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『シンデレラマン』の作品情報
監督・脚本 | 監督:ロン・ハワード 脚本:アキヴァ・ゴールズマン/クリフ・ホリングワース |
ジャンル | ドラマ、スポーツ |
製作年 | 2005年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 2時間24分 |
補足情報 | 原題:CINDERELLA MAN |
『シンデレラマン』のあらすじ
ライトヘビー級プロボクサーのジェームズ・J・ブラドック(ラッセル・クロウ)は、ボクシング選手として輝かしい経歴を持ち、愛する妻(レネー・ゼルウィガー)と3人の子供と幸せな日々を過ごしていた。
しかし、右手の負傷をきっかけに勝利から遠ざかってしまい、さらには世界恐慌が襲い始めたことで、引退を余儀なくされてしまう。
日雇いの肉体労働でなんとか毎日を繋ぐジムの前に、かつてのマネージャーのジョー(ポール・ジアマッティ)がやってきて、一夜限りで試合に出ないかと提案してくるーーー。
『シンデレラマン』のキャスト
- ラッセル・クロウ(ジム・ブラドック)
- レネー・ゼルウィガー(ブラドックの妻)
- ポール・ジアマッティ(セコンド:ジョー・グールド)
- クレイグ・ビアーコ(ヘビー級王者:マックス・ベア)
- ブルース・マッギル
- パディ・コンシダイン
- コナー・プライス
- アリエル・ウォーラー
- パトリック・ルイス
- ロン・カナダ
- デヴィッド・ヒューバンド
- ローズマリー・デウィット
- リンダ・カッシュ
- ニコラス・キャンベル
『シンデレラマン』の感想・評価
実在したボクサーがヘビー級王者になるまでの軌跡を描く
ボクシングで名を馳せていたアイルランド系アメリカ人のジェームズ・J・ブラドックが、ケガからのライセンス剥奪や世界的な大恐慌などの苦しい時期を経て、ヘビー級王者になるまでの軌跡を描いた伝記スポーツドラマ映画。
優しく真面目なボクサー・ブラドックを演じたラッセル・クロウ、彼を心配しながらもずっと支え続けてきた妻を演じたレネー・エルウィガー、お茶目だけども誰よりも熱い魂を持ってるマネージャー兼セコンドのポール・ジアマッティを中心に、一人のボクサーの栄光や挫折と苦悩を描き切った素晴らしい作品だった。
ボクシングの試合シーンは、ヘビー級の大柄ボクサーが真正面から殴り合う様子は迫力があり、客席の雰囲気や実況の盛り上げ、それにブラドックのセコンドのポール・ジアマッティが飛ばす激の熱量が高いので、とても見ごたえがある。
特に、最後の世界ヘビー級王者を決めるマックス・ベアとの戦いは、文字通り手に汗握るという感じで、緊張でリアルに拳を握り続けていたため試合が終わった後は手汗がヤバかった。
様々な苦難を経てボクシング界に舞い戻ってきた、世界恐慌時代を生き抜く市民にとっての希望の星のブラドック。
一方、圧倒的な力で相手をねじ伏せてきたベアは、体格の大きさや人相の悪さ、発言などが徹底的なヒールっぷりだったので、対照的な二人がお互いの正義をぶつけ合うような試合はめちゃくちゃ熱かった。
ボクシングの試合はもちろん素晴らしかったんだけど、ケガが原因で試合に勝てなくなり、そこからの世界恐慌という追い打ちがあり、貧困や家族との別れなどの苦い時期を経てのヘビー級王者なので、ヒューマンドラマとしてもすごく面白かった。