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『スケート・キッチン』の作品情報
監督・脚本 | 監督:クリスタル・モーゼル 脚本:クリスタル・モーゼル |
ジャンル | ドラマ、スポーツ |
製作年 | 2018年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 1時間46分 |
補足情報 | 原題:Skate Kitchen |
『スケート・キッチン』のあらすじ
アメリカ・ニューヨークの郊外に住む10代の内気な少女カミーユ(レイチェル・ヴィンベルク)は、大好きなスケートボードの練習中にケガをしてしまい、それが原因で母親からスケートをやめるように言われてしまう。
しかし、夢中になっているスケートボードを諦めることができず、インスタグラムでフォローしている女性スケーター集団「スケート・キッチン」に会うため、ニューヨークへと行くことにーーー。
『スケート・キッチン』の登場人物・キャスト
- レイチェル・ヴィンベルク(カミーユ)
- デデ・ラヴレイス(ジャネイ)
- カブリーナ・アダムズ(ルビー)
- ニーナ・モラン(カート)
- ジュールス・ロレンゾ(エリザ)
- アジャニ・ラッセル(インディゴ)
- ブレン・ロレンゾ(クイン)
- ジェイデン・スミス(デヴォン)
- エリザベス・ロドリゲス(玲奈ータ)
- エマニュエル・バルコ
- トム・ブルーノ
- タデウス・ダニエルズ
- テイラー・グレイ
- ニコ・ヒラガ
『スケート・キッチン』の感想・ネタバレ・評価
スケートボードを通じて友情を育む青春ガールズムービー
内気な10代の女の子が大好きなスケートボードを通じて仲間と出会い、友情を育んだり衝突しながら少しずつ大人になっていく青春ガールズムービー。
女性スケーター集団「スケート・キッチン」は実際にニューヨークに存在するグループの名前で、メンバーのYouTube動画に「女性はスケートボードをするよりもキッチンにいるべきだ!」というコメントから、皮肉を込めて名付けられたもの。
そして、監督・脚本を務めるクリスタル・モーゼルが、地下鉄でグループのメンバー2人に出会ったことがきっかけで作られていて、グループの中心メンバーの7人が実際に映画に出演している。
もちろん彼女たちはプロの俳優ではないので、撮影前に8ヶ月の演技と即興のクラスを受講するという徹底ぶり。
プロの俳優にスケートを練習させるわけでもなく、スケートが出来るプロの俳優を集めたわけでもなく、スケートができる素人の女の子たちを集めて映画を作っている。
スケートがうまい子たちが集まっているので、練習場や街中で技を繰り広げたり颯爽と駆け抜けるシーンがとても魅力的で、スケートボードをやってことない自分でもかなり楽しめた。
映画を観る前は、内気な女の子が新しいスケート仲間と出会って、今までとは違う明るい人生を繰り広げる的な展開を想像してた。
実際はそういう魅力ももちろんありながらも、親とのケンカからの家出や、男の子との初めての恋、そして恋愛絡みでの仲間たちとの衝突など、思春期にありがちな悩みや問題を描きながら一人の女の子の成長を楽しめる映画だった。
ストリートらしい自由なファッションも、スケートシーンでの滑りも多彩なカメラワークも、若者特有の無鉄砲さというか無敵感みたいなものも、思春期の女の子がしそうな生々しいトークも、色んな魅力が詰まった素敵な青春ガールズムービーでした。