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『ミッドナイト・ランナー』の作品情報
監督・脚本 | 監督:キム・ジュファン 脚本:キム・ジュファン |
ジャンル | アクション、コメディ、サスペンス |
製作年 | 2017年 |
製作国 | 韓国 |
上映時間 | 1時間48分 |
補足情報 | 原題:청년경찰(青年警察) 英題:Midnight Runners |
『ミッドナイト・ランナー』のあらすじ
警察大学に通う2年生、行動派のギジュン(パク・ソジュン)と頭脳派のヒヨル(カン・ハヌル)は親友だ。
ある日の夜、彼女を作るためにクラブへ行った帰り道、偶然にも女性が拉致される瞬間を目撃する。
学校で学んだとおりに警察に通報するが、警察は別の誘拐事件の捜査をしており、2人が目撃した事件をなかなか捜査しようとはしなかった。
女性が手遅れになる前に救い出そうと、少ない手掛かりを頼りに2人だけで独自に捜査を始めるが・・・。
『ミッドナイト・ランナー』の登場人物・キャスト
- パク・ソジュン(警察大学生:パク・ギジュン)
- カン・ハヌル(警察大学生:カン・ヒヨル)
- ソン・ドンイル(ヤン・ソンイル)
- パク・ハソン(イ・ジュヒ)
- ファン・チャンソン
- イ・ドヒョン
『ミッドナイト・ランナー』の感想・ネタバレ・評価
警察大生の2人が独自に誘拐事件を捜査する
警察大学に通う学生2人は、街で女性の拉致現場を目撃し警察に通報するが、他の誘拐事件の捜査が優先でなかなか警察が動いてくれないため、2人だけで独自に捜査を始めるアクションスリラーコメディ。
行動派のギジュンと頭脳派のヒヨルのタッグが最高で、見ごたえのあるアクションも何回も笑えるコメディも背筋が凍るようなスリラーも、色々なジャンルの内容がバランスよく楽しめる良い映画だった。
序盤の警察学校のシーンでは、ギジュンとヒヨルの出会いから警察学校での訓練生活を描きながら、韓国映画らしいコメディ要素多めで安心して楽しめる。
中盤では女性の拉致事件が発生し一気にサスペンススリラー的な展開へと行くと思われたが、コメディ要素を挟みながら、警察学校で学んだことを活かして愚直に捜査を進めたり、ちょっとしたお色気シーンがあったりと、徐々に事件の核心へと徐々に迫っていく感じが面白い。
クラブの女性に安月給とバカにされ警察官になることに対して迷いが生じてた二人だったが、誘拐された女性の知り合いに出会って、未来の警察官として信念に目覚めるシーンはグッと来るし、たまに誘拐した犯人側の視点が映し出されるが、そのシーンは完全にスリラー的な怖さがある。
終盤で犯人側の人間に接触してからは、コメディは忘れずにアクションやスリラー要素が多くなり、スピーディーながらも内容がギュッと詰まった濃い展開が存分に楽しめる。
若さゆえの勢いと強い覚悟を持って犯人たちと戦う2人の姿はカッコよく、アクションシーンは見ごたえがあった。
エンディング後に待っているラストシーンでは、思わず泣きそうになった。
ギジュンとヒヨルの熱い正義感や友情も、若さゆえの勢いがあるアクションシーンも、重たい内容を描くスリラーなシーンも、映画全体を通して楽しませてくれるコメディも、たくさんの魅力が詰まった良い映画でした。