MCUドラマ『ロキ (シーズン1)』ネタバレ感想・あらすじ・キャスト紹介!【26作品目】

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『ロキ (シーズン1)』の作品情報

監督ケイト・ヘロン
脚本
ジャンルアクション、SF
製作年2021年
製作国アメリカ
上映時間5時間2分 (全6話)
原題Loki Season 1

『ロキ (シーズン1)』のあらすじ

アベンジャーズたちはサノスの指パッチンによって消された人々を取り返すため、ニューヨークの戦いが行われた2012年へとタイムトラベルをするが、そこで移送中のロキが四次元キューブを使い逃走してしまう。
どこかの砂漠へ転送され、晴れて自由の身となったロキだったが、そこにTVA(時間変異取締局)と名乗る組織が現れる。
彼らはロキを“変異体”と呼び、“神聖時間軸”を乱す存在としてして連行してしまうーーー。

『ロキ (シーズン1)』のキャスト

  • トム・ヒドルストン(ロキ)
  • オーウェン・ウィルソン(メビウス)
  • ググ・バサ=ロー(ラヴォーナ・レンスレイヤー)

『ロキ (シーズン1)』の感想・ネタバレ

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (3.5)

マルチバースの概念に触れるプロローグ的な作品


映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、アベンジャーズたちがロキとチタウリ軍と戦った2012年のニューヨークにタイムトラベルした際、その時代のロキが四次元キューブを使って逃げたことで“サノスに殺されなかったロキ”
が生まれてしまった後の話を描くMCUドラマ。


マルチバースという概念が本格的に扱われるようになったドラマで、今作を含むフェーズ4~6の「マルチバース・サーガ」作品へと繋がるプロローグ的な作品なので、今作単体の評価で面白いかと言われたら微妙です。

だからと言って、今作なしで他の作品にいきなりマルチバースの話が出て来てちょろっとだけ内容が語られても、その物語にノイズがありそうなので、今作をマルチバースの説明的作品とするのはいいのかなと思います。

ただ、アクションがメインとは言えアクションシーンは物足りないですし、ロキが出てくる割に魔法もあまり出て来なかったりと、全体的には物足りない印象です。

まぁ、この作品にはシーズン2がありますし、単体での評価は難しいのですが、今後に備えても見ておく必要はあると感じます。

第1話「大いなる目的」の感想・ネタバレ

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』で映画『アベンジャーズ』の時代にアベンジャーズたちが戻った際、トラブルでその時代のロキが四次元キューブを使ってどこかに逃げてしまった後の物語です。

エンドゲームのラストでサノスの指パッチンで消えた人々が戻って来たことで「良かった~」って気持ちで忘れていましたが、ロキが逃げていましたね。

ロキはどこか民族が暮らす砂漠で目を覚ましますが、時空を飛んで謎の人物たちが飛んできてロキをどこかへ連行します。

彼らはTVA(時間変異取締局)と名乗り、分岐した枝や、ロキのことを“変異体”と呼んでいます。神聖時間軸という言葉も出てきました。

囚人のように扱われて裁判を受けますが、ここで多元宇宙(マルチバース)のことが明らかになります。

過去に多元宇宙(マルチバース)で多くの時間軸が「俺たちの時間軸こそが正義だ!」みたいな感じて大戦争が勃発します。

それによりあらゆる物が破壊されていったため、全てを知る“タイムキーパー”たちが、多元宇宙を1つの時間軸に統一、それが神聖時間軸と呼ばれるものでした。

木で言う幹のようなものが神聖時間軸ですね。

しかし、今回のロキのようにその神聖時間軸から外れるものがいて、そういう人たちを“変異体”と呼ぶそうです。

変異体をほっとけば様々な時間軸が分岐し、そこからまた宇宙が複数生まれてしまい、戦争が起こるとのことでした。

つまり、ロキが死んでした時間軸が神聖時間軸(木の幹)で、ロキが四次元キューブを使って逃げ出したことでロキが生きているという新たな時間軸(木の枝)が生まれてしまい、その木の枝を放っておくと後々宇宙同士の大戦争が起こる可能性があるから伐採するよって感じですね。

今作のロキのような変異体を捕まえたりするのがタイムキーパーたちが生み出したTVAの仕事というわけです。

今作で明確に多元宇宙(マルチバース)の話と、それらを裏で管理している者たちの存在が明らかになりました。

本来であればロキは危ない存在なので処分されるはずなのですが、なぜかTVA側から協力を求められました。

その協力とは、ある“変異体”を捕まえること、そして、その“変異体”が“ロキ自身”ということでした。

第2話「変異体」の感想・ネタバレ

今作で出てきた変異体のロキの前にも変異体のロキが誕生していて、捕まえようとしたTVAがことごとく殺されてしまって困っていたので、同じ人間として同じ思考を持つであろうロキに協力を求めたきたということでした。

さらに、分岐イベント(木の枝)が発生してそれが成長してレッドラインを超えると分岐イベントがリセットできなくなり、現実が崩壊するということもわかりました。

分岐イベントにより宇宙が複数生まれて、多元宇宙同士で大戦争が起こるのはわかってましたが、現実が崩壊する理由は特にわかりません。

とにかく、別の変異体のロキがどこにいるのかもわからず、痕跡も残さず調査に行き詰っていましたが、ロキがあることに気が付きます。

それは、別の変異体のロキが大災害に隠れて悪事を働いているということ。

つまり、分岐イベントで発生した時間軸(木の枝)で別の変異体のロキが何かしらの悪事を働く→そこで自然災害や隕石衝突などの大災害が起こってその時間軸(木の枝)が破壊される→痕跡が消えるのでTVAは足取りを掴めなくなる。ということです。

別の言い方をすると、その時間軸にいるはずがない変異体が何かをしたらさらに分岐イベント(木の枝)が発生し、その痕跡からTVAは変異体の居場所を突き止めることができるのですが、新たな分岐イベント(木の枝)が発生する前に世界が消滅するため、それができなくなるということです。

どんな悪事を働いているのかはわかりませんが、とにかく大災害に身を隠して何かをしてることだけはわかりました。

なので、世界が消滅するレベルの大災害が起こりそうな場所へと向かう→そこで何かをしようと企んでいる別の変異体のロキを捕まえようとします。

別の変異体のロキを見つけますが、その姿は“女”。最初に変異体は同じ姿とは限らないとは言ってましたが性別も変わるんですね。

そして、別の変異体のロキは盗んでいたリセットチャージ(分岐イベントが発生した神聖時間軸のリセットに用いられる小型デバイス)を大量に起動した状態で、タイムドアでどこかへと送ります。

そうすると、大量に分岐イベントが発生しTVA本部は大混乱に陥ります。

本来、リセットチャージは伐採した時間軸の汚染範囲を切り取り自然治癒させる役割があるのですが、リセットチャージにより問題が起きていない神聖時間軸のどこかを切り取ったことでイレギュラーが発生し、たくさんの分岐イベントが生まれたということです。

このまま分岐イベント(木の枝)が成長し続けてレッドラインを超えると現実が崩壊してしまうため、大慌てです。

別の変異体のロキはTVA職員から奪ったタイムパッドを使ってどこかへと逃げ、それをロキが追いかけて物語は終わります。

第3話「ラメンティス」の感想・ネタバレ

別の変異体のロキ(以下:女版ロキ)とロキが行った場所はTVA本部で、女版ロキは幼い頃の自分を誘拐して人生をめちゃくちゃにしたTVAやタイムキーパーたちに復讐しようと動いていました。

TVA本部で危ないところを、ロキがタイムパッドを使って女版ロキとどこかへ移動します。

移動した場所はいまにも崩壊しそうなラメンティスという星で、いますぐ移動したいがタイムパッドの充電も切れたため、充電しようと色々とします。ここら辺はちょっと退屈です。

物語の最後で、女版ロキが人の記憶から幻を作り出して操る魔術を使えることが判明し、それをTVA職員に使ったときにはTVA職員以前の記憶を引き出して操ったと告白します。

しかし、TVA職員たちはタイムキーパーによって作り出された存在なので、TVA職員じゃなかった時代なんてあるわけがありません。

しかし、女版ロキの証言では魔術を使ったTVA職員は地球人で変異体だったと言います。

まだ女版ロキが嘘を付いている可能性もありますが、ここでそのような嘘をつくメリットも特にありません。

それであればTVA側、もしくはさらに上の存在のタイムキーパーが何か重要なことを隠しているのかもしれません。

第4話「分岐イベント」の感想・ネタバレ

ロキと女版ロキ(以下シルヴィ)が移動した世界が滅亡しそうになったその時、タイムドアが開き入ってみるとTVA本部で、2人はあっさり捕まってしまいます。

そして、ロキは序盤から共に行動していたTVA分析官のメビウスにTVAについての真実を伝えますが信じてもらえません。

まぁ、嘘つきのロキですから、TVA分析官目線ではロキがTVAから逃げるためについた嘘に聞こえるのかもしれません。

ただ、なんとなく違和感は持ち始めているようで、自分の上司であるラヴォーナに探りを入れてみますが成果は得られません。

一方で、TVA職員のハンターB15がシルヴィに会いに行き、操られたときに見た記憶について問いただします。

そこでTVAの人たちがタイムキーパーによって作られたわけではなくただの変異体で、シルヴィと同じようにタイムキーパーたちによって人生を奪われた人たちであることを知ります。

少しずつTVAのことが明らかになったり、疑問を抱く人たちが増えていきました。

さらに物語が進み、ロキとシルヴィはTVA職員たちとともにタイムキーパーに会いに行きますが、あれこれあってシルヴィが3人のタイムキーパーの内、1人の首を蹴り飛ばしますが、それが機械で出来ていたこと知ります。

つまり、絶対的存在であったタイムキーパーも誰かによって作り出された存在なのでした。

さらに、女TVA職員によりロキが剪定されて存在が消されてしまいます・・・が、目が覚めるどそこは見知らぬ場所(地獄?)で、謎の3人から「一緒に来ないと死ぬ」と告げられます。

第5話「未知への旅」の感想・ネタバレ

ロキが目覚めた場所(飛ばされた場所)は“虚無”と呼ばれる場所で、分岐イベントは剪定しても完全に破壊することはできないため、それを成長しない場所に送られる、それが“虚無”でした。

剪定した木の枝のゴミ捨て場みたいなところですね。

そして、最初に出会った3人(とワニ一匹)の正体も変異体のロキということでした。

ロキが色々な予想外のことをやりすぎたためたくさんの分岐イベントが発生し、そのたびにロキが剪定されて“虚無”に捨てられたため、たくさんの変異体のロキが生まれてしまいました。

彼らによるとここから抜け出す方法はなく、巨大な怪物のアライオスから必死に逃げるしかないようです。

そのアライオスの対策を考えていくのですが、シルヴィが黒幕が“虚無”の向こう側にいて、入り口守る番犬がアライオスだと予想します。

なんやかんやでシルヴィがアライオスの心を操り、霧が晴れるようにアライオスが散り散りになった先には謎の建物がありました。

第6話「とわに時を いつでも」の感想・ネタバレ

建物の中に入ると、そこには“在り続ける者”という謎の人物がいて、彼はすべての想像主であり管理者なのだそうです。

彼の名前はカーン、31世紀の地球に生きていた科学者で、マルチバース(多元宇宙)の存在に気付き、同時期に彼の変異体も同じことに気が付きます。

しばらくはお互いの宇宙を行ったり来たりして、交流したり知識と技術を伝え合ってお互いの宇宙を発展させたりと平和な時を過ごしていました。

しかし、その変異体の中には新たに見つけた宇宙を支配しようと企む者も現れ、大戦争が勃発、ある宇宙は相手を支配するため、ある宇宙は自分たちの宇宙を守るために他の宇宙を滅亡させていきました。

こうして全てが破壊されそうになりますが、最初の変異体が時空までも食い尽くす生物「アライオス」と出会います。

そして、そのアライオスを使って長年の戦争を終わらせ、そこから後に神聖時間軸と呼ばれる時間軸だけを切り離し、それを管理するTVA、タイムキーパーなどを生み出し、分岐イベントでまた新たな宇宙が誕生しないように裏でコントロールしてしました。

この話を2人のロキにしたのは自分の後継者を見つけるためで、長年管理することにもう疲れたから自分の代わりを務めて欲しいと頼みます。

もしくは、自分のことを殺して無数の時間軸を誕生させ、昔のようにまたマルチバースでの大戦争を引き起こすのかの2択を迫られます。

ロキとシルヴィが今までのように他の時間軸を選定し続けて神聖時間軸を守り続ける。

もしくは、カーンを殺してマルチバースの誕生と共にそれぞれの宇宙に彼の変異体が誕生し、また宇宙同士での大戦争が勃発した後に別のカーンが前みたに他の時間軸を選定し続けて神聖時間軸を守り続ける。

この2択ということです。

ロキとシルヴィがカーンの話を完全に信じているわけではありません。

ただ、シルヴィは自分を含めてたくさんの人をゲームの駒のように使ったことを恨んでいるので殺したい。

ロキは彼の話が真実だったことを考えると、ここでカーンを殺してしまうと宇宙同士での大戦争が巻き起こってしまうため、シルヴィに少し話し合おうと提案します。

しかし、その間に分岐イベントが続々と発生し、早く決断しなければ取り返しのつかないことになってしまいます。

結局ロキとシルヴィは対立し戦いになり、結末はシルヴィがタイムパッドを使ってロキをTVA本部へと飛ばし、邪魔する者がいなくなったとところでカーンを剣で一突き。

これにより神聖時間軸から無数の分岐が発生、多くが取り返しのつかないレッドラインを超えたことで、マルチバースが誕生することとなりました。

ロキは愛するシルヴィとも別れ、最悪な結末を止められなかったことに後悔しますが、現状を把握しようとTVA分析官のメビウスと合流します。

今まであった話をし、迫りくる戦争へ備えなければいけないと訴えかけますが、メビウスからは「落ち着け、君は分析官だな?」と言われロキは戸惑います。

TVAの人たちと一緒に自分の他の変異体を捕まえようとしたりと分析官っぽい行動はしていましたが、ロキが分析官になったわけではありません。

建物の中央を見てみると、そこにはなかったはずの“カーン”の銅像が立っていました・・・。

ここで物語は終わります。

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