【映画感想・レビュー】映画『sweep.』女子高生と喋らないギターの男

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映画『sweep.』の作品情報

監督・脚本監督:宮原拓也
出演者櫻井成美
畠山凌雅
ジャンルドラマ
製作年2019年
製作国日本
上映時間42分
補足情報

映画『sweep.』のあらすじ・内容

女子高生のアリサ(櫻井成美)は、友人のグループに馴染めず、母親とはケンカばかりで人間関係や将来のことで悩んでいた。
ある日、友人たちにそそのかされてギターを弾いてる男(畠山凌雅)に声を掛けたところ、その隙を狙って友人たちが男のギターを盗んでしまう。
罪悪感に襲われたアリサは、後日、一人でその男のもとにギターを返しに行くのだが・・・。

映画『sweep.』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (3.5)

女子高生と喋らないギターの男


悩み多き女子高生と一切喋らないギター男との謎の交流を描いたショートフィルム。

主演の女子高生が綺麗でギターの男は松田龍平っぽい雰囲気で店長は良い人。挿入歌やエンディングの曲も良くて、映画全体の雰囲気が心地いい。

4:3スクリーンサイズの映画は初めて見た気がするけど、ポートレート写真を見ている気持ちになる。
これは何の意味があるんだろう?横幅を狭めて余白を少なくすることで、人物の描写を引き立てているのかな?

主人公の女子高生が自分の気持ちをハッキリ言わないというのもあるけど、ギター男も一切喋らないので、映画全体のセリフは少なめ。
これも、役者の演技とか表情を際立たせたり、映像や音楽をじっくり感じさせる狙いがあるのだろうか。

セリフも説明も少なめなのに退屈だと思わなかったのは、映画全体の作りが上手だったんだと思います。

一緒にいた友人が人のギターを盗んだことから始まって、新しい人との交流や、馴染めないグループからの離脱、バイトと言う新しいことへの挑戦など、若者が自分の人生を一歩踏み出した感じが伝わってきてなんだか良かった。