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『レベル16 服従の少女たち』の作品情報
監督・脚本 | 監督:ダニシュカ・エスターハジー 脚本:ダニシュカ・エスターハジー |
ジャンル | SF |
製作年 | 2018年 |
製作国 | カナダ |
上映時間 | 1時間42分 |
補足情報 | 原題:Level 16 |
『レベル16 服従の少女たち』のあらすじ
ヴィヴィアン(ケイティー・ダグラス)とソフィー(セリーヌ・マルタン)は、幼い頃から少女だけの寄宿学校で育てられてきた。
その学校では「清潔」や「従順」といった7つの価値観が美徳として重んじられ、規則正しい生活を送り『純潔』を保ったまま16歳を迎えることができれば、優秀な生徒として認めらて素晴らしい家族に里子として迎え入れてもらえることになっていた。
しかし、施設の本当の目的に気が付いたソフィーは、ヴィヴィアンに一緒に逃げ出すよう説得を持ちかけるが…。
『レベル16 服従の少女たち』のキャスト
- ケイティー・ダグラス
- セリーヌ・マルタン
- サラ・カニング
- ピーター・アウターブリッジ
- アマリア・ウィリアムソン
『レベル16 服従の少女たち』の感想・レビュー
少女しかいない謎の寄宿学校に潜む闇
孤児だけを集めた謎の寄宿学校で育てられた少女たちは、16歳になると素晴らしい家族の元へと里子として迎え入れてもらえると教えられているが、実際は・・・という話。
日本の漫画『約束のネバーランド』みたいな設定の映画(約ネバもある洋画が元ネタっぽいけど)。
作品の雰囲気も良いしそこそこ面白かったけど、この少女たちが育てられていた理由を知った後だと「なんで16歳?もっと若い方がいいよね?」って思ったりと、全体的に設定がガバガバなので、それならもっとホラーとかサスペンスっぽい要素に振り切った方が良かったんじゃないかなと思った。
例えば、この少女たちが、里子(?)として出された後にどういう仕打ちを受けたのか具体的なシーンがあるとか、この少女たちを引き取った(?)人たちの人間味のある部分とか、そういうシーンもいくつか欲しかった。
少女たちが育てられた理由は判明するけど、そこが話のピークなので、もう少し盛り上がるところがあった方が良かった。
ただ、映画で出てくる7つの美徳(従順・清潔・忍耐・謙遜・純潔・温厚・節度)と7つの悪徳(好奇心・怒り・感傷・粗野・不潔・疑念・反抗)を教えられながら育つという話は良かった。
現代の話に置き換えると、女の子が小さい頃からこのような美徳(女性らしさと言う価値観)を刷り込まれて育てられていることへの警鐘を鳴らし、その施設から逃げ出すこと=女性らしさからの解放みたいな意味合いもあったのかなと感じた。考えすぎかな?
こういうジャンルの映画は、設定が細部までこだわってることはあまりないので期待はしてなかった分、それなりに面白かったです。
あと、主人公のヴィヴィアンが美少女すぎる。