映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』ネタバレ感想・あらすじ・キャスト紹介!

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『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の作品情報

監督・脚本監督:アンソニー・ルッソ/ジョー・ルッソ
脚本:クリストファー・マルクス/スティーヴン・マクフィーリー
ジャンルアクション
製作年2016年
製作国アメリカ
上映時間2時間28分
補足情報原題:Captain America: Civil War

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のあらすじ

東ヨーロッパ・ソコヴィアでのウルトロンとの激闘から1年ーーー。
キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース率いるアベンジャーズは、ヒドラの残党ブラック・ラムロウのテロ計画を阻止するため、ナイジェリア・ラゴスに訪れていた。
ラムロウたちが実験室から盗んだ生物兵器を奪い返すことに成功するが、ラムロウの自爆によりスティーブが殺されそうになったその時。
ワンダが念動力で爆発を逸らしたおかげでスティーブは助かったが、その爆発でビルにいた人々が巻き込まれ多数の犠牲者を出してしまう。
ソコヴィアの一件もあり、アベンジャーズの活動による一般市民への被害を重く受け止めた国連は、彼らを自分たちの管理下に置く「ソコヴィア協定」を定め、協定への署名をアベンジャーズのメンバーに求める。
自分のせいでソコヴィアに住む何の罪もない青年が犠牲になってしまったこともあり、アイアンマンことトニー・スタークは署名への賛同を求めるが、スティーブは選択の権利を失い責任の放棄に繋がると協定を非難、他のメンバーでも意見が分かれ、アベンジャーズ内で対立が起こってしまう。
さらに、ウィーンで行われたソコヴィア協定の署名式で爆破テロが発生、演説中だったワカンダ王国の国王ティ・チャカが死亡し、そのテロの犯人としてスティーブの親友であるバッキー・バーンズが国際指名手配を受けーーー。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のキャスト

  • クリス・エヴァンス(キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース)
  • ロバート・ダウニー・Jr(アイアンマン/トニー・スターク)
  • ダニエル・ブリュール(ヘルムート・ジモ)
  • チャドウィック・ボーズマン(ブラックパンサー)
  • スカーレット・ヨハンソン(ブラック・ウィドウ)
  • セバスチャン・スタン(ウィンター・ソルジャー)
  • フランク・グリロ(クロスボーンズ)
  • アンソニー・マッキー(ファルコン)
  • ジェレミー・レナー(ホークアイ)
  • エリザベス・オルセン(スカーレット・ウィッチ)
  • エミリー・ヴァンキャンプ(エージェント13)
  • ポール・ラッド(アントマン)
  • ドン・チードル(ウォーマシン)
  • ウィリアム・ハート(サディアス・“サンダーボルト”・ロス)
  • マーティン・フリーマン(エヴェレット・ロス)
  • トム・ホランド(スパイダーマン)
  • ポール・ベタニー(ヴィジョン)
  • マリサ・トメイ(メイ・パーカー)

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の感想・ネタバレ

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4.5)

アイアンマンとキャプテン・アメリカの対立を中心に、アベンジャーズ内での争いを描く。


MCU『キャプテン・アメリカ』シリーズの3作目で、アイアンマンとキャプテン・アメリカの対立を中心に、アベンジャーズ内での争いを描く。

ロキ&チタウリ軍とのニューヨーク大決戦の後、ヒーローとして称えられる存在になったアベンジャーズだったけれど、ソコヴィアでのウルトロンとの戦いによる多数の犠牲があったせいで非難の声が高まってしまう。

さらに、S.H.I.E.L.D.がなくなってしまったことで、今後は国際連合の下で監視や制限がありながら行動するか、いままで通り独自の判断で動くどうか、ヒーローチーム「アベンジャーズ」としての今後を左右する話です。

アイアンマンことトニー・スタークは、ウルトロンとの戦いで一般市民を犠牲にしてしまった負い目や責任、自分自身も大切な存在である両親を亡くしていること、自分が作っていた兵器がたくさんの人を殺していたことなどの理由もあってか、第三者でもある国際連合の監視下で動く方が良いと判断します。

これはトニーが企業に属してはいたけれど強い意思決定を持つ立場にいたこと、軍人ではなく組織で動いたことがほぼないことも理由の一つとして挙げられそうです。

そんなトニーをキャプテン・アメリカことスティーブは「自分で決める選択と責任を放棄している」と紛糾します。

自分の信念と正義で責任を持って行動するスティーブにとっては、トニーの選択は例えまた一般市民に犠牲が出るようなことがあったとしても「国連が決めたことだから、自分はただそれに従っただけ」と言いたいだけの責任逃れに聞こえるそうです。

一方でスティーブは、自分で選択しその結果の責任も自分で受け止めたいという考えで、これはアメリカ軍→S.H.I.E.L.D.と所属は変わっても一人の軍人として指示されながら動いてきたこと、ヒドラのように組織ではあるけれど一人の独裁者によって間違った方向に道を進んでしまう組織を見てきた後、『アベンジャーズ』の一員として組織の判断だけではなく自分の判断で動いて来た経験から、そういう考えに至ったようにも思えます。

まぁ、国連の指示で動くとなったら既存の軍隊が超人ヒーローに変わっただけですし、国連の指示が最適とも限らない、むしろそれぞれが自分の国の利益にのためにアベンジャーズを良いように使うことも考えられ、意思決定までのプロセスが複雑になることで出動まで時間が掛かって救える命も救えなくなるなど、色々と問題が起こるのも予想できます。

それなら、強力な能力や個性を持ち、様々な価値観や考えを持つ対等の立場であるヒーローたちが、その場その場で意見をぶつけ合いながら一つの道を決め、その責任も自分たちで持つという方が正しいと判断するのもとてもわかります。

どちらがトニーとスティーブのどちらが間違っているとかではなく、お互いの信念や正義の違いというだけなので、同じアベンジャーズだけれど対立してしまうのは仕方がないことだと思います。

じゃあ、どっちの意見を優先するのか力づくで決めようということで色々なヒーローが参戦してくるのですが、ファルコンや前作で登場したアントマンに加え、MCUシリーズ初登場のスパイダーマンとブラックパンサーも参戦して来ますし、大規模なヒーロー同士の対決はいままでなかたので、これまでの作品とはまた違った迫力や魅力が楽しめます。

いままでは単独作品で登場してきたキャラクターが一同に集うパターンが多かったので、ここでスパイダーマンとプラックパンサーの2人新ヒーローがガッツリ話に関わって来るのも嬉しいですし、今後MCUシリーズの話の広がりも見えてきてワクワクします。

当然、これだけの様々な能力を持ったヒーローが集まれば多彩で迫力があるアクションシーンが出来上がるのは間違いなく、その期待を一切裏切ることなく楽しませてくれます。

ちょっとだけ不満点を挙げるとすれば、暗殺者として初登場したウィンター・ソルジャーはカッコ良かったのですが、今作ではただの片腕機械の強化人間くらいの特徴しかなく、ヒーロー(?)としては地味な印象です。

暗殺者ならブラック・ウィドウがいますし、パワーや機械系ならアイアンマンやキャプテン・アメリカ、ハルクもいますし、ウィンター・ソルジャーとまったく同じような兵士があと5人もいたという設定が出てきたため、余計に急に安っぽい存在になってしまいました。

さらに、本格参戦してきたヒーローたちが、ヴィヴラニウムが含まれている体とインフィニティストーンが埋め込まれているヴィジョン、サイコキネシスを使うワンダ、糸を操り縦横無尽に駆け回るスパイダーマン、ヴィヴラニウム製のスーツと動物のような見た目と動きをするプラックパンサーと今までになかった個性を持っていたせいで余計に地味さが目立ちます。

そこに関しては今後に期待ということで、今作でアベンジャーズの対立が描かれ、さらなる物語の広がりも見えてたので、この後どういう話になっていくのかが楽しみです。

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