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『シャークネード』の作品情報
監督・脚本 | 監督:アンソニー・C・フェランテ 脚本:サンダー・レヴィン |
ジャンル | アクション |
製作年 | 2013年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 1時間22分 |
補足情報 | 原題:SHARKNADO |
『シャークネード』のあらすじ
元サーフィンチャンピオンで、いまはビーチ近くのバーの経営をしている心配性のフィン(アイアン・ジーリング)。
ある日、巨大竜巻と共にサメの大群がやってきて、ビーチにいた人々を次々と襲い始める。
水上バイクに乗っていた友人のバズ(ジェイソン・シモンズ)も足を噛まれケガをしてしまうが、フィンのおかげでなんとか助け出すことに成功する。
しかし、さらに3つの巨大竜巻が発生し、サメを巻き込みながらロサンゼルス市街へと接近し始め・・・。
『シャークネード』のキャスト
- アイアン・ジーリング(フィン・シェパード)
- タラ・リード(エイプリル・ウェクスラー)
- キャシー・スケルボ(ノヴァ・クラーク)
- ジョン・ハード(ジョージ)
- ジェイソン・シモンズ(バズ・ホーガン)
『シャークネード』の感想・評価
大量のサメが巨大竜巻に乗ってやってくる!!
巨大ハリケーンに巻き込まれてやってきたサメたちが、ロサンザルスの住民たちを空や陸から襲撃するアニマルパニックディザスター映画。
低予算ながら大人気映画らしく、たしかにB級映画の中でも割としっかりとした面白さだったように思える。
シンプルに水上竜巻によって空からサメが降ってきたり、大洪水によってロサンゼルス市街もサメのテリトリーに変わるというアイディアが素晴らしい。
さらには、3つの巨大トルネードの襲来もあるので、屋内だろうが屋外だろうが、陸地だろうが海だろうが空だろうが逃げ場がなくなるパニック感もある。
序盤では、サメなどの海の生き物映画あるあるの、海に出てた船の人たちが襲われたり、ビーチにいる人が襲われる展開もしっかりとある。
もちろん、巨大竜巻のおかげでいきなりサメが飛んでくるように襲ってくる恐ろしさもあるし、建物がぶっ壊れたりという派手さもある。
サメを倒す方法も、銃だったり、バーのイスだったり、ボンベを爆発させたり、チェンソーでぶった切ったりとバリエーションが豊富。
この人は死ぬんだろうなという人がそのまんま予想通り死んだりとB級映画っぽいアホさがあったり、雑なカーチェイスは一周回って面白い。
登場人物も魅力的で、常に小粋なジョークを噛ましているのでアメリカ映画っぽい愉快な面白さもある。
色々な面白さが詰まっててテンポも良かったんだけど、終盤ではサメの登場が少なくなって正直不満だった。
しかも、ヘリコプターで接近して制汗スプレーサイズの小型ボンベを爆発させ、その発生させた熱で巨大竜巻を消すというとんでも設定は個人的には受け付けなかった。
素人が用意する爆弾ごときで巨大竜巻を消滅させられないくらいはわかっているから、せめて小型ボンベををテープでぐるぐる巻きにして簡易巨大爆弾みたいな物を作るとか、3人がそれぞれ爆弾を積んだヘリコプターでツッコむくらいの勢いが欲しかった。
サメが絡んでたらB級サメ映画として評価するけど、後半はただのB級ディザスター映画になっていて、その展開がシンプルに面白くなかった。
たぶん、巨大竜巻3つが欲張りすぎてて、1個ならもう少し1つの竜巻に処理に時間が掛けられたんだろうなと感じる。
「低予算映画に何を期待してるんだ!」って感じなんだけど、序盤が面白かったからこそ、個人的にはラストの展開は無理矢理すぎてダメだった。
トータルの評価ではB級映画の中では面白い方だけど、時間があり余っていて低予算映画が楽しめる人にしかおすすめできない。