【感想・ネタバレ】映画『アニマル・パージ』多種多様の動物たちが暴れだすアニマルパニックムービー!【★3.0】

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『アニマル・パージ』作品情報

監督・脚本監督:ニコラス・デュヴァル
出演者ロマン・ポルタイユ
トム・ハドソン
ゾアール・ウェクスレル
ピーター・ハドソン
マクセンス・セヴァ
ピーター・メイセル
ジャンルアニマルパニック
製作年2016年
製作国フランス
上映時間1時間12分
補足情報原題:Urban Jungle

『アニマル・パージ』あらすじ

ある日、インディ動物園の近くで盲導犬が人を噛み殺す事件が発生。
同日、動物園内では大量のカラスが人々を襲い、市街地ではペットの猫や犬が人を襲う事件が続出していた。
未曽有の事件の謎を解明するため、霊長類研究者のアリックス(ロマン・ポルタイユ)と、たまたまそこに居合わせた動物オタクの学生・ユリシーズ(トム・ハドソン)は、ある“DNAサンプル”を届けに研究所へと向かう。

『アニマル・パージ』感想・ネタバレ・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (3)

多種多様の動物たちが暴れだすアニマルパニックムービー!


それなりに楽しめる愛すべきアニマルパニックB級映画といった感じ。

出てくる動物は、犬、猫、カラスやタカ(?)などの鳥類が大量、ネズミも大量、クモも大量、ゾウ、トラ、ワニ、ヘビ、クマ、ゴリラといったように、多種多様の動物が登場する。

大量に出てくるのは鳥類とネズミとクモくらいで、ゾウやクマなどの大きな動物は1匹ずつで短い時間しか登場しない。
ただ、動物が大量に襲ってくる映像と、大きい動物がドカンと襲ってくる映像を巧みに使い分け最後まで飽きないようになっている。

ストーリーの雑さは気になるが、それはB級映画なのでご愛嬌。
大量の鳥に襲われた人の血跡が、たまに赤ペンで書いたような感じになってるけどそこもご愛嬌。
CGの荒さも思ったよりはなく、B級映画の中でも上位に入る映像の綺麗さ。

元凶の新種のゴリラはほとんど登場しないし、ラストのオチに納得しない人もいるかもしれないが、投げっぱなしエンドではなく、ある程度「もしかして、こういうことか!?」と想像できるようになっているので終わり方も良し。

B級映画を観慣れていない人にはつまらなく感じるかもしれないが、それなりに面白い作品だった。

原題の『Urban Jungle(アーバン・ジャングル)』は、直訳すると「都市ジャングル」。
都市に暴走した動物たちが溢れたことで、「街がまるでジャングルみたいになった」という意味なんだと思います。

邦題の『アニマル・パージ』は、2013年にアメリカで製作されたホラー映画「Purge(パージ 意味:粛清する)」とかけて、“動物たちに粛清される人間たち”という意味が込められてるのかな?