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【映画感想・レビュー】映画『幼い依頼人』韓国で実際に起こった継母による児童虐待死亡事件を基にした衝撃の作品

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映画『幼い依頼人』の作品情報

監督・脚本監督:チャン・ギュソン
出演者イ・ドンフィ
チェ・ミョンビン
イ・ジュウォン
ユソン
コ・スヒ
ソ・ジョンヨン
ウォン・ヒョンジュン
イ・ナラ
イ・ジフン
チョン・ジュンウォン
イ・ヒョンギュン
イ・ロウン
イ・ボム
キム・ボヨン
チョ・トクヒョン
ジャンルサスペンス
製作年2019年
製作国韓国
上映時間1時間54分
補足情報原題:어린 의뢰인
英題:My First Client

映画『幼い依頼人』のあらすじ・内容

ロースクールを卒業し晴れて弁護士になったジョンヨプ(イ・ドンフィ)だったが、就職活動が上手くいかずに堕落した生活を送っていた。
その生活に痺れを切らした姉の勧めで、働くこととなった児童福祉館での勤務中、継母(ユソン)に虐待されていると訴える一人の女の子・ダビン(チェ・ミョンビン)と出会う。
そのことがきっかけで、ダビンは弟・ミンジュン(イ・ジュウォン)とともによく職場に訪れる様になる。
煩わしさを感じながらも、話を聞いたり食事や動物園に連れて行ったりと何かと姉弟のことを気にかけていた。
数日後、ソウルにある大手法律事務所に就職したジュンヨプは、姉弟とは連絡を取らずに仕事に没頭していた。
そんな中、ダビンが通う先生から一本の電話がかかってくる。
それは「ダビンが弟を殴って殺してしまった」という衝撃の内容だったーーー。

映画『幼い依頼人』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4.5)

韓国で実際に起こった継母による児童虐待死亡事件を基にした衝撃の作品


2013年に実際に韓国で起こった「漆谷継母児童虐待死亡事件」を基にしたサスペンス映画。
この事件は、韓国の児童虐待に関する法改正に大きな影響を与えたことでも知られている。

演出とはいえ、継母役のユソンの怪演も相まって、姉弟を虐待するシーン(特に弟を殴る蹴るを繰り返すところ)は目を覆いたくなるほどの衝撃で、子供がいない自分でさえかなり精神的にキツいものがあった。
なので、子供がいたり子供好きな人はちょっと覚悟しておいた方がいい(なんなら見ない方がいいまである)。

この衝撃の虐待シーンの前、主人公のジョンヨプが姉弟を色々なところに連れていくシーンがあるのだが、そこではBGMも軽快でコメディ映画さながらのポップさが前面に出ていて、「コメディドラマだっけ?」といった錯覚まで起きてしまうほどだった。
そのシーンがあったからか、虐待シーンがより際立って心をえぐる。

ネタバレになるからはっきりとは言えないが、この虐待シーンは後半にも出てくるので、見る場合はそこも気を付けておいてください。

映画の虐待シーンもきついかったけど、実話はもっとひどいもので

虐待は、お仕置きで食事抜きという比較的軽そうなものから

・洗濯機の中に入れられ回す

・浴槽の水に頭を突っ込み気絶させる

・ロープで縛って階段から突き落とす

・熱湯をかけられ火傷させる

といった、まさに鬼畜の所業と言った虐待が繰り返されていた。

他に映画と実話との相違点はいろいろあって
・映画では父親は虐待していなかったが、実話では父親も虐待していた

・映画では姉弟だったが、実際は姉妹で亡くなったのは妹

・子供は継母の連れ後の女の子が一人いて、その子は虐待されなかった
ということで、映画以上の凄惨な出来事が起こっていた。

ハッキリとは覚えていないが、日本でもある児童虐待死亡事件がきっかけで、警察と児童相談所の連携が強まったという話を耳にした気がする。
映画の事件のように、いまもどこかで幼い子供が虐待によって亡くなっているのかと思うと胸が痛くなる。

原題の『어린 의뢰인』は、前半の어린が若い、後半の의뢰인が依頼人と読むそうです。