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【映画感想・レビュー】映画『スーパーノヴァ』20年来のゲイカップルによる愛と喪失の物語

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映画『スーパーノヴァ』の作品情報

監督・脚本監督:ハリー・マックィーン
脚本:ハリー・マックィーン
出演者コリン・ファース
スタンリー・トゥッチ
ピッパ・ヘイウッド
ピーター・マックィーン
ニナ・マーリン
ジャンルドラマ、恋愛
製作年2020年
製作国イギリス
上映時間1時間35分
補足情報原題:Supernova

映画『スーパーノヴァ』のあらすじ・内容

ピアニストのサム(コリン・ファース)と作家のタスカー(スタンリー・トゥッチ)は、20年来のパートナーで幸せな日々を送っていた。
しかし、タスカーが2年前に認知症と診断され、その症状は日に日に悪化していた。
そんな中、2人はキャンピングカーで、思い出の地や友人たちを訪ねる旅へと出かける。
サムは、この旅が終わったら新しい家に引っ越し、タスカーとの貴重な時間をゆっくり過ごしたいと考えていた。
一方タスカーは、そんなサムとは違う別の未来を想い描いていたーーー。

映画『スーパーノヴァ』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

20年来のゲイカップルによる愛と喪失の物語


優しくも切ない20年来のゲイカップルによる愛と喪失の物語。

正直言うとストーリー自体は地味でシンプルだが、イギリスの自然や湖畔といった風景、ゆったりと流れる空気感、役者たちの素晴らしい演技が楽しめる良作。

序盤から感じる違和感、サムはこの旅が終わったら再スタートしよう!みたいな雰囲気に対し、タスカーはまるで最後の晩餐のような雰囲気を醸し出していて、2人の温度差に頭にはてなマークを浮かべながら見ていたが、それが現実となったので、演技の繊細さに驚いた。

認知症のタスカーの、愛する人に迷惑をかけたくない、あなたを忘れるのがつらい、それならいっそ死にたいという気持ちも理解できるし、一方のサムの、愛する人に忘れられるのはつらい、けどそれ以上にあなたがいなくなるのはもっと耐えられないという感情も理解できるので、「2人はどうすればいいのか?」という正解のない問いに対してすごくもどかしい気持ちになる。

映画の話とはちょっとだけズレるけど、認知症の症状を抑える抗認知症薬は合っても、認知症を治す薬は存在していないから、早く認知症を治す薬が出来ますようにと願うばかり。

原題で邦題でもある『Supernova(スーパーノヴァ)』は「超新星」という意味で、星が起こす大規模な爆発(超新星爆発)によって輝く天体のことです。
2人の愛の終着点を表しているかのようです。