映画『メイズ・ランナー』感想ネタバレ!あらすじ&キャストも紹介

映画『メイズ・ランナー』感想ネタバレ!あらすじ&キャストも紹介

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『メイズ・ランナー』の作品情報

監督・脚本監督:ウェス・ボール
脚本:ノア・オッペンハイム
ジャンルSF、スリラー
製作年2013年
製作国イギリス
上映時間1時間53分
補足情報原題:The Maze Runner

『メイズ・ランナー』のあらすじ

16歳の少年(ディラン・オブライエン)は、記憶喪失の状態でどこかへ移動中のエレベーターの中で目を覚ます。
状況がわからず混乱している間に最上層でエレベーターが止まり、そこで石造りの巨大な迷路(メイズ)に囲まれた中心部で暮らす大勢の少年たちと出会う。
彼らは少年と同じように記憶障害を持っていて、なぜここに連れて来られたのかもわからず、独自のコミュニティを形成しながら「ランナー」と呼ばれる人間が毎日メイズの中を走り回って出口を探していた。
メイズは朝に扉が開き、日没時には扉が閉まり、その後、迷宮内に謎の生物“グリーバー”が解き放たれ、内部が生き物のように動いて無数の形に姿を変えるせいで、3年以上も脱出の糸口が掴めずにいた。
そんなある日、傷ついた仲間を助けるために独断でメイズに入り込んだ少年・トーマスがメイズ攻略の手掛かりを掴むのだが・・・。

『メイズ・ランナー』のキャスト

  • ディラン・オブライエン(主人公:トーマス)
  • ウィル・ポールター(ギャリー)
  • カヤ・スコデラーリオ(テレサ)
  • パトリシア・クラークソン(エヴァ・ペイジ)
  • トーマス・サングスター(ニュート)
  • アムル・アミーン(村のボス:アルビー)
  • イ・ギホン(ランナーのボス:ミンホ)
  • ジェイコブ・ラティモア
  • クリス・シェフィールド
  • デクスター・ダーデン

『メイズ・ランナー』の感想・ネタバレ

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

の巨大な迷路(メイズ)の攻略に挑むSFサスペンススリラー


迷路で囲まれた土地に記憶を失った状態で運び込まれた少年が、元々暮らしていた住人たちと脱出のために謎の巨大な迷路(メイズ)の攻略に挑むSFサスペンススリラー。

不気味にそびえたち毎日構造をを変える巨大な迷路(メイズ)、人や物資を運んでくる謎のエレベーター、名前しか思い出せない記憶障害の少年たち、夜になると迷路内で動き出す謎の生物“グリーバー”など、ソリッドシチュエーションスリラーらしい設定の数々やその雰囲気の異様さに序盤から引き込まれます。

さらに、「この迷路はなんのために存在しているのか?」「なぜ少年たちはここに連れて来られたのか?」「なぜ名前しか思い出せないのか?」「グリーバーの存在理由とは?」など、疑問を頭に浮かべながら観るのも楽しいです。

歪に形を変えていくメイズから全速力で逃げるシーンも、グリーバーとの戦闘シーンも迫力があります。

オチについてもなんとなく予想できた部分もあったけど、その予想を裏切られた部分もあったり、3部作の第一作目ということもあって、謎を残しながら次が気になる終わり方をしているのも良かったです。

ただ、気になることはいくつかあって、タイトルの『メイズ・ランナー(原題はThe Maze Runner)』というサスペンススリラーなはずなのに、元々いた住人たちが脱出や謎解きにあまり積極的ではなかったり、ランナーの存在も薄いなと感じます。

ランナーはおそらく4人いるみたいで、ランナー以外は迷宮に入っていけないことになっていてちょっとした英雄扱いっぽいのに、まともに出てきたのはボスのミンホだけで他の3人がほぼ空気です。

もうちょっとランナーの人間に焦点を当てて迷宮の話を展開しても良かったのかなと思います。

あと、ランナー以外が迷宮に入ってはいけないという設定も謎です。

メイズは朝に扉が空いて夜に閉まり、その後、迷宮内でグリーバーがうろうろしながら形を変えるだけなので、扉が閉まる夜まではよほど遠くに行かなければ帰ってこれて安全なはずなのに、ほとんどの住人が迷宮内に入ったことがないのはいささか疑問です。

さらに、住人たちが迷宮内に入りたくないだけなのか、脱出を諦めているのかの心理描写もないので、この疑問がさらに深まってしまいました。

あと、住人たちは30人以上はいそうなのに、食糧のために大規模な農園があるとか、もしグリーバーが襲撃してきたときのために防衛用の建物を建設しているとかでもないので、メイズに入る以外することなくない?って感じます。

好奇心で多数の住人がメイズに入ったらグリーバーという化け物がいて、ほとんどの人間が脱出意欲を失うとか、グリーバーから逃げることができる身体能力の持つ者のみがランナーに選ばれたとかなら数々の疑問に納得はできるんですけど、そういうエピソードは特にありません。

それと、過去に何らかのトラブルで住人たちの殺し合いがあったみたいで、その話はいまのコミュニティができるまでやメイズについて言及するのに必要なエピソードだとは思うのですが、それについての言及が特にないのも物足りなかったです。
もしかしたら小説ではそういった細かい話は描かれていて、映画の尺的に削っただけかもし知れません。

謎があまり明らかになっていないので話としてはかなり消化不良ですが、いくつも展開がありテンポは良かったし雰囲気も不気味で良かったので映画としては面白かったですし、続編に期待したいと思います。

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