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『エイリアン2』の作品情報
監督・脚本 | 監督:ジェームズ・キャメロン 脚本:ジェームズ・キャメロン |
ジャンル | SF、ホラー |
製作年 | 1986年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 2時間17分 |
補足情報 | 原題:Aliens |
『エイリアン2』のあらすじ
貨物船ノストロモ号でのエイリアンとの戦いからなんとか生き残った航海士のリプリー(シガニー・ウィーバー)は、冷凍睡眠状態で57年間も宇宙を漂った後、運よくサルベージ船に救助される。
しかし、貨物船の爆破の責任を問われて会社の査問会が行われることになり、そこでの悲劇やエイリアンのことを話しても全く信じてもらえなかった。
その夜、リプリーと同じウェイランド・ユタニ社社員のカーター(ポール・ライザー)から、大量のエイリアンの卵が見つかりいまは移民が住み着いている殖民惑星・LV-426が音信不通になったことを知らされる。
さらに、そこに相談役として海兵隊員と一緒に行って欲しいと頼まれ、最初は断ったリプリーだったが、行けば安月給の貨物係から航海士に戻れると提案されたこと、そして残ったエイリアンを全滅させてトラウマを払拭させるため、惑星へ行くことを決意するのだが・・・。
『エイリアン2』のキャスト
- シガニー・ウィーバー(エレン・リプリー)
- マイケル・ビーン(ドウェイン・ヒックス)
- キャリー・ヘン(ニュート)
- ランス・ヘンリクセン(ビショップ)
- ポール・ライザー(カーター・J・バーク)
- ジャネット・ゴールドスタイン(ジェニット・バスクエス)
- ビル・パクストン(ウィリアム・ハドソン)
- ウィリアム・ホープ(スコット・ゴーマン)
- アル・マシューズ(アル・エイポーン)
- マーク・ロルストン(マーク・ドレイク)
- リッコ・ロス(リッコ・フロスト)
- コレット・ヒラー(コレット・フェッロ)
- ダニエル・カッシュ(ダニエル・スパンクマイヤー)
- シンシア・デイル・スコット(シンシア・ディートリック)
- ティップ・ティッピング(ティム・クロウ)
- トレヴァー・スティードマン(トレヴァー・ウィズボウスキー)
- ポール・マクスウェル(ヴァン・リューエン)
『エイリアン2』の感想・ネタバレ・評価

レビュータイトル
エイリアンの卵が見つかった後、植民地支配するために数十年かけて移民が送られた殖民惑星・LV-426からの連絡が途絶えたことをきっかけに、前作で生き残ったリプリーと海兵隊員十数名で調査に行く話。
映画『エイリアン』の続編にふさわしいスケールアップした展開が続くのでとても面白かったです。
前作では初のエイリアンお披露目ということで、その造形のインパクトに驚きつつ非常に楽しめる内容ではあったけれど、エイリアンの個体数は一体で動き回る映像もほとんどなかった。
場所が船内という限られた空間だからこそ、逃げ場のない恐怖が演出されていたけれど、だからこそ展開がややこじんまりとした印象もあった。
さらに、鉱石貨物船ということでまともな武器も積んでいない上に乗組員は訓練されているわけではないので、戸惑いながら一方的にやられる展開が多かった。
今作では、前作の良さは前作に残しつつ新たな展開が多く作られていたので満足できる内容でした。
エイリアンの数は10体以上は登場してたと思うし、機敏に動き回る様子も見られて、さらにエイリアン・クイーンという存在が出てきたことで、大量の卵が存在した理由も明かされました。
登場人物の数も増えた上に、訓練されて最新兵器を持つ屈強な兵士たちでも簡単にやられてしまうという新たな恐ろしさを目の当たりにできたのも良かったし、重火器を使ったエイリアンとの攻防も面白かったです。
そして、前作では人間のふりをしたアンドロイドが会社の命令により地球外生命体(エイリアン)を持って帰る展開でしたが、今作はそのエイリアンの数を増やしたり研究するために移民を使って人体実験をしていたという、バイオハザードのアンブレラ社に負けず劣らずな鬼畜っぷりを発揮するのも良かったですね。
前作はアンドロイドの裏切りがあったことで「このアンドロイドめ~」という気持ちになっていて、今作で新たに登場したアンドロイドを見たときもリプリー同様良い印象はなかったですが、今作のアンドロイドは裏切ることなくむしろ頼りになることばかりしてくれたのも、非常にスッキリする展開でした。
前作ではまだ大量の卵が残っていたので今作のような展開ができましたが、その施設を爆破してしまったことで卵やエイリアンも死んでしまったでしょうし、卵を産み続けるエイリアン・クイーンは宇宙に放り出したので現段階ではエイリアンの種はいなくなったことになります。
元々どこかにいたエイリアンが異星人の船に乗り込んで植民惑星・LV-426に辿り着いたという流れなので、まだ宇宙のどこかに存在するですが、そこのところを含めて『エイリアン3』ではどういう展開になるのかが非常に楽しみです。
余談ですが、今作はターミネーター(1984年)で有名となったジェームズ・キャメロンが監督兼脚本をやっているためか、ターミネーターっぽい展開がいくつもありましたね。