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『フォルトゥナの瞳』の作品情報
監督・脚本 | 監督:三木孝浩 脚本:坂口理子、三木孝浩 |
ジャンル | ファンタジー、ロマンス |
製作年 | 2019年 |
製作国 | 日本 |
上映時間 | 1時間50分 |
補足情報 | 原作小説:百田尚樹『フォルトゥナの瞳』 |
『フォルトゥナの瞳』のあらすじ
幼い頃に飛行機事故で家族を失った木山慎一郎(神木隆之介)は、友人も恋人もいなく、遅くまで仕事に打ち込む日々を送っていた。
しかしある日、自分が「死を目前にした人間が透けて見える能力」を持っていることに気づいてしまい、そこから生活が一変していく。
そんな日々の中で、偶然入った携帯ショップで桐生葵(有村架純)という女性と出会う。
自分の力のことを誰にも打ち明けられず、家族もいない孤独な人生を送っていた木山は、明るい性格の葵に心惹かれ、葵もまた、優しく、仕事に真面目な木山に惹かれていく。
そして、幸せな日々を過ごしていた2人だったが、突然、葵の身体が透け始めてしまうーーー。
『フォルトゥナの瞳』のキャスト
- 神木隆之介
- 有村架純
- 志尊淳
- DAIGO
- 松井愛莉
- 北村有起哉
- 斉藤由貴
- 時任三郎
『フォルトゥナの瞳』の感想・評価
もし大切な人の「死」が見えたとしたら…
原作は百田尚樹さんの同名小説「フォルトゥナの瞳」で、監督は「僕等がいた」「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の三木孝浩監督が務める。
神木隆之介と有村架純のピュアなペアの空気感が素敵で、この2人による純粋な恋愛映画を観たくなった。
「死を目前にした人間が透けて見える能力」を持ってしまったというファンタジー要素強めな主人公・木山を演じた神木隆之介さんの演技も良くて、有村架純は演技はもちろん、特に可愛さが際立っていた。
正直、信じられないくらい可愛かった。
物語としては、どんでん返しというよりは、ゆっくりと伏線を回収していくタイプなので、途中で展開が読めてしまう人には後半~ラストのオチまで退屈に感じるかもしれない。
いや、展開がわからなくても、後半~ラストにかけてはちょっとストーリーがシンプルと言うか安直すぎて、物足りなかった感じはした。
途中でワンオクの楽曲を使ったり、ラストのちょっと尺長めのシーンのところとか、「さぁ!みなさん!どうぞどうぞ感動してください!」といった、下心というかあざとさのようなものを感じてなんか嫌だった。
前半~中盤はすごく面白かっただけに、終盤の尻すぼみ感は否めないです。
あとは、重要なネタバレになるから詳しくは言えないけど、ご都合主義っぽいところとか、「なんでそんな選択をしたの?」みたいなところが多々あって、モヤモヤが残るのも気持ちよくなかったです。
原作が小説だから色々とカットした部分もあると思うので、いつか小説を読んでもっとちゃんとこの作品のことを知りたいなと思いました。