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『ドクター・ストレンジ』の作品情報
監督・脚本 | 監督:スコット・デリクソン 脚本:スコット・デリクソン/C・ロバート・カーギル |
ジャンル | アクション |
製作年 | 2016年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 1時間55分 |
補足情報 | 原題:Doctor Strange |
『ドクター・ストレンジ』のあらすじ
傲慢だが天才的な技術を持つ外科医スティーヴン・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、不慮の事故により両手に重大なマヒが残り、医者として生きて行く道が完全に断たれてしまう。
あらゆる治療法を模索してみるものの、現代医療ではどうしようもなく諦めかけていたその時、同じような絶望的な状況から奇跡的に回復した人がいることを知る。
その人から聞いた、ネパール・カトマンズにある“カマー・タージ”という場所を訪れると、医者のスティーヴンからすると到底理解できない非現実的な現象“魔術”の話を聞かされるーーー。
『ドクター・ストレンジ』のキャスト
- ベネディクト・カンバーバッチ(スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ)
- キウェテル・イジョフォー(モルド)
- レイチェル・マクアダムス(クリスティーン・パーマー)
- ベネディクト・ウォン(図書館の番人:ウォン)
- マッツ・ミケルセン(闇落ちした魔術師:カエシリウス)
- ティルダ・スウィントン(師:エンシェント・ワン)
- マイケル・スタールバーグ(ニコデマス・ウエスト)
- ベンジャミン・ブラット(ジョナサン・パングボーン)
- スコット・アドキンス(ストロング・ゼロッツ)
- ザラ・フィシアン(ブルネット・ゼロッツ)
- アラー・サフィ(トール・ゼロッツ)
- カトリーナ・ダーデン(ブロンド・ゼロッツ)
- トポ・ウェルネスニーロ(ハミヤ)
- リンダ・ルイーズ・デュアン
- マーク・ブライトン
- ダニエル・ドラム
- ミーラ・サイアル
- エイミー・ランデッカー
『ドクター・ストレンジ』の感想・ネタバレ

ヒーロー“ドクター・ストレンジ”の誕生秘話を描く
交通事故により両手に重度のマヒが残ってしまった天才外科医が、治療法を求めて訪れた先で“魔術”を教わる話。
いままでのヒーローが誕生した経緯は、アイアンマンやハルクのように天才がその能力を活かした末に生まれていたり、ソーのように元々が神だったり、キャプテン・アメリカやワンダのように持たざる者が正義や復讐をきっかけに実験で強力なパワーを手に入れたりみたいなパターンが多かった。
けれどドクター・ストレンジの場合は、すごい技術を持つ外科医ではあるけれどそれが戦いで生かせるわけではなく、力を欲していたわけでもなく、ただ事故によって失った神経機能をどうにか取り戻して元のように医者として人々を救いたいと願っていただけなので、なんか人間味を感じるヒーローの誕生の仕方です。
それと、何か(交通事故)がきっかけで(医者として)前みたいに人々を救うことは出来なくなったけれど、過程や手段が違うだけで同じ人を救うという目的は果たすことができるんだよ、他の道もあるんだよと示してくれるのも、現実で同じようなことで悩んでる人への希望に感じ、そういう意味でも人間味のあるヒーローだなと感じました。
この作品では魔術が重要な要素になってくるので、いままでのマーベル映画と比べるとファンタジーの雰囲気が強く、他の作品でもCGは多く使われていたけれど、今作では魔法の世界に引き込まれるようなCGの演出が多くてそれも面白い。
魔術といっても魔力・エネルギーをぶつけるような直感的な戦いはあまりなく、身体に魔力が宿る的な概念でもなく、魔法陣を空に描いたり決められた行動をすることによって生まれる力なので現実のプログラミングっぽい感じもある。
だからなのか、非現実的な力なんだけどどこか現実味もあって、完全なファンタジーではない分、現実を舞台にしている映画においてすごく違和感なく馴染んでいる設定だなという印象です。
MCU・マーベル作品においてまた新しい魅力を持つヒーローが誕生した瞬間で、いまからドクター・ストレンジが他のマーベルキャラクターたちと一緒になるのが楽しみですし、さらに、マルチバース(多元宇宙)の話が本格的に出てきたことで世界観が壮大になったのも良かったです。