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『ギルティ』の作品情報
監督・脚本 | 監督:グスタフ・モーラー 脚本:エミール・ナイガード・アルベルトセン、グスタフ・モーラー |
ジャンル | サスペンス |
製作年 | 2018年 |
製作国 | デンマーク |
上映時間 | 1時間28分 |
補足情報 | 原題:Den skyldige 英題:The Guilty |
『ギルティ』のあらすじ
警察官のアスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)は、ある事件をきっかけに第一線を退き、一時的に緊急通報指令室のオペレーターとして勤務していた。
薬物によるパニックで電話をかけてきた男性、歓楽街で強盗に遭ったと主張する男性などの対応を終えると、ある一本の通報を受ける。
電話をしてきたのはイーベンという女性。
まるで自分の子供に話しかけるような口調の女性に、最初は間違い電話や酔っぱらいによると思ったアスガーだったが、
怯える声や会話の違和感から女性が何かしらの“事件”に巻き込まれたことを確信する。
女性の近くにいる犯人に気づかれないよう、電話越しに聞こえる微かな音を頼りに、事件を解決しようと試みるのだが・・・。
『ギルティ』の登場人物・キャスト
- ヤコブ・セーダーグレン
- イェシカ・ディナウエ
- ヨハン・オルセン
- オマール・シャガウィー
- ジェイコブ・ウルリク・ローマン
- ローラ・ブロ
『ギルティ』の感想・ネタバレ・評価
電話の音だけを頼りに誘拐事件に挑む
一人の女性からの「誘拐された」という電話をきっかけに、一人の演者が一つの部屋と電話だけで誘拐事件を解決しようとするワンシチュエーションサスペンス映画。
会話の90%以上が電話で、場面展開もほとんどない限られたシチュエーションと90分と短いながらも、最後まで息を飲む緊張感やスリルを味わうことのできる良質なサスペンス映画だった。
派手な演出なんてなくても映画は成り立つということを改めて思い知らされた。
主人公は電話越しでしか状況を把握できない分、何が起こっているのかは電話の声や電話から聞こえる周りの音を頼りに想像力を使って事件を解決しようとする。
自分はヘッドフォンでこの映画を観ていたのだが、それが主人公と同じように電話からの声と音だけで事件解決のヒントを探すような気分を味わえて臨場感がすごかった。
なので、この映画を観る際は、ぜひヘッドフォンを付けての視聴をおすすめします。
ネタバレになるのではっきりとは言えないが、善悪の思い込みの怖さがわかる作品だった
原題の『Den skyldige』も英題と邦題の『The Guilty(ザ・ギルティ)』も、「有罪」「犯人」といった意味になります。