この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
『13時間ベンガジの秘密の兵士』の作品情報
監督・脚本 | 監督:マイケル・ベイ 脚本:チャック・ホーガン、ミッチェル・ズックオフ |
ジャンル | 戦争、歴史 |
製作年 | 2016年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 2時間24分 |
補足情報 | 原題:13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi |
『13時間ベンガジの秘密の兵士』のあらすじ
2012年当時、世界にある294のアメリカ外交拠点の内、警戒レベルが“危機的”な危険地帯が12ヶ所存在し、その内の1ヶ所の北アフリカ・リビアのベンガジには、アメリカ領事館と秘密裏に設置されたCIA基地が存在していた。
そのCIA基地を守るのが、元軍人の精鋭5名で構成された民間軍事請負業者・GRS。
新たなメンバーとして、元ネイビーシールズのジャック(ジョン・クラシンスキー)が、GRSのリーダーで友人のロン(ジェームズ・バッジ・デール)から呼ばれてアメリカから赴任してくる。
GRSの存在に否定的なCIAチーフのボブ(デヴィッド・コスタビル)の下、日々トレーニングや任務をこなしていた。
2012年9月11日、リビア・ベンガジにあるアメリカ領事館を地元の武装集団が襲撃、駐リビア米国大使を含む3名が館内に逃げ込むが、事態は緊急を要していた。
手遅れになる前に助けに向かおうとするGRSのメンバーに対しチーフは待機命令を下すが、静止を振り切り領事館へと向かうーーー。
『13時間ベンガジの秘密の兵士』の登場人物・キャスト
- ジョン・クラシンスキー(ジャック・シルバ)
- ジェームズ・バッジ・デール(タイロン・ウッズ)
- パブロ・シュレイバー(クリス・パラント)
- デヴィッド・デンマン(デイヴ・ベントン)
- ドミニク・フムザ(ジョン・タイジェン)
- マックス・マーティーニ(マーク・ガイスト)
- アレクシア・バルリエ(ソナ・ジラーニ)
- トビー・スティーヴンス(グレン・ドハティ)
- デヴィッド・コスタビル(ボブ)
- エレクトラ・アナスタシ
『13時間ベンガジの秘密の兵士』の感想・ネタバレ・評価
リビア・ベンガジでアメリカ在外公館が襲撃された事件を実話を基に描く
2012年9月11日、北アフリカ・リビアのベンガジにあるアメリカ領事館とCIA基地が地元の武将集団に襲撃された事件を、実話を基に描いた戦争映画。
序盤から、道を塞ぐ反乱軍と銃を突きつけ合いながらの交渉、石油会社の重役の護衛任務、追跡して来る謎の車を振り切るためのカーチェイス、アメリカ領事館の手薄な警備への不安、アメリカ大使の内密訪問の情報漏れなどを描くことで、治安の悪さや周りが敵だらけというスリリングな状況が伝わってくる。
さらに、ベンガジでの何気ない日常や家族との会話を間に挟みながら話が進んでいくので、平和な生活との落差もあって徐々に緊張感が増してくる。
地元の武装集団がアメリカ領事館を襲撃してきてあっという間に制圧されてしまうシーンでは、数の暴力で押し込まれる緊迫感があるし、GRSがアメリカ大使たちを助けに行くとさらに戦闘が激しくなるし、見た目では現地の味方なのか敵なのかわからないハラハラもある。
領事館での戦闘が終わってなんとかCIA基地に戻った後は、嵐の前の静けさが少し訪れた後、すぐに大規模の武装集団が何度も間隔を空けて襲ってくるし、その間にCIA職員が色んな所に助けを要請するけど一向に助けが来る気配はないしで、一体この戦闘はいつまで続くんだろうという疲労感と恐怖感と緊張感がずっと続くので観てるだけなのに体力を削られる感じがする。
2時間半弱の長さで映画としては長い方だけど、序盤からずっとジワジワとした緊張感が続くし、武装集団との激しい銃撃戦のシーンは圧巻で、たまに行われるGRSメンバーと家族とのやり取りによって人間ドラマの要素があったりと、最後まで飽きさせない作りの良い実話映画でした。