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【映画感想・レビュー】映画『私の中のあなた』姉を救うために生まれてきた少女の大きな決断

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映画『私の中のあなた』の作品情報

監督・脚本監督:ニック・カサヴェテス
脚本:ジェレミー・レヴェン
ニック・カサヴェテス
出演者キャメロン・ディアス
アビゲイル・ブレスリン
アレック・ボールドウィン
ジェイソン・パトリック
ソフィア・ヴァジリーヴァ
ジョーン・キューザック
トーマス・デッカー
ヘザー・ウォールクィスト
エヴァン・エリングソン
デヴィッド・ソーントン
ブレナン・ベイリー
エミリー・デシャネル
マシュー・バリー
アニー・ウッド
マーク・ジョンソン
ジェフリー・マークル
ニコール・マリー・レンツ
ジャンルドラマ
製作年2009年
製作国アメリカ
上映時間1時間50分
補足情報原題:My Sister’s Keeper

映画『私の中のあなた』のあらすじ・内容

ガン患者の姉・ケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)を救うためのドナー提供者として生まれてきた妹のアナ(アビゲイル・ブレスリン)。
ある日、母親のサラ(キャメロン・ディアス)の元へと一通の令状が届く。
その内容とは、姉への“腎臓提供を含むすべての医療処置を拒否する”というもので、アナが親にバレないよう一人で弁護士を雇い、実の両親を訴えたのだった。
医療処置を拒否すれば大好きな姉のケイトが死ぬとアナもわかっているはずなのに、一体なぜそんなことをしたのだろうか・・・。

映画『私の中のあなた』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

姉を救うために生まれてきた少女の大きな決断


姉を救うためのドナーとして生まれた妹が、“医療処置の拒否”のために両親を裁判で訴えるという話。

母親役のキャメロン・ディアスと白血病患者役のソフィア・ヴァジリーヴァ、それにドナー提供者で妹役のアビゲイル・ブレスリンの演技が素晴らしかった。

この話は2004年に出版された原作小説があり、その小説は1991年で起こったある論争をベースとしています。

ある論争とは、カリフォルニア州に住む夫婦が、白血病になった娘に骨髄移植をするドナーとして、子どもを新たにもうけたというもの

実話と映画と同じ点をざっくり話すと、少女が珍しい型の「白血病」を発症し、骨髄移植しかしか治療法がなかったが、家族にも一般提供者にも適合するドナーは見つからない。
両親はドナーとして子供を産むことを決断。
ここまでは映画と実話が同じ部分です。

ネタバレを含みますが、映画と実話との大きな違いは、「妹は腎臓をあげる必要がなかった」「それゆえに家族を訴えることもなかった」「妹からの骨髄移植によって姉は助かった」「兄のジェシーは放火をするほどの非行少年だった」という点です。

米国映画っぽく実話を大げさに改変した結果、“両親を訴える”という展開になってましたが、そのせいで家族それぞれの抱える思いや葛藤が中途半端にしか伝わらなかったなという印象。
裁判と言うくだりはなくして、もう少し家族5人の“心の内側”を丁寧に表現したパターンも観たかったなと思いました。
映画内では「実話を基にした物語」とは紹介されてなかったから、大げさに改変することが悪いことではないんだけどね・・・。

両親がやったことは倫理的、道徳的には許されないことなんだろうけど、自分が当事者として、親の立場になった時に、「新たに子供を産むことで、子供が一人救われるかもしれない」という可能性を完全に捨てることができるかというと答えは出せない。

現代でも、がん患者のためではないが、「障害を持つ子供を介護するために、もう一人子供を作る」ということは行われてるだろうから、そういったことも含めて色々と考えさせられる映画でした。