【映画感想・レビュー】映画『5時から7時の恋人カンケイ』自由奔放な人妻と真面目な青年による不倫の行方

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映画『5時から7時の恋人カンケイ』の作品情報

監督・脚本監督:ヴィクター・レヴィン
脚本:ヴィクター・レヴィン
出演者アントン・イェルチン
オリヴィア・サールビー
ベレニス・マーロウ
グレン・クローズ
エリック・ストルツ
フランク・ランジェラ
ランベール・ウィルソン
ダヴ・ティフェンバック
ジャンルドラマ
製作年2014年
製作国アメリカ
上映時間1時間35分
補足情報原題:5 to 7

映画『5時から7時の恋人カンケイ』のあらすじ・内容

売れない小説家志望のブライアン(アントン・イェルチン)は、気晴らしの散歩中に一人の女性に目を奪われる。
その女性の名前はアリエル(ベレニス・マーロウ)、容姿端麗で知的で大人の魅力溢れる彼女に、ブライアンは一瞬で恋に落ちてしまう。
勇気を出して彼女に話しかけたことがきっかけで、2人は毎週のように出会いを重ねるようになるが、彼女はフランス外交官の夫と2人の子供を持つ“既婚者”だったーーー。

映画『5時から7時の恋人カンケイ』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

自由奔放な人妻と真面目な青年による不倫の行方


ニューヨークが舞台の、フランス人の自由奔放な人妻とアメリカ人の真面目な青年による不倫を描いた作品。

ざっくり言えば不倫の話なんだけど、夫婦ともに浮気相手がいてお互いにそれを許しているのでドロドロ系ではなく、むしろ、純愛に見えてしまった。

音楽による演出が上手で場面場面を効果的に盛り上げていたのがとても良く、結末はとても切ない気持ちになるが、なんだかスッキリとする映画。
アメリカとフランスの文化の違いや価値観の違いも知れて面白い。

ブライアン役のアントン・イェルチンも良かったんだけど、アリエル役のベレニス・マーロウがすごく素敵で、不倫なのに綺麗な恋愛を見ているかのような錯覚に陥ってしまった。

2人の恋は不倫だから肯定はできないんだけど、人生とか恋愛ってタイミングによって出会いや結果が180度変わってくるもんだよな…となんだか考えさせられた。

原題の『5 to 7』は、フランス語で“5時から7時の関係”が不倫関係を意味することから名付けられたもの。
邦題の『5時から7時の恋人カンケイ』は、コメディっぽくも感じ、下品な感じにも見えるのがなんか嫌だ。
たぶん“関係”を“カンケイ”とカタカナに表記してることが原因かな?意味ありげな感じを出しているというか。
この映画は不倫しているんだけど、その中でも純愛を描いているので、この邦題はナンセンス、原題に付け足すなら「恋人関係」で良かったのにと思った。