【感想・評価】映画『羊たちの沈黙』脳裏にこびりつく存在感を放つハンニバル・レクター博士【★4.5】

【感想・評価】映画『羊たちの沈黙』脳裏にこびりつく存在感を放つハンニバル・レクター博士【★4.5】

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『羊たちの沈黙』の作品情報

監督・脚本監督:ジョナサン・デミ
脚本:テッド・タリー
ジャンルサスペンス、クライム、スリラー
製作年1990年
製作国アメリカ
上映時間1時間58分
補足情報原題:The Silence of the Lambs

『羊たちの沈黙』のあらすじ

アメリカ各地で、皮を剥がれた若い女性の死体が川から見つかるという連続猟奇殺人事件「バッファロー・ビル事件」が発生していた。
FBI実習生の女性・クラリス(ジョディ・フォスター)は、事件解明のために監禁中の連続殺人犯たちの心理分析を始めた上司のクロフォード(スコット・グレン)から、ある命令が下される。
それは、天才的な精神科医で殺害した人間の肉や臓器を食べる猟奇的な連続殺人鬼“ハンニバル・レクター”という男に会い、犯人逮捕に繋がる有力な情報を得ることだった。
クラリスは自分の過去を語ることと引き換えに、レクターから事件の手掛かりを引き出していくが・・・。

『羊たちの沈黙』のキャスト

  • ジョディ・フォスター(クラリス・スターリング)
  • アンソニー・ホプキンス(ハンニバル・レクター)
  • スコット・グレン(ジャック・クロフォード)
  • テッド・レヴィン(バッファロー・ビル)
  • アンソニー・ヒールド(フレデリック・チルトン)
  • ケイシー・レモンズ(アーディリア・マップ)
  • ダイアン・ベイカー(ルース・マーティン)
  • ブルック・スミス(キャサリン・マーティン)
  • フランキー・フェイソン(バーニー)
  • ロジャー・コーマン(ヘイデン・バーク)
  • チャールズ・ネイピア
  • ジョージ・A・ロメロ
  • ポール・レイザー
  • ダン・バトラー

『羊たちの沈黙』の感想・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4.5)

脳裏にこびりつく存在感を放つハンニバル・レクター博士


FBI実習生の女性・クラリスが、女性を誘拐して皮を剥ぐ連続猟奇殺人事件の犯人を捕まえるため、元精神科医で同じく連続猟奇殺人事件を犯したハンニバル・レクターに協力を求めながら真相に迫っていくサスペンススリラー。

若い頃のジョディ・フォスターの美しさも魅力だけど、この映画の魅力はアンソニー・ホプキンス演じるハンニバル・レクターの怪演。

獄中のレクター博士にジョディ・フォスター演じるクラリスが初めて会うシーンのちょっと前、彼が収監されている精神病院の医師からレクター博士がどれくらいヤバいやつなのかを聞かされる。

そして、他のヤバい囚人たちを横目に奥の牢屋で待っていたのが、部屋の中心で静かに黙ってこちらを見ているレクター博士。

その立ち姿でも妙な気味悪さを感じるのに、話し声や話し方からも頭脳明晰で知的な感じが伝わり、一瞬で他の殺人犯とは一線を画す存在なんだろうなと感じてくる。

たまに自分が主人公になったかのようなカメラワークになり、レクター博士のすべてを見透かすような眼差しがこちらに向けられるシーンでは、他の映画ではあまり感じたことがないゾクゾク感があった。

物語の展開は、レクター博士は捜査に有力な情報を話し、交換条件としてクラリスは子供の頃などの過去を話す、というやり取りを何回か繰り返しながら犯人に迫っていくんだけど、最後までレクター博士の異常さが際立ち続けていた映画で、一度観たら一生このキャラクターを忘れないというくらい、アンソニー・ホプキンスの存在感が強かった。

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