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『幸せへのキセキ』の作品情報
監督・脚本 | 監督:キャメロン・クロウ 脚本:アライン・ブロッシュ・マッケンナ/キャメロン・クロウ |
ジャンル | ドラマ |
製作年 | 2011年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 2時間4分 |
補足情報 | 原題:We Bought a Zoo |
『幸せへのキセキ』のあらすじ
アメリカ・南カリフォルニア、数ヶ月前に愛する妻・キャサリン(ステファニー・ショスタク)を亡くしたベンジャミン・ミー(マット・デイモン)。
14歳の息子のディラン(コリン・フォード)は非行を繰り返したことで学校を退学になり、7歳の娘のロージー(マギー・エリザベス・ジョーンズ)はあまり笑わなくなってしまった。
ベンジャミン自身も、妻との思い出が詰まった街や景色を見るたびに悲しみが押し寄せてきて、家族全体が暗い雰囲気に包まれていた。
そんなある日、新たな人生をスタートさせようとベンジャミンとロージーが物件探しをしていると、田舎にあるとても大きな古い家を気に入る。
しかしそこは、閉演中の動物園付きという変わった物件で、物件を購入するためにはそこにいる動物の世話をするというのが条件だった。
それを聞いてベンジャミンはそこを諦めようとするが、ロージーが孔雀と楽しそうに遊んでいる姿を見て動物園を購入することを決意する。
そして、ずっと働いているスタッフたちと協力しながら、動物園の再建に向けて動き出すーーー。
『幸せへのキセキ』のキャスト
- マット・デイモン(ベンジャミン・ミー)
- コリン・フォード(息子:ディラン・ミー)
- マギー・エリザベス・ジョーンズ(娘:ロージー・ミー)
- スカーレット・ヨハンソン(ケリー・フォスター)
- トーマス・ヘイデン・チャーチ(兄:ダンカン・ミー)
- パトリック・フュジット(ロビン・ジョーンズ)
- エル・ファニング(リリー・ミスカ)
- ジョン・マイケル・ヒギンズ(ウォルター・フェリス)
- アンガス・マクファーデン(ピーター・マクレディ)
- カーラ・ギャロ(ロンダ・ブレア)
- J・B・スムーヴ(スティーヴンズ)
- ステファニー・ショスタク(キャサリン・ミー)
- マイケル・ペインズ
- キム・ホイットリー
- トッド・スタントン
- ピーター・リーガート
- ロベルト・モンテシーノス
- デシー・リディック
『幸せへのキセキ』の感想・評価
閉演中の動物園の立て直しと家族の絆を取り戻していく物語
妻を亡くした男が閉演中の動物園付きという変わった物件を購入し、動物園の立て直しと同時に家族との絆を取り戻してく実話を基にした物語。
イギリスに実在する『ダートムーア動物園』を2006年8月に購入し、2007年7月に再オープンさせたベンジャミン・ミーが、自身の体験をまとめた著書『We Bought a Zoo(私たちは動物園を買った)』が原作です。
主人公のベンジャミン・ミーが愛する人との別れの辛さを受け止めきれないまま、同じように悲しんでいる子供たちを何とかしようとする姿とか、悲しみが非行となって表れる息子、あまり笑わなくなってしまった幼い娘、不動産の明るい男とか、動物園のスタッフとか、色んなキャラクターの魅力や変化を楽しみながら、時には衝突し、時には希望に向かって前に進んでいく感じが純粋に楽しめる心地の良い映画。
ベタな展開だけど嫌味がなく落ち着いて観ていられるヒューマンドラマで、マット・デイモンが演じたベンジャミンの、悲しみを抱えながらもなんとか家族で前に進んで行こうとする力強さに勇気をもらえる。
息子のディランと娘のロージーの演技も可愛らしさも良かったし、動物たちがたくさん出てくるので動物好きとしてはシンプルに楽しい。
「お互い相手から言われたいことを言おう」ってセリフも良かったな~。
「こうして欲しかった!」とか「こういうことを言って欲しかった!」みたいに相手に求める自分の要望を強くぶつけるやり方じゃなくて、自分ごとにして優しく柔らかくお互いに本音を伝え合う方法なのが素敵だった。
物語を深く考えずに楽しめるし、勇気や元気をもらえる明るく楽しい映画でした。