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【映画感想・レビュー】映画『殺人鬼から逃げる夜』耳が聴こえない恐怖

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映画『殺人鬼から逃げる夜』の作品情報

監督・脚本監督:クォン・オスン
脚本:クォン・オスン
出演者チン・ギジュ
ウィ・ハジュン
パク・フン
キル・ヘヨン
キム・ヘユン
ジャンルスリラー
製作年2020年
製作国韓国
上映時間1時間44分
補足情報原題:미드나이트
英題:Midnight

映画『殺人鬼から逃げる夜』のあらすじ・内容

ある日の夜、仕事から帰宅中の聴覚障害者のギョンミ(チン・ギジュ)は、人気がない薄暗い路地でお腹を刺された女の子を見つける。
事件現場を目撃してしまったギョンミは、近づいてきた犯人に気付かず殺されそうになるが、なんとかそこから逃げ出すことに成功する。
追いかけてくる犯人から必死に逃げ回るが、聴覚が不自由な彼女にとって犯人の足音が聴こえないというのは絶望的な状況だったーーー。

映画『殺人鬼から逃げる夜』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (3.5)

耳が聴こえない恐怖


聴覚障害者の人が殺人鬼に追われるという設定はハラハラして面白かったし、音が聞こえない緊張感があるスリラーを楽しめるけど、その演出が一番活きるのは最初の30分までで、それ以降は警察や軍隊の無能さに何回もイライラしたり、主人公と殺人鬼がずっと逃走中を繰り広げてるだけの映画という感じ。

全体的に演技もいいし、特に殺人鬼役の人の好青年とサイコパスな二面性を持つ表現が良かったんだけど、ストーリーはそんなに面白くない。
というか、これらの出来事を一晩で納めるにはちょっと無理があったんじゃないかなと思う。
せめて、数日に渡って犯人がジワジワと追い詰めて恐怖を与えていくという感じなら面白かったんだろうけど…。

ツッコミどころがたくさんあったのが気になった。
特に警察や軍人が無能で、聴覚障害者が慌てて何かを伝えようとしてるのにのん気過ぎ、目撃者になりすました犯人がなぜか血まみれなのにすぐに家に帰す、身分証や社会保障番号や手荷物検査も何もしない、服に血が付いて刃物を振り回す女の子に何も疑問を持たずにその子の兄と名乗る人物にみすみす引き渡す、犯人を銃で撃ったのにその後すぐに取り押さえないなど、ハラハラさせるための演出とは言えあまりにもアホ過ぎる。

犯人の人を殺す動機や行動も謎だったり中途半端で、ただのサイコパスと思いきやわざわざ殺した死体をそのままにして自ら警察に通報して状況説明などの対応をしたり、女の子を中途半端に刺して放置して別の人に見つかったり、その後に刺した女の子を車に連れ込むけど逃げられたり、スーツで一般人に紛れる時にカバンに無駄に包丁詰め込み過ぎだし、車の中の大量の服と死体を解体しそうな工具もなんだったのかわからないし、凶器がやたら古くて錆びてたけど連続殺人鬼ということの匂わせなのかよくわからないし、笑われたら怒り出すのもなんだったのだろうか。

あと、主人公と犯人が追いかけっこするシーン、主人公は裸足にも関わらず走るのが速そうな犯人を引きちぎるほどのスピードとスタミナにはビックリ。

せめて、陸上部やってたとかのエピソードを部屋に飾ってある写真でいいから表現して欲しかった。
それと、家に音に反応して点滅するライトがめちゃくちゃあったけど、なんか恐怖を煽る演出のために付けましたって感じがしてちょっと冷める。

元海兵隊で現警備会社に勤める男は、追いかけっこの時に先回りしようとするけど何回も見失ったり、余計に距離が離れたりするし、きっとスピードも体力もあるだろうから素直に追いかけた方が良かったよ。

というツッコミ満載の韓国のスリラー映画でした!