【映画感想・レビュー】映画『ザ・ハント』森の中で目覚めた12人の男女が、セレブたちによる“人間狩りゲーム”に巻き込まれる【★3.5】

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映画『ザ・ハント』作品情報

監督・脚本監督:クレイグ・ゾベル
脚本:デイモン・リンデロフ
出演者ヒラリー・スワンク
ベティ・ギルピン
エマ・ロバーツ
イーサン・サプリー
ジャスティン・ハートリー
グレン・ハワートン
アイク・バリンホルツ
エイミー・マディガン
リード・バーニー
メイコン・ブレア
テリ・ウィブル
ウェイン・デュヴァル
ジャンルホラー、スリラー
製作年2020年
製作国アメリカ
上映時間1時間29分
補足情報原題:The Hunt
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映画『ザ・ハント』あらすじ・内容

広大な森の中で見知らぬ男女12人が目を覚ます。
彼らは自分たちがどこにいるのかも、なぜここに連れて来られたのかもわからない。
巨大な木箱を見つけて開けてみると、中には一匹の豚と大量の武器の数々。
何も状況が掴めないまま武器を取っていると、突然銃声が鳴り響き、何者かがライフルで狙撃してくる。
逃げまどいながら、男があることに気が付くる噂を思い出す。
それは、ネット上でまことしやかに囁かれていた“マナーゲート”と呼ばれる、セレブが娯楽目的で一般市民を狩るというゲームが実在していたことをーーー。

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映画『ザ・ハント』感想・評価・レビュー

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (3.5)

森の中で目覚めた12人の男女が、セレブたちによる“人間狩りゲーム”に巻き込まれる


広大な森の中で目覚めた12人の男女が、セレブ達による“人間狩りゲーム”により次々と殺されるスリラーに見せかけた、保守派もリベラル派もバカにするような社会風刺が効いたブラックコメディ映画。

全体的にすぐに人が死ぬのでテンポの良い展開が続き、やっと出てきた主人公の気怠い感じだが決して油断はしていない強者感も魅力で、グロシーンもほどほどにあり、ラストの肉弾戦も迫力があって、全体的に良いバランスの映画だったと思う。

序盤は主人公だと思った人物がすぐに殺されて、「ああ、そっちは主人公っぽい脇役で、こっちが本当の主人公か」と思ったらそっちも殺される。
まさに「信じたいものだけを信じる」といった“確証バイアス”が働くシーンだった。

そこから主人公が誰かわからないまま敵も味方も死んでいくシーンには、“金持ちだろうが貧乏人だろうが死は等しく平等であり、人の命は無価値”みたいな思想を感じる。

あるライングループのやり取りがSNSで拡散されて「あいつらは人間を誘拐して狩るゲームを楽しんでる!」という陰謀論が広まり、そういった捏造や誹謗中傷で社会的に失墜させられて人たちが正義の鉄槌を下すという構図。
まさに「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」と言わんばかりに、文字通り撃たれて殺される姿は、現代のSNSの誹謗中傷と開示請求からの裁判の流れによく似ている。

服を着せられた白いブタちゃんは、「黒人やアジア人を差別するという愚かな行為をする、動物のような知能を持った白人」を意味しているのかもしれない。

ラストの女同士の熱い肉弾戦には、「守ってくれる男がいないんだから女同士でちゃんと戦え!」と言った、“いつも男の後ろに隠れて守られていながら平等を語る女”に対する皮肉みたいなものが込められていたのだろうか。

色々と社会風刺が効いてそうなシーンを挙げてみたけど、本当はそれらに何の意味も込められていなくて、自分が勝手にそう思い込んでただけで、“勝手に被害妄想を膨らませて不満を募らせている”ことこそが、この映画が一番伝えたかったメッセージかも知れない…。

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