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『ミスト』の作品情報
監督・脚本 | 監督:フランク・ダラボン 脚本:フランク・ダラボン |
ジャンル | SF、ホラー |
製作年 | 2007年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 時間分 |
補足情報 | 原題:The Mist |
『ミスト』のあらすじ
アメリカ北東部・メイン州にある小さな町に、デヴィッド(トーマス・ジェーン)、妻のステファニー(ケリー・コリンズ・リンツ)、8歳の息子のビリー(ネイサン・ギャンブル)の3人家族が暮らしていた。
ある日の夜、激しい嵐が町を襲い地域一帯は停電、デヴィッドたちの自宅の窓やボート小屋も壊れてしまう。
デヴィッドと息子のビリーは、嵐で折れた木により車が壊れてしまった隣人のノートンとともに、食糧などの物資の調達のため地元のスーパーマーケットへと向かうことに。
その買い出しの途中、血だらけの男性が何者かに追われるようにスーパーへとやって来て、「霧の中にいる何かが男をさらった」と叫ぶ。
その直後、不自然なほどの巨大な霧が辺りを包み込み始め・・・。
『ミスト』のキャスト
- トーマス・ジェーン(デヴィッド・ドレイトン)
- マーシャ・ゲイ・ハーデン(ミセス・カーモディ)
- ローリー・ホールデン(アマンダ・ダンフリー)
- アンドレ・ブラウアー(ブレント・ノートン)
- トビー・ジョーンズ(オリー・ウィークス)
- ウィリアム・サドラー(ジム・グロンディン)
- ジェフリー・デマン(ダン・ミラー)
- フランシス・スターンハーゲン(アイリーン・レプラー)
- アレクサ・ダヴァロス(サリー)
- ネイサン・ギャンブル(ビリー・ドレイトン)
- クリス・オーウェン(ノーム)
- サム・ウィットワー(ウェイン・ジェサップ)
- ロバート・トレヴァイラー(バド・ブラウン)
- デヴィッド・ジェンセン(マイロン)
- ケリー・コリンズ・リンツ(ステファニー・ドレイトン)
- フアン・ガブリエル・パレハ
- メリッサ・マクブライド(家に子供を残してきた女性)
- アミン・ジョセフ(MP)
- ブライアン・リビー(バイカー)
- ジャクソン・ハースト
- ブランドン・オデル
- スーザン・メイラースタイン
- ウォルター・フォントルロイ
『ミスト』の感想・評価
謎の霧により人々が極限状態に陥っていくパニックホラー
異常な嵐の後に小さな町が霧に包まれ、その中に未知の生き物たちが発生し、霧と化け物にパニックになった人たちが極限状態に陥っていくパニックホラーで、スティーヴン・キングの小説が原作です。
現時点で記憶を消してもう一度観たい映画トップ10に入るくらい、ラストのオチはさすがスティーヴン・キングといった感じ。
15年以上前の作品なので、霧から出てくる未知の生き物のCGはちょっと安っぽいし、イカやクモやイナゴや小さいプテラノドンみたいな見た目の化け物が多く異形感が物足りない。
それでも、霧の中でぼんやりとした姿で出てきた何体かの化け物は明らかに現代では見られない造形だったので、そこで一気に気持ち悪さが出てきて良かった。
それに、先がまったく見えない霧に、現代の生き物とは思えない見た目の化け物たち、不特定多数の年齢も性別もバラバラな人たちがスーパーマーケットに集まったことで、パニックが加速していきどんどん人々がおかしくなっていく様子は見ていて面白い。
化け物たちの姿をこの目で見て現実を受け止める者、そんな彼らの主張をバカげてると一蹴し現状への適応ができない者、不安な人たちを宗教で扇動し味方に引き入れる者、そんな人たちにとりあえず流されて従う者。
それぞれの派閥に生まれた群集心理によって、様々な出来事が起きては物事は悪い方向に向かっていくので、SFホラー要素だけじゃなくパニックホラー要素もあるので最後まで楽しめる。
極限状態に陥った人たちがパニックになっていく様子がリアルで、化け物の怖さ以上に、人の怖さが際立っていた作品だった。