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『ブラックフット クマ地獄』の作品情報
監督・脚本 | 監督:アダム・マクドナルド 脚本:アダム・マクドナルド |
ジャンル | パニック |
製作年 | 2014年 |
製作国 | カナダ |
上映時間 | 1時間32分 |
補足情報 | 原題:Backcountry |
『ブラックフット クマ地獄』のあらすじ
カナダの自然豊かなキャンプ地に来たカップルのアレックス(ジェフ・ループ)とジェン(ミッシー・ペリグリム)。
彼女に素敵な景色を見せようと、アレックスは人里離れた
湖を見に行くも彼氏が見栄を張って道がわからないのに進んで、道に迷う
巨大なクマの足跡を見つける。
大丈夫、帰れると励まし合う二人だったが、テントを開けて外を見てみると、そこには巨大な黒い熊がいて・・・。
『ブラックフット クマ地獄』のキャスト
- ミッシー・ペリグリム
- エリック・バルフォー
- ジェフ・ループ
『ブラックフット クマ地獄』の感想・評価
キャンプ中のカップルを熊が襲う実話を基にした話
クマが登場するアニマル・パニックものを期待して観てみたが、そうではなかった。
日本語タイトルが『ブラックフット クマ地獄』なので、クマが登場するアニマル・パニックものっぽく見えるが、実際にクマが登場するのは1時間過ぎの数分間程度で、しかも1匹だけ。
おかしいな~と思っていたらそれもそのはず、原題が『Backcountry(バックカントリー)』で、日本語に直訳すると「未開の地」「辺境の地」だった。
邦題詐欺のように思えるが仕方がない、そのまま『バックカントリー』なんてタイトルをつけようものなら、誰も見てくれはしないだろうからね。
要は「カップル二人が山の未開地に足を踏み入れたら道に迷い込んで、その上クマと遭遇した」という実話を基にした話、そもそもがクマ映画ではなかったのだ。
クマは1時間は出てこないし、男の身勝手で自己中心的な行動にイライラするばかり。
受付で地図を渡されるのに受け取らなかったり、道がわからないのに進んだり、クマの足跡があるのに無視したり、事前準備も危機管理も甘ちゃんすぎて、もはや「わざとかっ!?」と思えるほど。
クマの襲撃はチープではあったものの、「実際にクマに襲われるってこんな感じなのかな…」と感じさせるほどのリアルさはあった。
この映画を観る数日前に、北海道北部の幌加内町・朱鞠内湖(しゅまりないこ)の湖岸で、釣りをしていた54歳の男性がヒグマに襲われ死亡したというニュースを見たばかりだったので、より恐怖を感じる映像だった。
クマが大暴走するイメージを期待してたので、その点ではがっかりだったが、教訓と言う意味では勉強になる映画でした。
映画ではなく現実として、登山で遭難する人もいるし、スキーやスノーボードでバックカントリー中に遭難する人もいるから、もし自分が登山やスキー・スノーボードをする際には
・そもそもバックカントリーには絶対に入らない
・入る場合は一人か、ちゃんと同行者の同意を取ること
・入る場合には油断せず、事前に入念な準備をすること
・入った後も、死ぬかもしれないという覚悟で行動すること
これらが大事なんだろうなと思った。
映画のネタバレを含みながら実話の話をしたいと思います。
実話では、夫婦が2週間の休暇をとって人里離れたキャンプ場でキャンプやカヤックをしていたところ、ツキノワグマに襲われて、女性が負傷、男性がアーミーナイフでクマを刺して追い払います。
その後、夫婦でカヤックに乗り最寄りのキャンプ場までたどり着くが、女性が負傷により死亡する。といった話になります。
実際にはバックカントリーには入ってないみたいで、未婚のカップルではなく既婚の夫婦、生き残った人と死亡した性別が逆になっています。
映画では、男が調子に乗ってバックカントリーに入った結果、クマが襲われた構図になっていますが、普通にキャンプをしていたところでクマに襲われたみたいです。
ただキャンプを楽しんでただけなのに、クマに襲われるなんて恐ろしすぎますね…
キャンプをする際には、
・クマ対策や獣対策グッズを持っていく
・クマの痕跡を見つけたら大人しく
・食事は残さず、ゴミはポイ捨てしない
など基本的な注意事項をしっかり守りましょう。