レビュー】映画『ワイルド・タウン/英雄伝説』かつて平和だった故郷を取り戻すべく相棒と二人で権力に立ち向かう

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映画『』の作品情報

監督・脚本監督:ケヴィン・ブレイ
脚本:デビッド・クラス
チャニング・ギブソン
デヴィッド・レヴィーン
ブライアン・コッペルマン
出演者ドウェイン・ジョンソン
ジョニー・ノックスヴィル
ニール・マクドノー
クリステン・ウィルソン
アシュレイ・スコット
クレオ・トーマス
ジョン・ビーズリー
バーバラ・ターバック
マイケル・ボーウェン
ケヴィン・デュランド
アンドリュー・ターベット
ライアン・ロビンズ
ジャンルドラマ、アクション
製作年2004年
製作国アメリカ
上映時間1時間20分
補足情報原題:WALKING TALL

映画『ワイルド・タウン/英雄伝説』のあらすじ・内容

アメリカ特殊部隊に所属していたクリス・ヴォーン(ドウェイン・ジョンソン)は、軍を辞めて故郷の小さな町へと戻ってきたが、そこにかつての懐かしい故郷の姿はなかった。
白昼堂々ドラッグの売買が行われていて子供達までドラッグに手を出していたり、新しく町に出来たカジノではイカサマが行われていたり、そこと警察が癒着していて治安維持がまともに機能していなかった。
そんな腐った町を変えるべく、保安官になったクリスは相棒の保安官候補・レイ(ジョニー・ノックスヴィル)と共に、町を浄化するため動き出すーーー。

映画『ワイルド・タウン/英雄伝説』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (3.5)

かつて平和だった故郷を取り戻すべく相棒と二人で権力に立ち向かう


アメリカの特殊部隊にいた男が軍を辞めて故郷へ戻ると、そこでは大きなカジノが出来ていてイカサマが行われていたり、カジノとの癒着で警察がまともに機能していなかったり、ドラッグが蔓延していたりと腐っていたため、かつて平和だった故郷を取り戻すべく相棒と二人で権力に立ち向かう話。

1970年代の実話を基にした映画『ウォーキング・トール』のリメイク作品で、みんな大好き(?)ロック様ことドウェイン・ジョンソンが主役。

ボコボコにされた仕返しに銃を持ってカジノに乗り込むが、「いや、さすがにこれはまずいよな…」という顔で銃を置き、代わりに角材を持って向かってくるヤツらをひたすらに殴ったりするアクションシーンは斬新で面白い。
「テールランプを直すんだな」と言った直後にバットで思いっきりぶっ壊すシーンもシンプルに笑っちゃう。
あと、自分の弁護人に対しいきなり「クビだ!」って言った後、裁判長に「自分で弁護します」も意味わからな過ぎて面白い。
銃撃戦も迫力があったわけではないけど、グロくないアメリカのアクションって感じで十分面白かった。


正直ストーリーは雑で安っぽかった。
金や薬や権力で腐った故郷を取り戻すべく戦うけど、町の腐った感じがあまり感じられなかったので、故郷の平和や正義のために暴力を振りかざす理由としてはちょっと弱い気がした。

町に似合わない大きさのカジノが出来ていてそこではイカサマが行われていたけど、劇中で判明したイカサマは1回だけなので、もっとこう、町の住人をギャンブル依存症にするため裏で何かをやっていたり、その上、組織的にイカサマをやって不当に金を巻き上げるみたいなカジノ側のあくどさが見たかった。

あと、終盤で工場でドラッグを大量生産してたことはわかったけど、その割には悪ガキっぽい子供たちがドラッグをやる程度で、町中の人間にドラッグが蔓延しているほどではなかったので、終盤のシーンとそれまでの描写が釣り合っていなかった気がする。

もし、ロック様が軍隊を辞めた理由が強すぎる正義感が原因だったとか、カジノやドラッグが原因で町中がおかしくなっていたとか、そこら辺の描写がハッキリとしていればあの暴れっぷりにも納得がいったんだけど、詳しい描写がなかった分ただただ元軍人の危ない男が暴れるだけの映画っぽく見えちゃったかな。

夜に頭を空っぽにしてサクッと見れるという意味では、良い映画だったと思います。