【映画感想・レビュー】映画『ワンダー 君は太陽』相手を知りたかったら、やることは1つ

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映画『ワンダー 君は太陽』作品情報

監督・脚本監督:スティーヴン・チョボスキー
脚本:スティーヴ・コンラッド
出演者ジュリア・ロバーツ
ジェイコブ・トレンブレイ
オーウェン・ウィルソン
マンディ・パティンキン
ダヴィード・ディグス
イザベラ・ヴィドヴィッチ
ダニエル・ローズ・ラッセル
ナジ・ジーター
ノア・ジュプ
ミリー・デイビス
ブライス・ガイザー
エル・マッキノン
アリ・リーバート
ジャンルドラマ
製作年2017年
製作国アメリカ
上映時間時間分
補足情報原題:Wonder

映画『ワンダー 君は太陽』あらすじ・内容

先天性の病気(トリーチャーコリンズ症候群)により、生まれつき他の人とは少し違う顔をしていたオギー(ジェイコブ・トレンブレイ)。
27回の形成外科手術を受けて入退院を繰り返した後、幼い頃から自宅学習をしてきたが、小学5年生の年に初めて学校へ通うことになる。
しかし、そこでオギーを待っていたのは、周りからの好奇な目にクラスメイトからの差別やいじめだった。
何度もくじけそうになりながらも、必死に立ち向かうオギーの姿に、周囲の人々が徐々に変わり始めるーーー。

映画『ワンダー 君は太陽』感想・評価・レビュー

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (5)

相手を知りたかったら、やることは1つ。


先天性の病気(トリーチャーコリンズ症候群)を持つオギーが、小学5年生の年に初めて学校へ通うことになるが、そこでは好奇な目や差別がいじめが待ち受けていて、そういった様々な出来事を通してオギー自身や周りの人たちが徐々に変化していく・・・という話。

オギーはトリーチャーコリンズ症候群なんだろうけど、映画では明示されていないのは、この映画が病気への理解を促そうとしているわけではないことと、そういった表面的な情報だけでオギーがどんな人物かを判断して欲しくないってことなのかな。

とにかく、この映画はオギー自身にスポットを当てつつも、周囲の人たちにもスポットを当てていたところが良かった。

オギーの母親は、オギーの病院の付き添いや自宅学習に付きっ切りで、将来の夢を諦めている。
オギーの父親は、明るくユーモアがあり悩みがなさそうな感じだけど、ある出来事が起きた時には人一倍悲しんでいる。
オギーの姉のヴィアは、親からは真面目な良い子だと思われてるけど、本当はオギーに付きっ切りの両親に甘えたり悩みを言うことができないだけでヴィアだって誰も知らないところで悲しんだり悩んだりしている。
ヴィアの親友のミランダは、親が離婚していて、一緒に暮らしている母親はうつ状態で精神が不安定で、そんな状況から逃げ出すように自分を偽り始めたら、元の自分に戻れなくなって親友のヴィアと疎遠になってしまう。
オギーの親友のジャックは、本当はスポーツが有名な学校に行きたかったけど、家の経済的な状況により奨学金をもらった学校に通っていて、クラスメイトの前でつい一緒にオギーの悪口を言ったら、それを聞かれていてオギーと疎遠になってしまう。本当はずっと一緒にいたいくらいオギーが大好きなのに。
オギーをイジメてたジャスティンがやっていたことは最悪だけど、厳格な父と母に育てられたストレスを他者(オギー)にぶつけることで発散しているように見える。

誰もがみんな見た目や表での振る舞いと言った表面的な部分ではわからない悩みを抱えており、誰もがみんな何かと闘っているんだということがよく伝わる映画になっていて、映画全体に深みや奥行が出ていて良かった。

あとは、オギーが初めての学校で下を向きながら歩くシーンとか、オギーをバカにするやつらを無視してジャックがオギーと一緒にご飯を食べるシーンとか、同じくオギーをバカにする女の子たちに嫌気が差して彼と一緒にご飯を食べたサマーとか、オギーに付きっ切りの親を見て寂しさを感じるヴィアに寄り添うおばあちゃんとか、オギーを温かく受け入れたり、彼をイジメた子の親の身勝手な振る舞いには忽然とした対応をしながら、イジメた子供にも優しく寄り添っていた校長の姿とか、ところどころに泣くポイントがありましたね

ジョークも交えつつ重たくならないような構成、特にオギーの父親役のオーウェン・ウィルソンが映画全体にユーモアと理性をもたらしていて、それが程よいバランスを作り上げていたように感じました。
感動する映画だとは聞いてたし、別に泣きたかったわけでも、泣くためにこの映画を観始めたわけでもないけど、丁寧に作られたすごく良い映画でした。

『人の顔には印があるのよ。心は人の未来を示す地図で、顔は人の過去を示す地図なの。あなたは絶対に醜くないわ』
『人をいたわれ、みんなも闘ってる、相手を知りたかったら、やることは1つ、よく見ること』という2つの言葉は、一生胸に刻んでおきたいです。